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「輝きの明日へ7」池田大作
 
「輝きの明日へ7
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
108ページ
1997年66日 初版発行
 
1997年 平成9 10月 読了
 
  
 
収録期間 平成9(1997年)324日~416日
 
【目次】
 
君らがいれば21世紀は盤石!(第3回全国男子部幹部会、第3回全国女子部幹部会)H9.3.24
 満月の幹部会
 釈尊の教え「死は必ず来る、故に時を惜しめ」
 釈尊の忠告“善をなせ、急いで!! 頭髪に火がついた人のように”
 悪魔のささやき「人間の命は長い、ゆっくり楽しめ」
 弱い心に支配されれば負け
 人生は面白い 劇(ドラマ)があるから
 若き日に御書を繙け 御書は「光」「永遠の太陽」――哲学の光線を若き命に
 人生は短い 今こそ拝読を! 行動を! 鍛錬を!
 友の帰還を喜び迎えるごとく
 善悪の基準なき混乱の社会
 大善でなければ
 永遠のために今、福徳を! 苦労を! 「さらに高く!!」とドラマを綴れ
 もっと、やっておけばよかった
 太陽に近づけ
 「私はやりきった!!」と青春を
 世法・国法・仏法
 新出発に寄せて
 初日で決まる
 ここが私の“黄金の本国土” 一念を決めれば、一念の通りに
 変革には苦労が伴う
 「よからんは不思議」と心定めて
 福徳の地盤を
 人生は戦場 ならば君よ 勇士たれ
 君の足跡が後輩に勇気を「あの人が生きたように!!」と
 一生を気高く!
 21世紀の勝利へ!! 人間讃歌を高らかに!!
 さらに高く!! さあ仕事を続けよう!!
 さあ始めよう!!
 
戸田先生「一人、ただ一人立てばよい」(全国幹部研修会)H9.3.28
 指導者は顔色も生き生きと!
 百年にわたる中国革命の前進
 中国革命の花――女性詩人・秋瑾(しゅうきん)の炎 「我が熱血は波濤となりて祖国を救わん!!」
 中国のジャンヌ・ダルク
 沸騰する情熱
 男なんかにまかせておけない!
 友を売る人間(おとこ)は私が許さない!
 見よ! この鮮烈な青春を!! 全中国の魂が震えた
 密告により処刑
 悪人たちの悪名も千載に残る
 忘るるなかれ先駆者の遺風を
 周総理“感傷なんか役に立たない。流す涙は怒りの涙だけだ”
 同志の血涙こもる「この道」を!
 真の個人主義――自立した人間は他者に奉仕する
 「自分さえよければ」は卑しい
 
<メッセージ>
魔を乗り越えてこそ仏に(4.7山梨県婦人部の日・記念幹部会)H9.4.16
 
<和歌・指針>
記念の和歌(第4回全国男子部幹部会)H9.4.12
 
指針と和歌(第4回全国女子部幹部会)H9.4.13
 
<授章>
「名誉会長は 中国の文化交流を全力で推進」「暴力と戦争に反対し 人類の幸福と平和を開拓」(中国・旅順博物館の海外初の「名誉館員」就任式)H9.4.7
 友好の21世紀へ手を携えて――大連市文化局・王永林局長のあいさつ
  文化交流こそ平和の先駆け
 
<創立者祝辞>
学べ、学べ、学べ 極限まで学べ 知性こそ「人間主義者の武器」(第27回創価大学、第13回創価女子短期大学入学式)H9.4.7
 壮大な交流の宝庫・旅順博物館
 探究の人は、いつもみずみずしい
 池水清らかなるは「湧水(ゆすい)」の力
 交通の要衝 大きな花園
 アジアに侵略した近代日本の晩生
 旅順大虐殺
 右傾化を危惧
 旅順の学生の抑圧との闘争 “勉学は青年の権利だ!!”
 学問は精神闘争
 父よ母よ、あなた方の心を心とし
 転倒の歴史を変えよ、諸君が!!
 平和のリーダーを迫害する転倒
 フィリピン独立の英雄リサール “唯一の力とは精神力、ゆえに精神を鍛え抜け!!”
 生きるとは戦い
 黄金の実力を身につけよ ガーナ初代大統領「忍耐の果実は不滅なり」
 小さな日本を見おろし世界へ!
 日本の留学生を親身に世話して
 学生とともに学ぶ謙虚さ
 人権の母パークス女史 唯一の失敗とは“挑戦しない”こと
 卒業の年は2001年! 
 
21世紀の若き英雄よ! 学問と人格を磨け!!(第30回創価中学・高校卒業式、第25回関西創価中学・高校入学式)H9.4.9
 堂々たる「人材の大河」の流れが!
 読書と語学を!
 必ず両親を幸せにしてみせる
 あと五分、頑張ろう
 王者とは、誠実な人間 名声が何だ 位が何だ 君よ心で光れ!
 心こそが幸・不幸を決める
 くよくよするな、人生は長いのだ
 一生涯、弱者の味方の人が偉い
 巌窟王の魂 「虐げられた人々の無念を晴らせ!!」
 お母さんが無実の罪で牢獄に
 正義を証明するその日まで!! 断じて負けるな、学びに学べ!!
 待て、そして希望をもて!
 何も恐れるな「正しい」ならば
 基準は「それが正しいかどうか」
 “見よ!! 一人の人間の力は無限”と
 舞台は世界だ
 愉快に! 快活に! 21世紀の英雄よ
 
  
 
池田先生のスピーチ集「輝きの明日へ」の第7巻です。
 
平成9年(1997年)3月24日~4月16日までのスピーチ・メッセージ・和歌・指針・祝辞等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
●仏法は勝負である。最強の敵と戦って、勝つか、負けるか。魔との戦いを避けて仏法はない。勝ってこそ仏になる。勝たねばならない。また、必ず勝てるのが仏法なのである。この勝負には、世法のような、ごまかしがきかない。要領も、策もきかない。厳しい生命の因果の上の勝負だからである(P8)
 
●自分が、どういう「死」を迎えるか。それによって「永遠」が決まる。この「生死」の解決にこそ、仏法の要がある(P14)
 
●中国のジャンヌ・ダルク、秋瑾(しゅうきん)女史について(P33)
 
●旅順からの栄誉――それは池田名誉会長への中国の絶大な信頼を象徴している。旅順は近代日本が占領し、筆舌に尽くせぬ苦悩を与えた場所である。日本人の多くが忘れようとも、中国の人々は忘れない。
日清戦争の大虐殺だけでも、町ぐるみ消滅するほどの蛮行であった。そして、日露戦争、満州国。「203高地」などの「戦勝の歴史」は、日本からの一方的見方にすぎない。悲劇の舞台になった旅順から、日本人に「名誉館員」の称号を贈ることなど、通常では考えられないことである。
中国の人々は知っているのだ。「だれが日本の軍国主義勢力と本当に戦っているのか」「だれが本当の中日友好の人なのか」を(P56)
 
●厳しくて、出ていく学生がいても、やむを得ない。厳しさのあまり、たとえ皆がついてこれなくても、一人、本物が残ればよい。あえて言えば、私は、そういう心情である(P63)
 
●「私が学んだことは、変化を起こすには、恐れずに、最初の一歩を踏み出すということです。そうでなければ、変化を起こすことは、できません。思うに、ただ一つの失敗というのは、挑戦してみようとしないことです」(P78)
 
●皆さんの年代は、見た分」、聞いた分、すべて吸収できる。頭脳に入っていく。
ならば、今、目から何を入れるか。耳から何を入れるか。それで一生が決まる。
無内容なテレビを見たり、つまらない本を読むために、諸君の目や耳を使うのでは、あまりにも、もったいない(P81)
 
●裕福な家に生まれたから幸せなのではい。それは錯覚である。強き草は泥だらけの大地から生える。貧しい家で苦労してこそ、強い人間、人の心がわかる人間になれる(P84)
 
●あと5分がんばろう。あと10分、頑張ろう。それを繰り返せる人が勝つ。粘り強い努力の人が、必ず、自分らしい使命の花を咲かせていける(P85)
 
●青春時代は、悩みの連続である。思うようにいかない日もある。思うようにいかなくて当たり前、それが人生である。だからこそ面白い。だからこそ人格もできるのである。一日一日耐え抜くしかない。そこにのみ栄光の朝日が昇る(P91)