せんのうえにまるをかきなさい | 悠太郎が綴る中学受験国語と、ときどきパパナス育児ブログ

悠太郎が綴る中学受験国語と、ときどきパパナス育児ブログ

中学受験と国語、まれに育児、ゆる~~く綴ります。

ひらがなタイトルですが、意味あり記事です

 

内容の都合上、ひらがなが一番適切だったので……


 

さて、

 

「せんのうえにまるをかきなさい」

 

という指示を、されたとします

 

ご覧の皆様、何をおかきになりますか??

 

頭の中で思い浮かべるもよし、実際にかいてみるもよし

 

「せんのうえにまる」というものが、どのようになるのか、考えてみてください

 

 

……

 

………

 

…………

 

……………

 

………………

 

…………………

 

……………………

 

………………………

 

…………………………

 

さて、いかがでしょうか

 

ちなみに、正解はないようにみえて、あるというパターンです

 

「せんのうえにまる」

 

と、わざわざひらがな表記した理由、お気づきですかね


 

回答例①

 

 

回答例②

 

  ○

1000

 

回答例③

 

  ○

____

 

回答例④

 

  ○

  千

 

などなど

 

「せん」を傍線と捉えるか、算用数字か、漢数字か

 

「うえに」を、「せん」に重ねるのか、重ねずにその上なのか

 

「まる」は、「○」なのか「丸」なのか、というのもあるでしょう

 

それぞれ、どう解釈したのかが、分かれ目です


 

正解、ないようで、ある、としましたが、では、何が正解かというと

 

その場次第

 

ということになります


 

もっと表現すると、

 

その時に最も適切なものが何か判断できることが望ましい

 

ということです


 

「傍線を見て。うん、それから、一行目を見て」

 

と指示すると、「どのページの一行目??」と生徒さんが言うことありますが……

 

(塾次第ですが、ページごとに一行目からとするところもあれば、累積行数を記すところもあります)


 

「せんのうえにまるをかきなさい」という指示、

 

これは、指示を出す側が

 

もっと詳細に、具体性がなければいけない、

 

なんてことを示すときによく取り上げられる例ですが、

 

どれが適切か判断を下す側、お子様がどれがふさわしいのか、判断する力を養う

 

という方向性を鍛えた方が、その後の学習効率がよくなります

 

また、詳細な指示を毎回出せば、その指示の度に1・2秒時間が失われ、授業テンポも悪くなります


 

今目の前で行っていることは何か

 

それに関連することはどれか


 

という判断を身につけた方が、今後の大きなプラスになります

 

……もちろん、その判断の仕方をまずは教える、ということが必要でしょう


 

「どのページの一行目?」という問いかけならば、

 

・ 傍線を見たことにより、ページが指定されたと見なした方がよい点

 

・ 多くの文章題では、傍線に近ければ近いほど、内容が関連している点

 

(つまり、まずは同じページが重要と言える点)

 

・ ページが異なるならば、その指示を出すくらいの丁寧さをこちらがもっている点

 

それらを伝えていくことで、他に活かせる取捨選択ができるようになっていきます


 

乱暴な論ですが、成績が上位のお子様ほど、こちらの指示内容を汲んでくれます

 

上位だから汲むことが可能、ということより

 

汲むことが可能だから上位に位置する、と思えます



 

最初からは、おそらくは、無理です

 

スタート段階においては、丁寧な指示が必要です

 

また、試行錯誤も必要でしょう


 

……気長に、挑戦すること、強くお勧めします





 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

いえ、前述のように、

 

指示を出す側が考えて、というものが、

 

一番正しい?というか、適切な解釈の例題です

 

 

ただ、、お子様も、これから何年も

 

「先生」と呼ばれる人間に、何十人からも教えを受けることでしょう

 

ならば、「先生」というものの当たり外れに還元するのでなく、

 

お子様ご自身の、勉強力といいますか、

 

関連性を見出す、能動的な学習姿勢を持った方が、

 

手っ取り早いかと……

 

それは、それで、大変なのは、重々承知ですが、

 

「生徒」歴が、学年と同じ年数なので、

 

少しでも、「生徒」歴に合わせて、成長してくださると、

 

うれしいのです

 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

中学校受験ランキング