義理の父の訪問介護がはじまりました。

私も仕事を辞めてから

「ってか、時間あるよね？」的な視線に耐えられず、義父の入浴や朝起きる時に体を起こす作業など、たまに義理実家に見に行くようになりました。

おしりの褥瘡(じょくそうと読む)が酷いらしく、体を動かす度に痛がる義父。

認知症を発症する前に比べると、すっかり弱っていて、大きな幼児みたいです。

元気な頃の義父は、覇気や威厳がありすぎて話すのもなんだか怖かったけど、今は着替えさせたりご飯を口に持っていく作業も全然怖くありません🙆‍♀️

入浴やオムツ替えの時に、息子の嫁さんに見せるのはちょっと…と気をつかってくれていた義母でしたが、さすがに義母1人では手に負えないので、たまに手伝っています。

私も最初は抵抗ありましたが、一度見てしまうと二回目は何ともなかったです。

ただ、私は汚れたオムツなどを素手で触るのが嫌いなので、そこは義母にやってもらう。

介護の初めは、義母が1人で奮闘していてそれはそれは大変そうだったけど、

今では主人、お義姉さん、ケアマネさん、訪問看護師、医師、訪問介護など日々色んな人が出入りして、義母も嬉しそう。

薬の影響か足腰がすっかり弱ってしまい、義父も外へ徘徊する事がなくなりました。

ご近所や警察のご厄介になる事もほぼ無くなったので、私は正直ホッとしています。

GPSを使用することもほとんど無くなった。

かつてはご近所のお宅にピンポンして、訳の分からない事で怒鳴る義父。

そして、実家の電話が鳴り、私たち夫婦も連絡があれば慌てて駆けつける。

後日商品券や、菓子折りを持って近所に謝りに行く義母。

その繰り返しは10回ではきかないと思う。

他にも、近所の病院や、商店に入っていきその度に警察や色んな所から電話があった。

もうその時点で、私なら施設で預かって貰う事を検討するところを、義母はデイサービス週に数回で乗り越えました。

ケアマネさんも、「お義母さん本当によく頑張っておられるわ」と褒めて下さっていた。

認知症はこれからどんどん進み、これからおそらく良くなることはないと思う。

それなのに、義母はまだ良くなると信じているようだ。

認知症を発症してから恐らく10年近く経過しているので、そんなに長く生きられないかもしれない。

それでも義母は義父がまだまだ生きてくれると信じている。

これを、愛情ととるか現実を受け止められていないととるか、まわりの見方次第だろう。

ママ友の実家の母も、父を施設や介護施設に連れていくのを嫌がったそうで、結局最後まで自宅で看取ったと聞いた。

罪悪感なのか、世間体なのか、愛情なのか…。私がもしそういう立場になったとしたらとても最期までなんて考えないだろう。

それまでに、間違いなく私の精神が崩壊する。

子育てと違って、良くなる事や本人が成長する事なんてない。

介護する人とされる人の今までの関係性が試されるのだろう。

いつかその時まで、不登校気味の次女に向き合うことで、

介護の予行練習になればと思っている。

義父の認知症ケアその後