楽しくないゲーム
皆さんこんばんは。暑さも落ち着いてきましたね。今日は、私が学んでいる交流分析の『ゲーム』について書こうと思います。ゲームって聞くと、テレビゲームなど楽しいものを想像されるかもしれませんが、交流分析での『ゲーム』は楽しいものではなく、不快なものです。『ゲーム』とは、他者と繰り返される最終的に不快なやり取りです。一言でお伝えしても全く分かりませんね。・何度も何度も遅刻をして怒られる。・様々な仕事を引き受けて、対応しきれなくなり周囲に迷惑をかけてしまう。・質問に対して答えても「はい、でも」と全ての答えに同意しなくてトラブルになる。事例のやり取りでご説明します。Ａ：就職はどんな仕事が良いかな？Ｂ：君なら営業があってるんじゃないかな。Ａ：そうだよね、営業も良いよね。でも、ノルマが大変そうだし。Ｂ：事務はどう？Ａ：事務も良いね。でも、座りっぱなしは辛いよね。Ｂ：現場作業は？Ａ：身体を動かせるから良いよね。でも、夏は暑いよね。Ｂ：結局、お前は何がやりたいんだよっ！(怒)Ａ：・・・。Ｂ：・・・。Ａさんの質問に対して、Ｂさんは何とかしてあげようといくつかの答えを伝えましたが、Ａさんはことごとく否定しています。このやり取りが続いたので、ＢさんはイライラしてついにＡさんを怒ってしまいました。最終的にお互いが不快な感情を感じています。それなのにまた同じようなやり取りを繰り返し行ってしまうのです。この『ゲーム』には、それを行う理由や最終的にお互いが不快になる等の法則性があります。今回はまずこの『ゲーム』というやり取りがある事を知る事で、それに気づけるようになりましょう。『ゲーム』に気づけるようになれれば、その不快なやり取りから回避する事も可能になります。何度も最終的に嫌な気持ちになるのに、「またやっちゃった！」というようなやり取りはありませんか？もしかしたら、それは『ゲーム』かもしれません。その不快なやり取りをしている最中に気づけなくても振り返った後に「あの時のやり取りは『ゲーム』だったかも」と気づくだけでも、気持ちが大きく変わってきます。「あの時はごめんね」とフォローを入れることも可能になります。『ゲーム』という不快なやり取りを行っていないか振り返ってみると良いかもしれません。本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
