なんで有期雇用なん!? 大学非正規労働者の雇い止めを許さない関西緊急集会アピール | すくらむ
2010-02-28 11:19:58

なんで有期雇用なん!? 大学非正規労働者の雇い止めを許さない関西緊急集会アピール

テーマ:非常勤職員の処遇改善を

 ※昨日開催された大学非正規労働者の雇い止めを許さない関西緊急集会のアピールを紹介します。


 なんで有期雇用なん!? 大学非正規労働者の
 雇い止めを許さない関西緊急集会アピール
                            2010年2月27日


 1 3月末雇い止め解雇を許さない!


 この3月末、関西の国公立・私立大学はこぞって非正規労働者(非常勤職員・教員)を大量に雇い止め=解雇しようとしている。完全失業率5.1%、失業者数336万人(2009年)という危機的状況の中で、首切りを行おうというのだ。当事者の非正規労働者にとっては「死活」問題であり、雇い止め=解雇を絶対に許すことはできない。本日の集会によって、私たち関西の大学で闘う非正規労働者が初めて結集する。連帯し、問題を広く可視化させ、3月末雇い止めを許さない闘いにつなげよう!


 2 ○年でくびルールは撤廃せよ!


 大学は非正規労働者を1年雇用にし、しかも更新回数の期限をきめた一律○年でくびルールを押し付けている。


 まず1年雇用はおかしい。雇用は期間に定めのないのが当たり前である。それが許されるのはどうしても期間を区切る必要のある臨時的業務に限られる。よって臨時的でもない業務を1年雇用にすることは脱法行為であり、期間の定めのない雇用とみなすべきである。


 つまり1年契約が終わったと雇い止めにすることは解雇と同じであり、通常の解雇同様、合理的理由が必要となる。


 つぎに一律○年でくびは絶対におかしい。


 一律○年で雇い止め解雇は、労働者が勝ち取った更新期待権の脱法を目的としており、そこにはまったく正当な理由はない。法的にも道義的にも許されない不当解雇である!


 3 非正規労働者の使い捨てをやめよ!


 一律○年でくびは、労働者を使い捨て、育てる気はないとの宣言である。人を育てる教育の場で許されない。学生にどう説明をするのか。


 人が育たなければ当然、教育研究の質の低下を招く。また、引き継ぎばかりで職場を疲弊させる。大学にとってもなんら利するところはない。


 また使い捨ては、労働者を部品のように扱う人権無視である。人を人とも思わない扱いにより、人としての誇り、また労働に対する誇りは傷つけられる。スキルを蓄積していくこともできない。労働意欲も著しく失われる。


 また、使いすてられる労働者は、この雇用不安・失業者対策も不十分な社会の中で、貧困のサイクルから抜けられず、将来の生活設計もできない。
大学は一刻もはやく、こんなひどい非正規労働者使い捨てをやめよ!


 4 派遣も有期もNO!


 間接雇用は労働者の権利を奪うものであり、派遣労働は原則禁止されなければならない。今回の改正案では一番問題の多い登録型派遣と日雇い派遣に対する根本的な規制はなく抜け穴だらけである。派遣労働者約202万人(08年6月時点)のうち、規制対象は44万人程度でしかない。


 派遣労働を直接雇用に切り替えたとしても、有期雇用であるかぎり労働者の不安定な状況は変わらない。派遣と偽装請負や有期雇用などを交互につかう悪質な大学・企業もある。間接雇用を規制すること、有期雇用を規制することは車の両輪である。


 派遣法は廃止、そして有期雇用規制法を制定せよ!


 5 同一労働・同一賃金を獲得しよう!


 非正規労働者の仕事の多くは恒常的業務であり、臨時的・一時的な業務ではない。非正規労働者は、正規職員と何ら変わるところのない仕事をこなし、実質的に各大学の教育研究を支えてきた。しかし、同じ職場で同じ仕事をしていながら、賃金・労働条件などに正規職員とすざまじい格差がある。賃金・労働条件・待遇はおける正規職員との差別的とりあつかいをやめろ。同一労働・同一賃金、均等待遇を獲得しよう!


 6 女性の貧困化をとめよう!


 パート労働は女性の仕事とされ、夫に扶養されることを前提にして、低賃金のまま据え置かれてきた。それが非正規労働という名で、今では20代・30代の女性・男性がおかれる当たり前の労働環境になりつつある。とはいえ現在でも、日本社会の貧困化は、社会の女性差別ゆえに、女性労働者に集中している。年収200万円以下で働くワーキングプア労働者は特に非正規女性労働者に集中している。さらに、高齢女性の貧困は深刻である。65~74歳の単身女性の年間収入(年金)は、120万円以上180万円未満が30.3%、120万円未満が26.3%である(内閣府08年全国調査)。この年金額の低さは、現役時代の女性労働者の働き方(非正規労働)による低賃金の反映である。女性の貧困化をとめるための闘いをつくりだそう!


 7 大学の非正規労働者のネットワークをつくろう!


 本日、私たちは「あきらめるまえに、大学の枠をこえて連帯しよう」を合言葉に集い、非正規労働者が共に連帯して闘うことの必要性を確認した。今後も容赦なく続くであろう非正規労働者の使い捨て・雇い止め=解雇と闘うために、職場・組合・大学をこえた非正規労働者を主人公とした新しい運動の流れをつくりだしていこう。すでに、ストライキ・裁判・団交・抗議行動などへの相互支援が始まっている。現場の闘いを基軸とした労働運動をつくっていこう。大学の非正規労働者の連帯をめざしたネットワークを全国に拡大し、有期雇用をなくそう!

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