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めんたいブルース 《Mentai-Blues》

福岡在住の「コジ」が大好きな音楽・ブルースを中心にお届けするブログです。
気になった記事がありましたら、どうぞ気軽にコメントをお寄せ下さい。Twitterアカウント:https://twitter.com/kojy_blues

明けました。
今年もよろしくお願いします。

昨年は父親の死去があり、自粛モードとなってしまいました。
このブログも更新頻度が急激に減ってしまいましたね。
ちょびっと反省。

そんな状況にもかかわらず、時々訪問してくださる皆様には心から感謝しております。

今年も気になった音楽や楽器などを採り上げていきたいと思います。

ゆるくお付き合いいただければ幸いです。


最近は純然たるブルーズをあまり聴いていなくて、サントラやウィンダムヒルのピアノサウンドなども好んで聴いています。
音楽に求める物が少しだけ変調しているのかなぁ、なんて思ったり。

と言ってもタイミングによっては、気分にジャストする黒人音楽もあるわけです。
それが本日ご紹介の一枚。
これだけネットが充実する時代になっても彼らの情報は非常に少ないです。それが逆に嬉しかったりするのはマニアの習性。

彼らを簡単にカテゴライズすると、ゴスペルになります。
その中でもスチールギターを弾きまくる セイクリッド・スティール派 になります。以前紹介した The Word というユニットもこの宗派でしたね。
あのアルバムも非常にツボでした。

こちらのアルバムでは女声ボーカルを含むナンバーもあり、更に僕のツボであります。
バチバチなハイテンポのナンバーなんて、教会で黒人男女が入り乱れて踊り狂う姿が目に浮かびます。
ファンクなナンバーもあるし、これを宗教音楽という厳格な枠に収めておくのはカナリ惜しいです。
スライド・ギターの入ったJB'sって感じもしますよ。
他にも「I Was Born By The River」(タイトルはなぜか変えてある)や、
「Amazing Grace」のような有名曲も収録されているので、とっつきやすい印象です。

つーわけで、久々の投稿でした!

気になった方はAmazonで視聴してみてくださいね。
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Can You Feel It?

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ご無沙汰してます。
父親の死去を引き摺って半年が過ぎました。
でも、ボチボチ前向きに動いていかなくちゃな・・・。

先日中古でB.B. キングを入手しました。
EU編集の廉価盤です。10枚です。

この手の物は盤起こしも多く、LP特有のスクラッチノイズが残っているものもあります。なのでショップで手に取った時には期待していませんでした。
しかし、自宅に戻り聴いてみると。
意外にも音が綺麗で、集中して聴くことが出来ました。
安価だし、凄く有り難いです。

また、各CDにはオリジナルCDには未収録だった音源も追加で収録されています。
残念なのは、それらの音源のプロフィールのリリース年以外が不明な点。
ここはマイナスポイントです。

まぁ・・・今はネットで調べて補足する時代なので、そこは自力でなんとか頑張りましょうね。

総評。安価ですが、侮れないセットです。
持ってない作品が含まれていたら、迷わず買いましょう。

収録CD
Singin' The Blues (1957)
The Blues (1958)
B.B. King Wails (1958)
B.B. King Sings Spirituals (1959)
B.B. King Sings Compositions Of Duke Ellinton & Others (1960)
KIng Of The Blues (1960)
My Kind Of Blues (1960)
More B.B. King (1961)
Easy Listening Blues (1962)
Twist With B.B. King (1962)

Milestones of a Blues Legend








僕のFender Japan ST57-50 のお話。
最近はEpiphone ES-295を主力にしていて、出番がめっきり減りました。

今回のバンド休止と共に、色んな可能性を探ろうと思ったので少しいじることにしました。

ネットの情報で知ったのが、ジミー・ヴォーン兄貴のストラトはリアPUにもトーン・コントロールが効くように改造してあるそうで。

YouTubeで音源を見たら、兄貴、しっかりリア使ってるよね、って。


よーしGWは暇だし、いっちょ改造するか、って気分になったのです。

ネットを探して見つけた回路図で、トグルスイッチのアッチの穴からソッチの穴に繋ぎ替えるだけ、ってのが分かりました。
興味のある方はググってください。回路図は「schematic」という単語になります。

で、ちゃちゃっとやりました。


ハンダ付けが下手なんでかなり恥ずかしいです。
ほとんどが約10年前に行ったもので・・・(笑)←イイワケ

んでもって、博多区千代にある内緒のお店で音を出してきました。

結果は・・・

正直、よく分からなかった!爆

久しぶりだったんでねーwww ←またイイワケ

関係ないけど、ミドルの音がでっかくなりました。
という事はつまり、トーン・コントロールに繋ぐと電流は少なからずそっちに流れて、損失が起きてるんだと。
こういうのは自分で試さないと分らない事ですね。

勉強になりました。


昨年くらいから、思っている事。
ブルーズとは形式ではない。
重要なのは、何を伝えようとしている音楽なのか、という事。

僕は、ブルーズとは「心がブルーになる瞬間を切り取った音楽」なのだと思ってます。
例えばそれは、
彼女につれなくされた・・・とか。
仕事でしくじった・・・とか。

この日本という平和すぎる国でぬくぬくと育った僕達は、黒人ブルーズマンのように人種差別を受けた経験はないので、彼らの本質は絶対に理解できないと思います。
でも、もしかしたら少しだけのブルーズならば、分かるかもしれませんよね。

そういう風に考えていたある日、これはまさしく少しだけブルーズだよね?って気付いてしまった曲がありました。
それが、今回の「恋するフォーチュンクッキー」だったのです。

「あなたのことが好きなのに、あなたはまるで興味ない」
これほど分かりやすいブルーな歌詞はないと思いますが、いかがでしょう?
主人公は、ティーンエイジャーの女の子。
好きなあの男子は並なルックスの私には到底振り向いてくれないよね・・・。

でも、「ツキを呼ぶには笑顔を見せること」と気丈に振る舞って、自分の人生をなんとかなるさと前向きに考えようとする姿勢。

これって、ほら、あの曲やあの曲に流れているブルーズの歌詞のフィーリングと一緒ですよね。

曲調は70年代後半ディスコナンバーっぽくて、黒人DJさんも出演されているので、まぁ黒いと言えば黒いですし(汗)

今回は、音楽は妙な偏見を持たずに楽しむ方が色々発見があって楽しいですよ、という提案も兼ねて書かせていただきました。

ちなみにPVはヤフオクドームから 福岡都市高速に向かう西側の道路を封鎖されて撮影されたようですね。
博多の人間なら知ってる場所なので、なんか嬉しいデス。