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カウンセリング事例1−5 

こころの水先案内様

 

 中学は行くことが、かなりキツくなり遅刻気味でした。


 家の家業は、精密旋盤加工をしています。

 

 親父は休み無く、内職ぽっく仕事をしていました。

 殆ど家内工業ですね。

 稼ぎは悪かったと思います。

 でも休みなく働くことに生きがいを感じているみたいです。

 

 でも今思うと稼げなかったのかなと思います。

 うちは相当貧乏だったのかなと。

 若ころは仕事が上手くいかないと僕に八つ当たりをしました。

 

 親父は旅行に行くことがえらく腰が重い。

 特に泊まりがけは大嫌いで、かなり遠いところでも日帰りにしました。

 

「俺がダメと言ったらダメ、日帰りでいい」と言ってました。

 

 僕は小学校の時にこんな親父のせいで夏休みの絵日記が書けないこが本当に辛かった。

 

 どこの家でも色々なところに行くのに、うちは何処にも連れて行ってもらえない。

 

 僕の絵日記はいつも夢の話が多かったかな。

 それでクラスの皆からバカにされた。

 

 でも、仕事絡みの時の親父は話が違います。

 取引先の人との旅行は行っていました。

 家族旅行は行かないのに。

 

 母親も呆れていました。

 家のことは殆ど考えていない。

 兎に角期限が悪いと怒鳴り散らす。

 姉も殆ど親父とは家にいるのに顔も合わせない。

 

 中学時代の僕のイジメのことは親父は無視していました。

 というよりも僕のことは全く無視です。

 

 こんなことがあって、高校生くらいからは殆ど親父とは口を聞かなくなりました。

 

 姉も母親も皆んな、こんな親父に我慢をしています。

 妹だけはちょっと違うかな。

 親父に可愛がられています。

 イジメにあったときの気持ちは何で俺が、ふざけるなと思いました。

 

 何で俺なのと思う気持ちがずっとありました。

 今の職場でも。

 中学時代の先生は大嫌いでした。

 特に担任。

 

 先生もクラスの奴らも僕には敵でした。

 

 学校というところはイジメられている僕なんかフォローはしてくれないんだと思いました。

 

 それがすごく許せなかった。

 

 今も、意地はって元気だと思わせるために中学の担任には毎年、年賀状を出しています。

 

 あの時のイジメられ子はこんなに立派になているぞと。

 

 実は立派ではないのですけど。

 

 色々、雑多に書きました。

 
 

 

〇〇様


 だいぶ、ご家庭で無理をしている感じですね。お姉様もお母様もそんな感じなのでしょうか?


 今現在、お母様やお姉様はあなたにどんな感じを抱いているのかな?例えば早い乗り物に乗れないことやパニック障害と言われたことなどに。

 

 お父様は文面からすると無視でしょうか。


 いじめに関することはご自身でかなり客観的に見られている様なので、「何故、俺ががいじめられなければいけないのか」と感じていたのですね。


 家のこと、学校でのこと、大きなマイナス要因ではありますが、あなたは少しだけ強い心を持っています。

 

 父親に対する反抗や担任に年賀状で見栄をはってまでして元気を装うこと。

 

 此の点は自分の不満を外に出しています。

 

 これがもっと完全に強い心を持っていると、恐らく家庭を飛び出して自活するのかもしれません。

 

 でも少しだけと言ったのは多くの不満は外に出して解決はできていません。

 例えば中学校の教師を見返してやると言う気持ち。
 
 お父様のこと、実は私にはよく分かります。実際、私の親父も自営でそんな感じでした。

 

 小学校の絵日記をいうのが苦手。

 

 母の実家に一年に一回以外は何処にも連れて行ってくれないので、日記には昨日はこんな夢を見たとかこんなTVを見たとか書いて担任にバカにされたものです。

 

 あなたと同じで思わず失笑してしましました。

 

 皆んな絵日記には泣かされますね。

 

 本当は絵日記も遊びに行ったことだけを書くのではないのだけど、小学校の担任に書き方を教えてもらっていなかったのかな。

 

 また、仕事が立て込むとよく殴られましたね。

 これ似ています。
 
 今回、教えていただきたいことは


 ・今現在のあなたの状況を母親や姉はどう思っているだろうか?


 ・あなたは家族からどんな形で今の状態をサポートされているのか?


 ・あなたの長所・短所をできるだけ羅列して


 ・差し支えなければ、あなたには彼女がいるか?


 ・今回の私とのやりとりを通してどんなことを感じたか?

PS:こんな感じでやり取りが進められます。今やている事、次回への質問はあなたの過去の心のお掃除をするための方法です。

 

 本当はそんなことよりも速度が早い乗り物に乗りたい、早くこの不安を解決してと思っているかもしれませんが。

 

 でもあせてはいけません。

 今はあなたは一人でがありません。

 

 一緒にこれからもやって行きましょう。

 

 それではまた!

こころの水先案内

 

こんな形で〇〇様とのお付き合いがなされました。

現在もこのお付き合いは1ヶ月契約で継続中です。

この「カウンセリング事例」は次回1−6を持って終了します。

 

最終回、どの様にして早い乗り物を

彼が克服することができたかをお伝えする予定です。

 

乞うご期待!

1−6に続く

 

本日も私を見つけて下さってありがとうございます。

 

 

こころの水先案内

kokoronomizusaki@gmail.com