1951年から1952年にかけてトランペットレコードに吹き込まれた、サニー・ボーイ・ウイリアムスンのデビューレコーディングである。
デビューと言ってもすでに54歳だったそうだ。
ブルース業界、恐るべし。
アルバムタイトルの「キング・ビスケット・タイム」というのは実はラジオ番組のタイトルで、17曲目には実際の放送内容がそのまんま収録されている。
50年代初頭の南部ではこんなブルースが主流だったんですよ、ってのがよく分かる。
音質は、時代相応にモノラル録音でモコモコしている。
現代のハイファイ音楽に疲れた耳には、癒し効果もあるかも。
同じ時期のメンフィスで頑張っていた頃のハウリン・ウルフの「Sings The Blues」もお勧め。