アメリカの介護から見えること | Shinya Kondo Official Blog 『ココログ』

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先日は世界有数の在宅介護事業者である
ライトアッットホーム社の創業者アレン・ヘイガーが語る
「アメリカ介護最前線を知る」というセミナーに参加してきました。

アメリカでも同様に高齢化社会が進んでいるようです。
顧客のニーズを探り、ニーズを叶え続けることで発展してきた会社で、
日本でのマスターフランチャイズを探しているとのことでした。

アメリカでも、日本でも介護における本質的なニーズは大きくは変わらない。
そんな話もされていました。

さて、数ある話の中でも気になったのが、アメリカの介護の現状。

日本同様の様相です。

①介護者の介護時間と精神状態

・家族の世話をする介護人は、週平均20時間介護に費やしている。
 そのうち13%は週に40時間介護に費やしている。
・家族の世話をする介護人のうち、40~70%が明らかなうつ病の症状を発生している。
 そのうちの25~50%が重度のうつ病の判断基準を満たしている。

②介護者のキャリア(仕事)

・18歳以上の家族を世話する介護人の73%が、介護をする一方、現在働いているか、以前働いていたことがある。
・そのうちの66%が、出勤時間が遅れる、仕事を辞めざる得ないなど、仕事面で何らかの調整が迫られている。
・また5人に1人が、休職せざる得ない状況に追い込まれている

やはり、介護を取り巻く問題は全世界的です。

介護とどう付き合うのか?介護と家族の距離感は?介護する家族はどうすべきか?

ここに答えはなくしっかりと自分の中でまずは考えをまとめ、
家族と共有し、自分たちの答えを見つけ出すことが必要でしょう。

その助けとなれる存在であろうと改めて思います。