予算委員長 鹿野道彦 以下 委員長


質疑者 町村信孝氏 (以下、町村氏)


答弁者 


内閣総理大臣 鳩山由紀夫 (以下、総理)


外務大臣    岡田克也 (以下、岡田外務大臣)


続き



委員長:町村君



町村氏:もう一度申し上げますよ。環境アセスメントに従って、
そんなに遠くないうちに、政府は、あるいは防衛大臣は、
沖縄に意見書に対する答えをださなきゃいけないんですよ。
だから、何ヶ月も、何年もというわけにはいかないんです。
そして、沖縄の知事さんも、関係者の皆さん方も、いつまでも、
政府が勉強中、検討中というのを繰り返して、何にも答えが出てこない。
だから、とうとう、県民大会とか、そういう話になってくるんですよ。
従って、はやく答えを出すことが、皆さん方も沖縄県民のこと
を考えるのならば、はやく答えを出す義務があると私は思うんですよ。
だから、はやく、はやく、お二人で今、ちょっとこの場で相談して、
じゃあ外務大臣、いついつごろまでに。
そして、だって、地元を含めて合意なんていうのは、
だって、皆さん方がまず政府の案をまとめて、そして地元に
提示するんでしょう。
われわれだってそうやってきましたよ。
地元の合意以前にまず、政府がいつまでに案を決めるのか、
それをハッキリ示してくださいといっているんですよ。
その後、沖縄にご提示されるんでしょう。
それをちょっとお答えください。総理。



委員長:鳩山内閣総理大臣



総理:今の町村議員のお話でありますが、やはり、政府としての
結論を出す前に、沖縄の皆様方の理解だけは最低限得られていなければ
話になりません。従いまして、政府のみで結論を出すということではありません。
むしろ、慎重に沖縄の皆様方のお気持ちも理解をさせていただきながら、
最終的な結論を出したい。
ただ、それには、まだ、時間が若干かかるということはご理解を
願いたいということを申し上げております。



委員長:町村君



町村氏:沖縄の皆さん方との合意で、そして日本全体の合意ができるの
ならば、時間がかかるのかもしれない。
しかし、少なくとも政府は、沖縄県の皆様方に案を示す。
その案を示す、つくる責任があるわけですよ。
あたりまえでしょ。
そして、それをいつ沖縄の皆様方にお示しになるんですか。
それはいつなんですか、ということを聞いているんですよ。
あたりまえじゃないですか。
ちっとも答えていないから聞いている。



委員長:鳩山内閣総理大臣



総理:前原大臣も後で答弁されると思いますが、
その案を決めるためにも、私はやはり、沖縄の中山知事を
はじめとした、意見をやはり伺いながら、最終的に政府としての
案を決めて、そして、それを沖縄の皆さん、また、日本の最終的な
結論として交渉をしていきたい。そのように考えています。



委員長:町村君



町村君:沖縄側の意見というのはもうだされているんですよ。
何をいっているんですか。沖縄側の意見は今のキャンプ・シュワブ案の沖合いで
いいと、いいといってるんですよ。
それはあなた方事実を知らないからそういうことをいうんですね。
沖縄の皆さん方は少なくとも、
だから、もし、駄目だというのならば、知事が駄目だというのならば
なんで政府に意見照会しますか。
私どもは沖縄はこれでいいと思っているから政府に意見照会をしているんですよ。
その答えを、その答えをあなた方は出さなければいけないんですよ。
それは、できることならば県外がいいと思っているでしょう。しかし、そこは、
全部、彼らは飲み込んで、理解をしたうえで、県内移設でここだ、と
で、こういう、しかし、政府から案が出てきて、環境アセスメントやったら、
こういう意見が出てきたもので、それをまた加味して、答えを下さいな、
といってるんですよ。
だから、沖縄の意見を聴くといっているけれど、沖縄の意見は、もう環境アセス
意見書という形でもう出されているんですよ。政府に対して、
あなた見ましたか。アセスに対する意見書というものを総理ご覧になりましたか。
本当ですか。



委員長:鳩山内閣総理大臣



総理:すべてを精査して読んだわけではございませんが、
概略はうかがいました。



委員長:町村君



町村氏:あのー私はね、そうした沖縄の意見を踏まえた上で、まず、
日本政府は一つの案をつくりたいわけですね、今ね。
キャンプ・シュワブ沖か、どっかわからないけれども
つくりたいわけですね。
だから、その案をいつまでにつくって、沖縄にお示しするんですか。
と、沖縄の皆さんがそっからさきどう合意するかというのは
また別の話であります。
いったい政府はいつまでに、だってそれがなければ、意見書に対する
答えが沖縄に出せないじゃないですか。
前原さんなんて聞いてません。私は総理に聞いております。



委員長:岡田外務大臣



岡田外務大臣:まぁ、今の町村議員のお話を聞いておりまして、
確かにですね、知事が、今の案でいいといっていただいていることは
私はありがたいことだと思います。
それは、いろんな意見があるなかで、本来であるならば、想いは県外
しかし、今の限定された条件の中で、今の案でいいというか、
やむを得ないというか、そういうことをいっておられるということは
私はありがたいことだと、率直に思っております。
ただですね、知事の意見はご意見として、沖縄全体の意見がどうか
ということが今問われていると思います。
特に、この前の総選挙で、沖縄の四つの小選挙区で、候補者はすべて
現在の案は反対だといって当選してきているわけです。
ですから、私達としてはそのことも重く受け止めて、そして沖縄の民意
に沿った形の答えをなんとかつくっていこうそういうことで
現在、さまざまな検証作業を行っているところであります。



委員長:町村君



町村氏:わかりました。県内移設は駄目だという結論しかないということ
ですよね。だって、県内移設みんな四人の人は反対だというんだから。
で、県外移設があるんだったら、県外移設じゃ、どこにするんですか。
それは言えません。こんな、皆さん方平素から、やたら透明性、透明性と
いうじゃないですか。
どうぞ、どうぞ、室蘭でもどうぞ、おっしゃってくださいな。
自分の周りあるんですよと、四日市の沖合いでもいいですよと
どうぞ、岡田さんいったらいいじゃないですか。
まず、地元でやってみてください。どういう反応があるのか
目に見えていますよ。
だから、私はね、いつまでに政府の案をまとめるのか、その答えをね、
その答えの内容まで今いえないということは僕は理解しました。
しかし、いつまでに政府の意見を集約するのか、そして沖縄に示すのか
そのタイムリミットを是非この場で示してもらわない限り
私はこれ以上質問できませんね。



委員長:町村君・町村君



町村氏:総理にお答えください。いつまでに政府の意見を
おまとめになるんですか。



委員長:内閣総理大臣



総理:私どもが政権を担当させていただいて、46日目でしょうか。
そのような中で我々も必死にこの問題に対して解決をしたいと
そのように思っているんです。嘘じゃあありません。
決して、だから、引き延ばしをするつもりでこのような議論を
しているつもりはまったくありません。
それだけに、逆に言えば、いろんな大臣の意見が表に出てきた
ことも実態だと思います。
それはそれなりに、みんなそれぞれが真剣に議論を進めている
からでありまして、だからこそ、私は、調査をそれぞれ、
様々な選択肢の中で調査を進めていただいて、そして、
そのもとで、政府としての考え方を沖縄の県民の皆様方の想い
をしっかりと受け止めながらつくりだしていきたい。
それほど時間延ばしをするつもりはない中で、必ず答えを出すと。
ただ、それをいつまでにやれ、みたいな、そんな話に、今、
私どもとしましては、答えられるわけはないということを
申し上げます。



委員長:町村君


もうちょっと続きます。

11月2日 予算委員会 町村氏質疑part4


予算委員長 鹿野道彦 以下 委員長


質疑者 町村信孝氏 (以下、町村氏)


答弁者 


内閣総理大臣 鳩山由紀夫 (以下、総理)


外務大臣    岡田克也 (以下、岡田外務大臣)


続き


委員長:岡田外務大臣



岡田外務大臣:まずは、今のご質問にお答えする前に、



町村氏:前はもういいって



岡田外務大臣:いやいや、先ほどおっしゃったですね、
この、最初の表ですけれども、私の外務省における記者会見について
は、すべて公開されておりまして、アクセス可能でありますから、
しっかりそれを見ていただきたいと思います。
自分の都合のいいところだけつまみだしてかかれるというのは
私は、非常に不本意であります。
たとえば、私が申し上げておりますのは、
今、検証中であると、なぜ今の案になったのか検証している。
その検証している中で、嘉手納統合というのは、有力な案として、
何度も何度も、これは日本政府も含めてとりあげてきたわけであります。
ですから、それが、どういう理由で駄目になったのか、
ということをキチンと私なりに納得したい。
そのことが一つ、
そして、もう一つは、
今、安いとおっしゃったが、
まあ、安いのは、確かに、
今でも、3500億、あるいは、それ以上にですね、費用のかかる
現在の案と比べれば、安くつくことは間違いないでしょう。
しかし、それ以上に、はやい、ということが
私にとってはおおきな魅力であります。
つまり、このまま、現在の普天間のその危機的状況を放置しておく
わけにはいかない。
現在のそのプランも順調にいけばですね、それは4・5年でできる
かもしれません。
しかし、場合によっては、それが順調にいかない可能性もある。
そういう意味では、嘉手納統合というのは、
はやいというメリットもあります。
従って、それはどういう理由で駄目だったのかということを
しっかり検証する必要がある。
そういう意味で私は申し上げているわけでございます。
政府の案ではないと、途中の案だと、そして、それは外務大臣としての
私の案だということは、必ずことわっておきます。



委員長:町村君



町村氏:あのー、それは私の案でもなんでもいいんですけど、
個人というものはありませんからね、あなたは外務大臣
なんですから。
そして、もっと難しいのはね、なんといってもやっぱり、
今あなたのいわれた理由はそれでいいですよ。
しかし、これだけ嘉手納、およびその周辺がね、
絶対反対だといっていることを、あなた無視して、
いやーはやく済むとか、こっちのが安いとかいうのは
何を重要と考えるのかということなんじゃないかと私は
思うんですよね。
あの周辺に20万人以上の住民がいるんです。
そして、国は訴訟で、騒音訴訟でずっと負けてるんですよ。
だから、あそこににね、しかもジェットよりはヘリの方が
はるかにうるさい、騒音という面からすると、
そうでしょ、低いところはしるんですから、
ジェットはそりゃある一瞬ビュッと音はするけれども、
時間は短いし、高いところを飛ぶ。
そういう意味で、私は嘉手納統合案というのはいろいろ
検討をしたけれども、しかし、今までついえてきたというのは
そういう事があるので、
もぅ、しかし、それにしても、岡田外務大臣、2ヶ月がたって、
まっ、いつ検証をはじめたのかわからない、
これだけの重要な問題だから、着任そうそう検証をはじめられた
のだろうけど、もうそろそろ、どうですか、結論が出るんじゃ
ないんでしょうか、もう、あなたの明敏なる頭脳ををもってすれば、
2ヶ月も勉強すれば、だいたい答えがでるのではないでしょうか。
いったい何をさらに一生懸命考えておられるのでしょうか。
僕には理解できないんです。
何をそんなに考えているんですか。



委員長:岡田外務大臣



岡田外務大臣:まず、騒音の問題ですけれども、先ほど私は申し上げました
ように、もし統合した場合にも騒音のレベルが今よりあがるようならば
駄目だと、したがって、現在の嘉手納の機能をさらにどこかに
もっていくということが前提になってくるだろうと、そういうふうに
思います。そういうふうなパッケージはなんとか考えられないかと、
そういうことであります。
それから、私は、今、その嘉手納統合ということを言っておりますのは、
もちろん一つの案としていっているわけでありますけれど、
たとえば、アメリカ側から3つ位案があって、そして、
最初の佐古のときに、3つ案がありましたよね。
そして、まぁ、辺野古の湾内に設置をするという案を決めたときも、
この嘉手納の案というのは、そこまで、直前まで残ったわけです。
もし、今、いわれるように、いろんな運用上の難しさがあることは
わかりますけれども、それは本当に決定的なものであるのかどうかと、
本当に決定的であれば、もっとはやく決めるはずだ、と、そういう
思いもあるわけです。
ですから、そこのところも含めて、しっかり
自分なりになっとくできるように現在見極めたいということで
現在、検証しているところです。



委員長:町村君



町村氏:それでは、岡田大臣、その検証作業は
いったい、いつごろおわりそうですか。
これ、延々と受験勉強されても困るんですねー
やっぱり、いついつ試験があるっていうのがあるんだから、
みんなそれで勉強するんだから、
いったいいつごろ、あれですか。
その、勉強の時間に時間がかかるんですか。
無限にやっても、岡田外務大臣は、むしろ
今までのご発言はね、むしろ、はやく、はやくね、
答えを出したほうがいい、とそのはやくとはいつ頃ですか。
そして、それをまた総理に渡して、また総理も延々と
考えられても困るわけでね、
大体いつ頃を考えておられますか。



委員長:岡田外務大臣



岡田外務大臣:午前中も申し上げましたように、
防衛省からももちろん外務省からも、そして米国からも
様々な意見交換を行いながら、検証作業を行っている
ところであります。
もう少し時間がいると思いますが、同時にですね、
今、委員が言われたように、まあ、私は普天間の今の危険な
状況をいつまでもおいておくわけにはいかないと考えますので、
そう時間をかけるべき問題ではない、どこかで、結論を
出さなければいけない。
その結論の時期というのは、私自身の思いはありますけれども、
また言うと、バラバラだと言われますから、
そこは総理とよくご相談をしながら、私なりの思いを伝えながら
内閣としていつ頃までに結論を出すかという
ことについて結論を出していきたいと思います。



委員長:町村君



町村氏:あのー大至急総理と相談をしていただきたいわけで
あります。
そして今まさに、岡田大臣がいわれたようにようにね、
先送りは許されないんですよ。ね、先送りは許されないんですよ。
それは、何も危険な状態を放置できない、
もちろん、それも大きな理由です。
しかし、日米関係がさっきいったようにね、私は悪化する
おそれが強まっているという認識も総理にもってもらいたい
外務大臣にも、もってもらいたいんです。
ここはあんまりね、安心しては駄目ですよ。
場合によっては、オバマ大統領、訪日、中止になるかも
しれませんよ。
こういったことも、やっぱり考えていただかないといけないし、
同時に海兵隊のグァム移転の費用をすでに、アメリカも
議会に提出しておりましょ、あるいは成立したんだったかな、
僕はちょっと定かでないけど、
そういうようなことも既に進行しております。
そして、さっきいった、南部のほう、普天間よりも南部のほう
あ、ごめんなさい、
あのー嘉手納以南の話というのもこれはとまっちゃうわけですよね。
これがはっきりしないと。
特に困るのはね、沖縄県は、さっき申し上げたように、
環境アクセスの意見書を出したんです。
これは防衛大臣ね、もう今度日本政府が、そんな遠くないうちに、
沖縄県に答えを返さなければならない。
そういう立場にたっていることを認識しておられるですね。
玉は今政府が持っているんです。
1番のこれは返事をしないということはできないんですよ。
沖縄に対してね、総理ご承知でしょうね。こういうことも、
従って、そして7日・8日にですね、さっきいったですね
県民大会や町民大会も開かれる、こういう状況をみたときに
ですね、一刻も早くなんです。私は、何もこの場でとは、
私も、さすがに、そんな馬鹿なことを申しません。
しかし、私は、いつまでに、この答えをだすか、
総理と今、外務大臣、外務大臣は総理に
ご相談をするとおっしゃった。
少なくとも、いつまでに答えを出すかなんていうことは
ですね、透明性を重んじておられる、皆さんがたですから、
この委員会の場で、じゃいついつに、
答えを出しますということをいってください。
最低限の私は義務だと思いますよ。
このテレビを通じて、
国民の皆様方に、最低限いついつまでに、答えを出しますと
そのくらいの相談はしてくださいよ、いくらバラバラでも、



委員長:岡田外務大臣



岡田大臣:さきほどの答えに一つ付け加えさせていただきたい
と思いますけれども、答えを出すというのは政府がかってに
出すものではありません。先ほどらいの話にありますように、
そのことについて沖縄の皆さんが、キチンとある程度納得を
していかなくては、答えになりません。
変に、今の政府でかってに決めて、日米合意だからこれだ、
とこういって、そして、沖縄の皆様が、それに対して、
かえってですね、それを反発されて、
そして、結果的に悪くなる可能性もあるわけです。
そういったことも含めて、トータルとして考えて、
そしていつまでに、ということだけは申し上げておきたいと思います。



委員長:町村君


まだまだ町村氏の答弁は続きます。

11月2日 予算委員会 町村氏質疑part3


予算委員長 鹿野道彦 以下 委員長


質疑者 町村信孝氏 (以下、町村氏)


答弁者 


内閣総理大臣 鳩山由紀夫 (以下、総理)


続き


委員長:町村君


町村氏:よくわからないはなしでありましたけれど、あのー、さきほども
ですね、大島幹事長が、県外、国外、これは、鳩山総理は国外
という話まで、をしておられますね、5年前ですけれどね、
つい3・4ヶ月前、岡田大臣も鳩山首相も県外ということを
いっておられますね。
どこですか。室蘭ですか、四日市ですか、
さっき、まぁ、関空ちゅう、あれまぁ、普天間ではない
F15の話でございましたけれど、
ここまで、何度も何度も県外とおっしゃる、
しかも、2008年、民主党沖縄ビジョンには県外移転、
とこう書いてある。
何のイメージもなしに、何の具体的なイメージもなしに
これだけ何度も県外とおっしゃいますか。
どうですか、総理



委員長: 鳩山内閣総理大臣



総理: 私は、5年前、そのグァムへの、あるいはグァムやハワイへの
移設の問題というのがクローズアップされた時機がございました。
このおり、海外が最も望ましいという話も申し上げたと思います。
そして、現実に、これは、すべてではありませんが、グァムへの
移設という方向になってきたのもご案内の通りでございます。
国内に関して、沖縄の県民の今日までの大変な苦しみに
思いをいたせば、当然またこの移設先も沖縄県内かという思いは
これは、なかなかもちえないという話だとそのように感じておりまして、
沖縄の県民方の思いをさっすれば、
やはり、国のどこかで負担するべきではないか、
先ほど、町村議員の図がのっておりましたが、
そのなかで、さまざまに、部分的な分担で、地域の方々に
ご負担をおねがいをしているということも現実の姿になってきている
ところでございます。これは、当然のことながら、
まったく、何も描いていないで、ただ、国内、県外ということを申し上げている
つもりではありません。しかしながら、このことをおもてにだせば、
当然それなりの大きな影響力もあるということでありまして、
いろんな選択肢のなかで、当然、沖縄の県内も、県外もあると、
その選択肢を幅広く考えていきながら、結論をできるだけ、
あまり時間を欠けずに、しかしながら、調査をすすめるために
時間も必要だと、いうことの中で、今いろいろと検討している
そういう状況でございます。



委員長:町村君



町村氏:まぁ、多分岡田さんに聞いても、同じ答弁なんだろうから、
同じことは聞きません。
しかし、もし、県外ということで、本当にお考えの場所が、
僕は多分ないでいっておられるのであろうと、
あえてこうおもわざるを得ないでのありますけれども、
もしあるのであれば、それは大変すばらしいお考えだと私もだと思います。
なぜならば、沖縄の皆さんのご負担は確かに大きいからです。
しかし、残念ながら、さっき北澤先生の代表質問にもあった
地政学的観点とうとうからみて、やっぱり沖縄というのは
かかすことができない場所だというのも、また残念ながら、
これも事実なんですね。
日本の抑止力ということを考えた時に、
そこで、私どもは、沖縄の皆様方のご負担をできるだけ
どうやったら解消できるかということで、先ほど、図に示した
ような様々な訓練移転、あるいはグアムに移転をする等々
の対策を、私は外務大臣として、ライス国務長官・ラムズフェルド国防長官
と議論をして、まっ、こういう議論に到達したということだけは
申し上げておかなければいけないと思います。
そして、このね、私は酷いとおもいますよ、本件についてブレが、
総理のブレも、すごいですねぇ~、まっ、それは新聞の報道だから
ニュアンスが違うといえばそれまでですけどね、日米合意を容認するようなこと
を10月7日に示唆したり、翌日そんなことは一言もいっていない。
16日は名護と沖縄の選挙、その中間ぐらいかいうと、今度は23日に名護市長
選挙の後といったつもりはない。とかですね、
私はやっぱりね、こういう一言一言がまことに総理軽いんですよ、
もう少し、しっかりとものを考えてから、いっていただかないと、
これによって、沖縄の方々がどれだけ不安におちいり、そして心配になり、
そして日米関係に大きな影響を与えるということを、あなたね、もう少し
考えないと、私、いかんとおもいますよ。
そして、もっと驚くべきは、北澤大臣がさっきのね絵で示したように、
確かに国内に訓練も移転し、海外に海兵隊も行く、これは、
マニフェストと、まぁまぁあってるんじゃないの。
という解釈をされた、なるほど、こういう解釈も
あるなぁとびっくりしましたが、たちどころに、岡田外務大臣と
総理がそれを否定をする。
そして、とうとう、とどのつまり、1番下に書いてありますけれど、
10月28日衆議院本会議、政治主導だから、各閣僚が考えを対陣することは
かまわない。
いくら、政治主導だからかまわない、私はこれには開いた口がふさがりません
でしたね。
政治主導なら閣内一致はないんだ、なくてもいいんだ、
プロセスにおいて、いくら何をいってもいいと、一昔前なら
こんなのは即内閣総辞職もんですよ。
いやいや私はね、このばらばらが、今は支持率が高いから、
なんとなく許されているような雰囲気になっているけれども、
これによって、どれだけ、さっきいった、沖縄にしろ、
アメリカにしろ、国内にしろ、どれだけ、この各閣僚のおもいつき、
ばらばらな意見がね、どれだけ悪影響を与えているか、
そして、それは本来、官房長官なり、総理大臣なりがしっかりと集約
しなければいけないんです。
それを何にもやらないでおいて、このようにバラバラバラバラした
意見を言わせている。
閣内一致ということを総理、考えたことはありませんか。

(岡田外務大臣がおそらく挙手)

いやいや、総理に聞いているんです、閣内一致のはなしは

いやいや、あなたの言及は例示だからいいんです。



委員長:鳩山内閣総理大臣



総理:後で、私の後に是非、岡田外務大臣にも答弁をお願いしたいと思います。
私は、最終的に結論を出して、その結論にしたがって、
閣内は、当然統一して行動する、それまでに、今調査をしている
段階で、選択肢がいろいろあると、そして、それなりに時間もやはりかかると、
そのことを申し上げているわけでありまして、
私は、決して自分自身の言葉にも大きなブレがあると
必ずしも思ってはおりません。
ただ、閣内でたしかにいろいろな意見がでていることで、
国民、特に沖縄の県民の皆様方に動揺がはしりすぎては
いかん、そのようにも確かに思うところでございまして、
これから、是非、いろいろと調査をしていく段階で、
あまり、大きな選択肢の結論を出すまであまり、
国民の皆様方に向かってその選択肢の一つ一つを
申し上げることはいたさないほうがよろしいかと思っておりますが、
国民の皆様方との間で意見交換をしていく、できるだけ
オープンな姿で、その政策の意思決定をしたいという
思いももっておるものですから、その思いがやや時々国民の皆様方に
もし、ご不安をお与えてしておるとすれば、注意をしてまいりたいと
思いますが、
言いたいことは、合意のプロセスを今、作り出していく段階だと
いうことであります。
合意を当然得られたときに、一つに当然、まとめて、行動してまいること。
閣内の不一致ではありません。ご理解ください。
(岡田大臣挙手)


委員長:町村君



町村氏:ちょっと岡田さん黙ってください。私、あなたに聞いてないんだから。
総理ね、今ご自分でもお認めになられたとおり、
閣僚の発言というのはもっと重いんです。
まして、総理の発言は重いんです。それによって、
皆がどれだけのことを考えるのか、名護市の市民、沖縄県民また、
訓練を移転しているいろんな先の人たち、含めてですね、
いやいや、結論がでる途中は何いっても閣僚はいいんだ、いうのは
それは駄目ですよ、だって北澤大臣は結局日米合意でいいと、
ほとんどそういっておられる。
岡田さんは嘉手納統合が私の案というかね、大臣に私の案というのは
ないと思うんです。私案だといっている。
私はね、やっぱね、こういうバラバラした姿というのはね、日米関係にも、
悪い影響を与えているんだということを認識してください。
ね、そりゃ、閣内の中で仲良くこう議論していくぶんにはそれはいいです。
しかし、そのプロセスがね、いくら公開だ、透明だからといって、
対外関係まで、悪くしてまでですよ、そういうことをやることがいいという
議論には絶対ならないのだということは、じゅうにぶんにご注意をいただき
たいと思います。
そのうえで、嘉手納統合案について、まぁ
せっかく手を挙げてご希望しておられますから、
嘉手納統合案について岡田大臣におうかがいをいたします。
11月7日土曜日にですね、嘉手納統合に関しての県民大会が開かれる
予定になっております。
そして11月8日日曜日にはですね、県外移設を求める県民大会が開かれる
と、こういうことになっているようでございます。
嘉手納の案は左項のときも、確かに議論になり、私どもも、
2plus2の議論のときに、議論をいたしました。
その資料は、外務省にも、防衛省にもあるだろうし、
それは岡田さんも、検証、検証といわれて随分長いと思います
けれども、もう検証されて、充分検証されておられるのではないのでしょうか。
その上で、嘉手納の宮城町長にしろ、北谷の町長にしろ、東門沖縄市長にしろ
みんな反対だといっているんですよ。
少なくとも名護の市長は、いろいろ条件はつくけれども、受け入れ可能であると
いっているのですよ。
どうして、そんなに、地元が絶対に反対だと、多分福島大臣もお同じ考え
だと思うのですけれども、絶対反対だといっているところをあえて対象にしますか
アメリカ軍はジェットとヘリが同じ飛行場、近くに飛行場にあれば、運用上
危険だということもあるでしょう。
確かに、新しい飛行場をつくるよりは安い、しかしこれは、安いほうが、
それはいいにきまってますけれども、そんなにコストの問題を
おもてからいっては、それこそ沖縄県民の感情を害するではありませんか。
なにゆえに、岡田さんが、岡田大臣がそんなに嘉手納統合案に執着されるのか、
理由を教えてください。



委員長:岡田外務大臣

まだまだ続きます。