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 カルティエやヴァンクリーフの時計・アクセサリーを、とのリクエストを頂いたので…。


 何年か前の展示会で母と相談の上、父に購入したもの。本当は私の時計(WG/ベゼルダイヤ)を検討していたのですが、決心がつかず、たまたま目に止まったこちらを頂くことにしたの。


 こちらはCollection Privée Cartier Paris (コレクション プリヴェ カルティエ パリ)の一つ、トノーLMです。ケースやストラップの組み合わせは多様でしたが、仕事でも使えるようプラチナ×レザー(黒)をセレクト。トノー型のケース×ローマ数字×リューズのサファイアと相まって、非常に端正な印象の一本です。手首のカーブに馴染む付け心地もさすが♪


 こちらのコレクションは機械式時計のシリーズ。それ故、時計とは別にお手入れ等に使う道具もずっしりとした立派な木箱に入って付いて来るの。時計好きな方にはたまらないのかもしれませんが、我が家では宝の持ち腐れ状態に…。持って来て頂いた時に一度手に取ってみただけで、その後は仕舞い込まれる羽目に陥っています。


 また、お手入れ道具のみならず、実は時計本体も眠っています。「電波時計の正確さを絶賛するようになった父に、機械式は向いていないのでは?」という疑問が母と私の間に浮かんでしまい、未だプレゼントしていないの…。という訳で、折角のこちらの時計は衝動買い→タンスの肥やし、という王道を驀進中です。大反省。


 あまりに勿体無いので、私が使おうかと思ったのですが、どうにも似合わなくて…。きりっとマニッシュに着けられると良いのですが、フェイスが大きすぎて手首がすっぽり隠れてしまい、「借り物感」がありありと伝わってしまうの。私に時計に負けない位の迫力があれば良かったのですが…。…弟がこの時計が似合うようになるまで、もう少し眠ってもらうしかなさそうです。放置しているうちに痛んでしまわないと良いですが…。


 今となっては、私が検討していた時計を思い切って購入しておけば良かったかしら、と母と話すこともw「機械式×トワルストラップ」という2点が引っ掛かってしまい決断できなかった品だったので、もし妥協して購入していても、上記のトノーと同様の道を辿らせてしまったかもしれませんが…。次々と新作も発表されることですし、心底惚れ込める時計に出会うまで、のんびりと構えてみようと思っています。