風邪をひくのも元気な証拠? | トリポジ☆乳がん☆乙女崎夢子の場合。
声ガラガーラな乙女崎です。

がん治療するようになってから、
とかく『喉風邪』をよくひくようになり、
決まって高熱を出すようになった。
そして風邪のひき終わりには、ゼロゼロと痰が絡んで、
長らく苦しむハメになる。

すんげーこの風邪キラーイ。

でも、毎度この風邪。

『か弱いとこどこ?』
って聞かれたら喉が弱い。って答えられるようになったくらい、喉が弱い!



がん治療をする前。
つまり、がんが発覚する前は、
とにかく微熱をよく出してた。
どのくらい出してたかというと、一年の4分の3は微熱を出してた。
発覚直前は、洗濯物を干せば横になり、ひとつの用事をやり切る気力も持たずに横になる。

後に『今思えばだけど』と、
過去の私のミクシィやフェイスブックなどの投稿は、いつだって病的ネタで、しんどそう、辛そうだったと皆が云うたくらい。


私としては『病気だったら治療が出来て治ることが出来るのに』と思い、
この辛さの原因が見つかればいいのにと思い、
とにかく身体と対話しながらどこが辛いのか、
何科にいけばいいのかをずっと模索しては、
やってはいけないと有名なコンビニ受診を繰り返す。
でも、どこでも言われるのは『どこも悪くない。精神的ではないか。』と、すぐに精神薬を処方されてきたんだ。

最終的に胸が痛みだして、
心臓が痛いと訴えて病院に行き、
とにかく身体が辛いと訴えて、
『精神的』と診断された。


それが2月頃だったんだけど、
確定申告や子供と夫がインフルエンザになり、
私もそんなに自分のために時間もお金も使える状況ではなくなって、

胸が痛いなぁと心配するだけになっていったんだ。

で、『胸が痛い?』とハタと気付いた感じで。。。

まさかガン?って自分で気付いた感じだった。


なんで他のことを疑いつつも『がん』の2文字が頭に出たのかは、
『自分のことは自分が一番よくわかる』ということなのかな。



素人判断では、免疫力が低いからガンが発ガンしてしまったと思った。
そしてガンがある限り免疫力(抵抗力と云うほうが正しいか?)はいつまでたっても上がらず、万病の素のようになってるのだと。

でも、先生はこういう。

高い免疫力があったとしても、
それにも負けずに顔を出したのが今胸にあるガンである。
どんなに免疫力を高めても無駄。
(それに、免疫力が高すぎるとそれはそれでなる病気があるそうだ)
だから絶対に免疫療法に走るんぢゃねーぞ。


と。

ただ、体内にがんがいると、疲れやすいというのはどこぞのサイトにもよく目にする。

そんなこというたら、疲れてる人がみんなビビってしまうよね。(笑)
でも、私が体感してきた疲労感って、尋常じゃないレベルだったよ。
抗癌剤治療中のほうが、いくらも身体が楽になっていってて、
高校生ぶりに元気(笑)ってよく笑ってた。

1日元気が無いとかじゃなく、
むしろ、1日くらいは元気な日もあったかもだけど、あとの30日は倒れてしまいたいくらいのつらさ。
だから、病気だって言われたかった!!!
なのに!精神的とか!!!!ってもがいたわー。
どこがしんどいとかわかんないんだもーん。

まさか、胸だとは。。。

私のガンは結局『しこり』タイプではなく、
かさぶたのように広がって張り付くようなタイプで、
複雑な形で広がって張り付いてらした。
直径も測りにくいけど、最大は5センチほどあり、結局抗癌剤をしても、直径はさほど変化なく、ただ厚みは確実にペラペラの薄紙みたくなってくれてた!

直径に変化ないのは先生も見越していて、
予想の通りとのこと。
ただ、真ん中付近にがん細胞が生きていたこともあって、
全摘し、断端陰性ではあるものの、放射線治療をしておきたいと言われて今があるわけっす。


話は長くなったけれど、

結局私は元気になったから、風邪らしい風邪もひけるようになり、
意味もなく不気味に微熱を出してたあの頃のほうが抵抗力がなかったからか?と思ってきたけど、
そうではなくて、
実は抵抗力は高くあったけども(実際喉風邪なんかは年に一度か二度。インフルエンザはあたしだけかからない。胃腸風邪ももらわない。)それを突き破って顔を出したガンがあっただけ。


今は治療によって実際抵抗力は落ちてるので、
風邪らしい風邪をよくひくのかもだ。

あとは、治療で削がれた体調を取り戻して元気にさえなれば、

きっと、日常の予防で風邪知らずの元気な私にもなれるのかなと期待!!!!

思えば7年ほど前から不調だった。

7年ごしの『元気なカラダ』かぁー。

身体が資本とはほんまによぉ云うた!と感心する。

早く頑丈な私になりたいなー!