「これも福島応援になるか」と「忘れられていたのか」の続きです。
ある近所のスーパーに「福島県産の魚を仕入れてください」という要望書を出し、2か月以上音沙汰もなく、店長から謝罪と回答を約束する電話をもらいました。しかし、それからまた2か月経ってしまいました。「そろそろまた抗議しないといかんのかなあ」と思い始めていました。
昨日スーパーからの帰りがけに、ふらっと要望書を貼りつける掲示板を見に立ち寄りました。
実は要望書には、書類の下部に名前を書き込むのですが、電話での回答を希望する人は電話番号も書いておきます。私は電話番号を書き込んだので、貼り出されるのは電話を受けたあとになるはずです。
ところが、なんと私の要望書が貼り出されていたのです。通常なら貼り出された要望書からは、個人情報保護のため、名前や電話番号を書いた部分は切り取られています。
ですが、私の名前と電話番号がそのまま掲示板にさらされているではありませんか。
怒りがこみ上げた私は即座に店内に戻り、カウンターにいた店員に要望書をはがしてもらいました。その店員は店内アナウンスで店長を呼び出しました。すぐに店長がやってきました。すでに店員が要望書を見せて事情を説明して、店長は恐縮した顔です。
「すみませんでした」
「私の個人情報がさらされてるのは、まずいですよねえ」
我ながら怖い声です😅。
「すみません」
「電話、来てないですよ」
「すみません」
余りからむのは好きではないので、やや明るい調子に変えて。
「まあ、やっちゃったものは、もうしょうがないです。担当の人に、“よろしく”お伝えください😅」
これで立ち去りました。あっという間です。
帰り道で「あれ、オレ、あんなに怒りっぽかったっけ」と思いました。あんな怖い口調で話したのは久しぶりです。でも怒るのは自然だろうし、最後まで敬語を使って抑えながら話せたし、あれでまあまあではないのかな、と自分を納得させました。
それにしても、部下の責任をとらなければならない店長も大変です。20年前ならともかく、今の世の中では客の個人情報をもらすのは許されませんからね。
最後に、肝腎の回答ですが、福島県産の魚は市場に入ってこないので仕入れようがないとのことです。私にはこれ以上出来ることはなさそうです。残念ですが。