大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
カウンセリングでは、クライアントの嫌っているものが、話の焦点になったり、問題解決のカギになることがあります。
カウンセリングの一部の流派によっては、そうしたクライアントが嫌いなものの話を避けることもあるようです。
しかし、そのテーマがクライアントによって持ち込まれたのなら、カウンセリングで扱う必要があります。
では、クライアントの嫌っているものを、カウンセリングでどのように取り扱えばいいのでしょうか?
昔、私が会社員だった頃、「月曜日は嫌いだ」という男性の同僚がいました。
他の同僚も、おおむねこの意見に同意していました。
「たしかに、月曜日が好きかって言われれば、好きって言えないね。」
という感じです。
会社での雑談ならここで終わりです。
しかし、カウンセリングなら、たとえばこんなふうに進みます。
「では逆に、月曜日は、あなたのことをどう思っているんでしょうね?」
※カバンの英文の日本語訳:月曜日も君のこと嫌ってる
さきほど、カウンセリングの一つの進め方として、
「クライアントが嫌っているものが、クライアントをどう思っているか?」
というものをご紹介しました。
・月曜日もクライアントのことを嫌っているかもしれません
・月曜日はクライアントのことを好きかもしれません
・月曜日はクライアントのことを好きでも嫌いでもないかもしれません
・月曜日はクライアントのことを気にも留めていないかもしれません
いずれにせよ、こうした取り組みにより、クライアントが、これまで嫌いなものとどのように関わってきたのかが見えてきます。
それを踏まえて、クライアントが、これから嫌いなものとどのような関係を築いていくことができるかを見ていくことができます。
このようなカウンセリングを通して、クライアントは、これまで嫌っていたものが、さほど気にならないものに変化していく可能性もあります。
ここまでは、月曜日という抽象的なものを例にして、クライアントの嫌いなものを、どのようにカウンセリングで取り上げていくかをお伝えしてきました。
ここからは、クライアントが、組織、人物などを嫌っている時のお話をします。
クライアントが、「前の会社が嫌い」、「母が大嫌い」とか、「元彼を今でも憎んでいる」という時に、思い出していただきたいことです。
それは、その嫌う、憎むは、クライアントが、相手と関り続けたいという思いを持っていることを示す可能性があるということです。
人間は、生まれてから死ぬまで、たくさんの人と出会います。
その中で良き人物と良い関係を築いたケースも多くありますが、中には不快な人々とも出会うこともあるものです。
しかし、その不快な人々を一人残らず覚えていて、一人残らず毎日嫌悪と憎悪の感情を向けているという方はおられないでしょう。
限られた一生の時間、限られた一日の時間を快適に過ごしたいなら、選べるなら快適な状態を選択して過ごすのが、生きる智慧というものです。
じゃあなぜ、嫌ったり憎んだりするのでしょうか?
それは、わざわざ嫌ったり、憎んだりすることで、クライアントは相手と関わろうとしていることがあるのです。
「なぜ不快な相手と関わりたいのだろう?」
そんな疑問が湧いてくると思います。
このような謎解きが、カウンセリングの道筋になるのです。
クライアントが嫌っているものは、このようにカウンセリングを進めるカギになることが多々あります。
これからカウンセラーを目指す方は、「クライアントが嫌っているもの」の、カウンセリングでの対応方法をいくつも訓練していただけたらと思います。
対応方法は、今日ご紹介した以外にもたくさんあります。
開業までに、対応方法をまとめてみることをおすすめします。
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