声優ラジオのウラオモテ

 

 

【評価】63点
ストーリー:★★
キャラ:★★
作画:★★
おすすめ:★★

判定:凡アニメ

 

【成長せーへんかったなあ…

新人声優にスポットを当てた業界アニメ。

アニメの感想としては、なんとも言えない感じでした。

何話だったか、商店街でキモオタ軍団といきなりアメフトごっこし始めた回がカオスで笑えたくらいで…

全体的なストーリーは箸にも棒にも掛からぬ内容だったとしか言い様がないです。

 

実質、伊藤美来(みっく)と豊田萌絵(もえし)のためのアニメだったんで、まずはそちらの方に触れなければなりませんね。

2人はスタイルキューブ所属のPyxisというユニットで、デビュー当時から同事務所の小倉唯&石原夏織の後釜としてセット売りされてきました。

特別好きな声優ってわけではないですが、某作品(まあ、バンドリですね)にずっと関わってきた2人ですので、ラジオも聴いてましたし、それなりに知ってる声優さんだったのですよ。

伊藤さんの方は『五等分の花嫁』に始まり今期の『夜のクラゲは泳げない』の主人公もそうですし、メインヒロインを何役も貰ってる人気声優。個人的には10年前のデビュー作『ろこどる』がバンドリ以外では最も印象深いですけど。

一方の豊田さんは2015年開始の名作『響け!ユーフォニアム』でメインキャラの座を勝ち取ったものの、その他にはバンドリ以外で声優の仕事があんまりなくて、相方と比較されるのがちょっと可哀想だなと思ってた時期もありました。

 

で、本作の役どころなんですけど、なぜか伊藤みっくの方が売れない声優の歌種やすみで、もえしが売れっ子の夕暮夕陽となりました。

やすみが陽キャで、夕陽の方はプライベートが陰キャ設定だったんですが、中の人の性格的にもアベコベにした方が合致してるような気もしましたが…まあその辺はどうでもいいですけど。

ただ歌種やすみが「演技力が未熟の若手声優」という設定が引きずってしまったのかもしれませんが、演技部分以外の台詞もなんかヘタに聞こえてしまったのは正直な感想です。

他の声優題材アニメもそうですが、声優さんが声優役を演じるって、実際難しいと感じました。

 

ということで、Pyxisの2人の10年の集大成という形のアニメでした。

自分も10年間応援してきましたが・・・・・んー。

「成長せーへんかったなあ」

と言ったら、誹謗中傷になってしまうのかな?

特にみっくは10年間これだけ恵まれた配役をキャスティングしてもらったのに、ソシャゲであれだけカバー曲を歌わせてもらってきたのに、その集大成がこれでしたか…。

毎回「夢の続きをリライッ」というオープニングを早送りスキップすると、必ず「夢の~リライッ」という御本人出演のミュージックビデオCMが再び流れるので、イラッとするのも定番になってしまった。はいはい前田敦子に似てます。乙。

 

「歌種やすみ?なにこの棒…新人でも下手すぎるだろ歌種絶対顔だけで選ばれたな」←作中に出てきたSNSへの誹謗中傷書き込み(原文ママ)

申し訳ないけどフィクションだがリアルだか分らなく。。。

この駄文レビューもそんな誹謗中傷のひとつとなるのでしょう。

でも自分は10年間それなりに応援してきた身なので言わせて。デビュー作の『ろこどる』から何も変わってなくない??

もうやることはやりきったと思うので、年齢も年齢だしそろそろ身を固めて家庭を持つべきときが来たのではないでしょうか?

死ぬほど余計なお世話ですが。