無人惑星サヴァイヴ | 徒然なるままに

徒然なるままに

主に趣味語り

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 【スタッフ】
 監督:矢野雄一郎
 シリーズ構成:米村正二
 キャラクターデザイン:滝口禎一
 音楽:羽毛田丈史
 アニメーション制作:マッド・ハウス ほか
 【キャスト】
 ルナ/岩居由希子
 チャコ/小飯塚貴世江
 メノリ/安藤麻吹
 シャアラ/木下菜穂子
 ハワード/石田彰
 シンゴ/皆川純子
 カオル/真殿光昭
 ベル/高瀬右光
 アダム/奥島和美

 全52話


かれこれ12年くらい前のアニメでしょうかね
NHKで放送していましたやつです。
いやNHKのアニメはいいですな。

あらすじとしては宇宙開発技術が発達して惑星間を旅行できるようになったり、子供達を募って宇宙飛行士の訓練をしたりする時代です。
ルナたち一行は修学旅行に惑星探索に行くはずが重力嵐に巻き込まれ無人島ならぬ無人惑星に遭難しそこでサバイバルを余儀なくされる感じです。

久しぶりに真剣にアニメを見ました

最遊記は声優陣が神がかっているのと、出てくる男たちの生き様がかっこよすぎるので時に捏造を挟みながらギャグ回では大笑いし、シリアス回では悶えている感じです。

サヴァイヴはというと真剣に話にのめり込んでハラハラしたりホッとしたりと純粋にアニメーションを楽しんでると言いますか、リアルタイムで見ていた時となんら変わらぬ気持ちで見てると言いますか。
主人公補正で死ぬはずがないと分かっていても彼らのピンチにドキドキしてしまいますし家が無事出来たらおぉーっと感動しますしケンカしたら悲しいです。いい年して何してんだ。

ただ当時小学生にだった私には難しくて意味が分からなかったところや退屈だと感じていた部分がなんとなく解消されていて自分も大人になったと感じます。
あとはあれだ。自分の中で石田彰至上もっともイラッとするハワードさんですら途中から愛しいと感じるところでも自分が大人になったことを感じますね。心が広くなったとでも言いますか。

最遊記もですけど、サヴァイヴにも嫌いなキャラはあんまりいませんね。
最遊記に関しては清一色もヘイゼルも含めて丸ごと好きですよ。
サヴァイヴにも敵キャラはいるし、ハワードやアダムには少々...いや多少イラッとすることもありますが、嫌いではないです。
そうなってくると嫌いの定義も分からなくなってきますけどね。

無人惑星でサバイバルという三蔵一行もびっくりするような壮大な話ですが、紐解けば少年少女の成長物語です。そういう意味では初期デジモンと似たようなものを感じます。
ルナちゃんは初っ端から人間が完成していたのである意味終始変わりません。あの天性の統率力と器の広さには言葉が出ません。
で、若さゆえの発展途上な部分を抱えた残りの方も始めと終わりではまるで別人です。
1番変わったのはシャアラとカオルかな。
引っ込み思案で気が弱いネガティブモード全開だったシャアラがルナの為みんなの為に時に大きな声をあげる。自分の意思を言えるようになる。
養成所でのトラウマもあって単独行動ばかりし、自分の能力や成果を差し出すことはあっても協力することはない、なにより必要最低限の返答か必要最低限のハワードへの罵倒にしか口を開かなかったカオルが周囲のことを心配し、自分の気持ちを吐露する。
ポルト爺さんも言っていましたが青春です。とてつもなく過酷な状況に置かれた。
ただポルト爺さん死んじゃうの知らなかったし悲しいな。無人惑星に埋められてしまうというのもまた辛い...。でも公式設定曰くポルト爺さんが召されてくれなければ代わりに召されていたのはベルだったらしいので、これでよかったんだと思います。子供達は死んではならない絶対に。

帰還したあとの学生生活を切に望みますが、12年経っても再放送止まりなので望みのまま終わるでしょう。むしろ再放送されているだけすごい。

あと全くもってどうでもいいのですが、似た声優のアニメに「銀魂」が出てくるのに笑いました。本当に心底どうでもいいですね。