イスタンブールに来てから、ほぼ毎日鶏肉を食べている。

というのも、以前ブログで書いたとおり、

ここトルコでは豚肉がほとんど売ってないし、

牛肉もそこそこ高いからである。

 

鶏肉は、経済的でそれなりに美味しいので

家で料理するのはほぼ鶏肉。

 

鶏モモ肉が1パック750gで15リラ、

だいたい600円程度で買える。

 

でも、牛肉や豚肉と比べると味が淡白なので、

味付けや調理法を変えても、

食べ続けていると飽きてくる。

 

トルコでは羊の肉も売っているが、

羊は調理法がわからないし匂いも独特なので

なかなか買う気になれない。

 

牛肉は日本のように細切れや薄切りのようなタイプはなく、

挽肉か分厚い塊くらいしかスーパーには売っていない。

 

牛ミンチはハンバーグを作るときなど、

スーパーで買うこともあるが、

先日買った牛ミンチがすごく羊臭くて、

ショックを受けたガーン

 

確実に牛ミンチを注文したのに、

羊の臭いがキツすぎて牛肉の味が全然しなかったゲッソリ

 

もうそのスーパーで牛ミンチは二度と買わないぞと心に誓った。

 

 

しかし、牛ミンチが羊臭いというのはよくある話で、

一説によると、牛肉でも羊肉でも同じ機械で挽いているらしく、

それで牛ミンチにも羊の臭いが移るのだそうだ。

 

そういうこともあり、イスタンブール在住の日本人は

エルタンカサップという名前のお肉の専門店で買っている。

 

ただ、車でないと行きにくい所にあるので、

私はまだ数回しか行ったことがない。

 

電話注文もできるみたいだが、

私はそこまでトルコ語が話せないから

ハードルが高い。

 

 

 

というわけで結局、

無難な鶏肉をスーパーで買うことになる。

 

鶏肉はモモからムネから手羽元まで色々売っている。

 

 

しかし、残念ながらスーパーには挽肉は売っていない。

 

そのため、エルタンカサップのような

お肉専門店に行って挽いてもらわないといけない。

 

しかし、先日どうしても鶏肉団子スープが作ってみたくなり、

自分で挽肉を作った。

 

といってもブレンダーやフードプロセッサーのような

便利な機械は持っていない。

 

やり方は、鶏モモ肉を冷凍庫で一旦凍らせて、

その後半解凍くらいにして、

包丁で地道にザクザクとみじん切りにしていくというもの。

クックパッドに載っていた。

 

そんなに難しくはなかったけど、

とにかく冷たくて手が凍りそう。

 

凍っていて固いから力もいる。

結構腕が疲れるし、

1パック分全て挽肉にしようと思うと

根気のいる作業だ。

 

結果、目は粗いけど、一応それらしい挽肉もどきになり、

けっこう美味しい肉団子スープができた。

 

切り落とした皮の部分も活用してみようと、

茹でてゴマとポン酢で和えたら、

居酒屋メニューにあるような

鶏皮ポン酢ができた。

 

 

しかし、時間と労力がかかりすぎるので、

やはり今後はお肉屋さんに買いに行くか

電話注文することにしたい。

 

 

ところで

そのエルタンカサップというお店は、

日本人御用達であるため、

「ササミ」と言ったら通じる。

 

さらに、

しゃぶしゃぶ用の薄切り肉も

冷凍パックで売っている。

 

先日、そのお肉屋さんに

行く機会があったため、

そのパックを奮発して

初めて買ってみた。

 

これがその牛薄切り肉のパック、

その名も「DANA SYOBU SYOBU」。

Danaとはトルコ語で牛肉のこと。

ショブショブと書かれているけど、

日本人のみ理解できる品だ。

ちなみに、お値段はというと、

480グラムで40.8リラ。

日本円にして約1200円。

 

1キロ85リラなので100g250円くらいかな。

やはり鶏肉よりはるかに高いが、

日本と同じぐらいだろうか。