前回、当ブログにContinues with Wingsの記事をアップしてからほぼ2か月近くになろうとしています。はい、私は元気です。病気をしていたとか、どこかに収監されていたとか、そのようなことは一切ありません。仕事は少々忙しかったですが。
雑事に追われ、あまり時間がなくて、書きかけの記事は数本あるのですが、それらを仕上げる前に、今日はどうしても大阪の地震について一言。
このところ、地震が多いです。先日も群馬で震度5の地震があったばかり。そして今朝は大阪で震度6。その時間、私はすでに家を出て、最寄りの駅に向かっているところでした。電車に乗って、スマホを見て、地震を知りました。そして、関西にいる友人・知人のことを想いました。情報を集め、連絡すべき人には連絡しました。そして思いました。
ファンタジー・オン・アイスで来日中のスケーターの皆さんは大丈夫か。羽生さんはどこにいるのか。震源地の高槻には、関大のアイスアリーナがあるし、織田信成さんもキャシー・リードさんも高槻在住です。
しばらくすると、何人かの方が情報を発信してくれました。アリョーナ・サフチェンコさんやプル様の奥様ヤナさん、ジョニー、ジェフリー・バトル、デビッド・ウィルソン、織田信成、キャシー・リード、そしてFaOI公式。全員無事だと。
ヤナさんによれば、ホテルの部屋の漆喰の壁が一部剥がれ落ちたようです。そんなひどい揺れをおそらく人生で初めて経験したであろうサーシャくんは、さぞかし怖い思いをしたことでしょう。
ジェフとデビッドは高槻にいたようです。朝の8時に高槻なんて、関大のリンクで振り付けの仕事でもあったのでしょう。前日もショーに出ていたのに、本当に大変です。でも二人で非常用ヘルメットをかぶって変顔している写真をインスタグラムに上げていたので、大丈夫でしょう(笑)
いつも日本のことを心配してくれるジョニーは、朝8時過ぎに緊急地震速報で起こされたようで、「地震が起きると、やっぱりパジャマを着なきゃいけないと思うね」と。ジョニー、裸で寝るのか…
織田くんは高槻の自宅にいたようで、Twitterでは「ズドーンて大きな音がして数十秒揺れて、膝から崩れて立てなくなって、1時間立ってもまだ足ガクガク心臓バクバク、家の中めちゃくちゃ、余震にビビりまくる。でも今は少し落ち着いて、なんとかみんな無事です。ご心配おかけしました」とつぶやいていて、一安心。でもその何時間も前に、ジェフとデビッドに向けて、「大丈夫?危険な場所からは離れて!」と連絡しているんですよ。自分も大変だっただろうに、本当に優しくて気配りの人なんですね(そしてその頃、当のジェフとデビッドは変顔)
キャシーは振り付けの仕事のために高槻の自宅を朝早く出て、地震の45分前にはすでに新幹線に乗っていたとか。よかったよかった。家の中がぐちゃぐちゃだと後が大変かもしれませんが、怖い思いをしなかっただけでもよかった。
ファンタジー・オン・アイス公式さんからは、スケーター、アーティスト、スタッフ全員の安全が確認されていると発表がありました。よかったよかった。
羽生さんがどこにいたのか、私が知る限り、正式な発表はありません。でも羽生さんがリンクで練習中に今回の地震が起きなくてよかった。あんな怖い思いを二度もさせるのはいたたまれない。
週末は私も関西にいました。金曜日に神戸でファンタジー・オン・アイスの初日を観て、翌日には京都に移動して友人に会い、日曜日に晴明神社にお詣りをして帰ってきました。もし地震のタイミングが少しずれていたら、帰京が大変だったかもしれません。何を経験して、何を回避するかは、本当にちょっとした運なのだなと思います。
311の時、3月11日は意外と誰もが元気で、お店も普通に営業していたりしたものです。地震発生が2時46分で、帰る途中にはビルの建設現場でもそのまま工事が続けられていました。スーパーやデパートも6時ごろまでは営業していました。
いろいろと不便になったのはむしろ2-3日経ってからでした。スーパーやコンビニから商品が消えたり、ガソリンがなくなったり。あの時は東北の生産拠点からの商品が届かないために品切れになった商品も多かったのですが、今度は少し事情は違うかもしれません。それでもきっと、いろいろと不都合は生じると思います。それになにより余震です。ついさっきも震度4の余震があったようです。余震は本当にストレスです。少しの揺れに恐怖感がよみがえってきたり、地震酔いになったり。私はゴールデンウィークあたりまでは悩まされました。
震源地に近かった地域のみなさんに、これ以上の被害がありませんように。ファンタジー・オン・アイスが最後まで支障なく開催されますように。ファンタジー・オン・アイスがいかに楽しかったかは、近いうちに書きたいと思います!いやもう、素晴らしかったですよ。
桃象