高島易斷 地沢臨 上六の易占 | 心の経営コンサルタント(中小企業診断士) 日本の心(古典)研究者 白倉信司

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上六

上六。敦臨。吉无咎。

○上六。敦臨(とんりん)す。吉(きつ)。咎(とが)なし。

柔順正位で臨・坤の極点に居る上六は、六五の德風に包まれて下々に篤実(とくじつ)に臨(のぞ)み、民を思いやること窮(きわ)まりなく、民を包容すること限りない。幸を得る。誰からも咎められない。

象曰、敦臨之吉、志在内也。

○敦臨(とんりん)の吉は、志(こころざし)内(うち)に在(あ)るなり。

幸を得るのは、上六が国政の安定を強く願っているからである。

(占)至誠の心で事を成し遂げようとするので、為し遂げようとしている事業が志半ばで終ったとしても、必ずその事業を受け継ぐ者があって、遂には成就するであろう。

○忠臣が事に臨んで、君主のために力を尽くし、身命をも惜しまない時である。

○貴い人が卑しい家に帰ってくる(臨む)時である。

○人々を救うために、資産や財産を費やすべき時である。

○老人が西方にある浄土に行きたいと願う時である。

(占例)ある友人がやって来て、身上を占ってほしいと請うので、筮したところ、臨の上爻が出たのである。

易斷は次のような判断であった。

臨の卦は、希望することがあるから「臨む」と云う。

今回占って上爻が出たので、必ずしも自分の希望を叶えようとは思っていない時である。大体、人間というものは希望することがあるものである。これは人情の常である。

けれども、上爻は、人生は「任重くして道遠い」ことを知っている。今、貴方は、「重い任務を背負って遠くまで行こうとするのが人の一生であるが、急いではならない」という古語を実行しようとしている。その古語の云う通りに志を貫こうとすれば、遂には志を成し遂げることができるであろう。

貴方は思慮深いので、このような易占が示されたのであろう。

この易占を聞いて、その友人は次のように言った。

「他人に心が有るから、自分はこのようでありたいと思う」という詩があるが、誠に先生のおっしゃる通りです」と。

深く感謝して帰って行ったのである。

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