後期になり、何度となく、使うであろうこのセリフ
なんのことかと申しますと、
「志望校をあきらめた方がいいのでしょうか」
「うちの子には無理なんでしょうか」
「過去問の点数がとれないです」
などなどなどなどなどなど……
それらに対する、私の返答です
……いや、中にはズバッと「非常に厳しいです」とお伝えする場合もありますよ?
(この表現を「ズバッと」と、解釈されない方もたまにいらっしゃいますが……)
そういう場合は、だいたい偏差値が、志望校のそれと20以上離れていたりする場合ですけれど……
さてさて、ちょっと整理してみます
志望校の変更の発言が親御様から零れることがあります
その発言の背景は、いくつかありますが、ちょっと大雑把にまとめますと、
① お子様の学習姿勢に必死さが見れれない
② テスト結果が思わしくない
③ 過去問の点数が思わしくない
④ (親御様が、特にお母様が)…疲れてしまった(ので、楽になりたい)
というものに、分類されますでしょうか
さてさて、上記の内容を、詳しく見てみますと
① お子様の学習姿勢に必死さが見られない
ええ、これが一番多いでしょうか
親に隠れて漫画を読んだり、宿題をさぼりがちだったり……
志望校へのこだわりが、お子様の様子から感じられず、口では「行きたい」「合格したい」と強く言う……
じゃあ勉強するかと言えば、そうでもなく……
② テスト結果が思わしくない
偏差値だけでなく、合格率、合格圏内、という数値もテスト結果に掲載されます
それを見て、やっぱりダメだ、とお感じになることも
③ 過去問の点数が思わしくない
実際の入試問題で点数が取れない……
もうダメだ、と悲観されることに……
④ (親御様が、特にお母様が)……疲れてしまった(ので、楽になりたい)
(省略)
ということでしょうか
それぞれに関して、手短に、少々
①について
どのお子さんもそういうものだ、とお考えください
その中で、どのように勉強できる・勉強に向かえる環境を作るかが、親御様の課題です
手段を問わねば、いくつも策はあります
・ 集団塾以外の時間を、個別に丸投げ
・ 娯楽のものを、すべて捨て去る(と見せかけて、御実家に送って、受験後送り返してもらう)
など、いろいろとあるでしょう
「子ども自身が受験に向き合わなくては、学習とは言えない」
と、おっしゃることも、よくわかります
しかし、残り時間が着々と迫ってきています
理想論では、片付かない部分がどうしてもあります
お子様の意思か、親御様の意志か、どちらが契機かはわかりませんが、
残り100日程度で終わるものです
これまで学習した成果を、いずれかの学校の合格、という形で実らせる、ということを、お子様には是非経験してほしいです
現状での御不満があるのはわかりますが、後々お子様が手にする喜び、達成感との引き換えとお考えください
受験を通して大人になってほしい、ということは、講師側も思うところですが、すべてお子様任せは難しいです
大人がお膳立てする部分が少なからず、あるいは大部分あります
誘惑の芽を摘む、そして、学習の時間を管理する
(それに付随して、飴と鞭も)
あと少し、親御様がお手伝いなさるのは、致し方ないと考えます
②について
志望校と、塾内テストの傾向は、隔たりがあります
ならば、その結果を重要視する時期ではないかと考えます
テストは、あくまで弱点を見つけるものです
6年後期は、どの塾も実力テストとも言えるものでしょう
その実力で、不足している部分が突きつけられる、というのは確かに大変です
しかし、入試前に弱点に気付けてよかった、と思えるくらいどっしりと構えてください
③について
②とある意味同様です
②で、傾向が違うから重視しなくてよい、ならば傾向が同じ、というかそのものならば、重視するべきではないのか
というお声が聞こえてきそうですが……
合格最低点とは、あと100日以上がんばった、お子様の2月1日時点での結果です
お子様は、残りの期間何もしない、ということはないでしょう
ならば、そのお時間を使って、いかに差を埋めていくのかが、カギです
傾向を知り、対策を行う
そのお時間が100日以上残っています
その時間をどのように使うのか、それを考えるべきです
④について
…
……
………
…………
……………
………………
あきらめてしまうのも、ありだと思いますよ?
①と正対する内容になってしまうかもしれませんが……
親御様の努力を、お子様から見たら、
「親が勉強しろって言ってやってんのに、なんで感謝しなくちゃいけないんだよ」
というお考えを持つこともあるでしょう
20年くらい前、某最上位進学校の学校裏サイトで、その種の書き込みを見たことがあります
(現在はそのサイトはありません)
親御様がどれほどがんばっている、ということを、12歳のお子様ではそれほどわかりません
(また、そのがんばりが、お子様に適切なものなのか、という判断も私にはできません)
お子様の反抗と、伸び悩む成績と、周囲との比較と、非協力的な家族と、それらに伴う親御様ご自身のストレスと……
イヤになることもあるでしょう
残り100日を、100日もある、と逆に意味で長くあるとお感じになることもあるでしょう
耐えきれない、というお気持ちを抱いても、おかしくはありません
強いて申すことがあるとすれば、
あきらめる、という手段をとる前に、あと少し、やれることはないでしょうか
ご自身以外の、お子様や御家族にやってほしいこと、ではなく、お目通しなさっている方が、やれることです
お子様と、勉強から離れた会話を増やす
あるいは、ご自身がこういう思いがある、ということを、お子様にお伝えする
反対するでなく、非協力的な御家族ならば、御自身の思いを改めてお伝えする
あるいは、お子様が、御家族がどのように考えてらっしゃるのか、聞いてみる
勉強面では、何か手薄になっている部分はないでしょうか
いたずらに難しい問題ばかりを追い、基礎基本を疎かにしていないでしょうか
集団塾の先生に御相談するもよし、個別の先生に新たにお願いして、弱点を洗い出すもよいでしょう
残りのお時間から、現状はこういうものを行った方がよい、ということを逆算するのも良いでしょう
眼前にあるもののみに囚われると、どうしたらいいのか、わからなくなることがあります
同様に、眼前にあるものを見ないようにする、ということに関しても、ですが……
お子様、あるいは親御様の努力が、方向性を見失っている、あるいは、方向性が間違っている
いずれの場合も、プラスのものを招くことは難しいです
ならば、お子様を見守る立場にある方が、それに気付き、修正していくしかないです
上記の「やれること」は、あくまで一例です
どのような部分で悩み、お疲れになっているのか、個人差が大きいので、一概に申せませんが、
一応の例として、提示しました
子どもが受験をしたいと言ったのだから、子ども自身が努力をするべきだ
家族なのだから、もっと協力してもいい
道理から言えば、そうですねその通りです、ということになるのですが、
それがまかり通らないのが大変なところ……
ならば、誰かが、進んで折れなくてはいけない、ということが必要かもしれません
……失礼、長くなりました
そんなわけで、どうでしょう?
残りの期間、これまで通りに、あるいはこれまでと違うスタンスで、がんばってみてほしい、というのが、この業界に携わる者の思いだったりします
お目汚し失礼をば
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