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「輝きの明日へ4」池田大作
 
「輝きの明日へ4
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
94ページ
1997年420日 初版発行
 
1997年 平成9 10月 読了
 
  
 
収録期間 平成9(1997年)131日~210
 
【目次】
 
君よ挑め! 広布の山へ!!(全国代表研修会第1回)H9.1.31
 前人未到のマッターホルンも青年の熱と力で登頂 「私は勝った!!」と叫べる人生を
 「絶対に無理だ」と言われた山
 七回、失敗した後、栄光の記録を
 青年が動いて「壁」は破れた!
 一瞬の油断が悲劇をもたらす
 日蓮は日本国の柱なり!!
 人類の境涯を引き上げる
 正義の拡大を恐れた権力者
 蒙古襲来――亡国の危機に大声音で 正義は広がる“声”の力で
 大革新の声に皆、顔色を変えた
 戸田先生「学会こそ日本の柱」
 
第三の人生=高年時代を「実りの秋」に(全国代表研修会第2回)H9.2.1
 21世紀は空前の超高齢化社会
 毎日新聞でも連載「長命社会を生きる」
 高齢者の看護に、菩薩の美しさ
 庶民の老夫婦をわが父、わが母と
 人生の達人と輝きたい 智慧の大海を自身の中に
 最後の安住の地とは仏界の境涯
 老人を尊敬する社会が、人間を尊敬する社会
 仏典「年長者を敬えば、寿命と美と楽しみと力を得る」
 励まし合う友が宝
 多宝会は長寿の世紀の鑑
 更に寿命を賜う
 荘厳なる老人
 牧口先生は57歳で入信、60代・70代で大偉業を
 
心をつかめ! 知恵を出せ!(全国代表研修会第3回)H9.2.1
 「大根役者!」と、やじられて
 “沈黙は石ころ 雄弁はダイヤ”徳川夢声氏の哲学
 言いたいことが立派に言える力
 会合での話は、焦点を定めて
 話のための話ではいけない
 青年よ、受け継げ!! 我が心を
 少しも恐るる心なかれ
 私は戦う“時をかせいで”「釈尊の国を守った男」の物語
 
「思いやり」こそ人類の規範(全国代表研修会第4回)H9.2.2
 近代の夜明けを前に、日本・ロシアの友情の秘話
 北からの黒船
 対話に徹して
 湾の水が13メートルも持ち上がった!
 「助けの手」を拒んで死ぬ人たち
 自ら遭難しつつ日本人を救助 ロシア水兵
 その誠意に泣く
 自ら被災しつつロシア人を援助 日本の村人
 再び、災難が
 人間愛が国境を越えた!!
 「異人とつき合うな」と言われても
 不屈の闘争心
 苦しむ人を見捨てておけるか!!
 戸田村から近代造船が幕開け
 友情の英雄は尊し、戦争の英雄よりも
 民が官を動かす
 恩を忘れぬ父娘
 縁の歴史・伊豆、――新時代の電源地
 立派な人間は、どの国でも共通 ロシア作家 ゴンチャロフ
 我より10倍、100倍の苦労。真の豪傑也
 命の叫び「人類よ、ひとつになれ!」
 アジア・ルネサンスが開幕
 人類の5分の3はアジア人
 障害があるほど「だからこそ友好を」と
 まず人間たれ 人間として光れ 人間主義にこそ「日本の正しい進路」が
 そこに人間がいるのだから
 
「広宣流布の人生」ほど美しいものはない(第8回本部幹部会、第21回九州総会、第8回埼玉総会)H9.2.8
 21世紀へ学会は、人材で勝つ!!
 すべて人で決まる
 青春の生命に何を刻むか
 一生懸命の人は美しい
 青年よ学べ“人間の真髄”を
 投獄にも屈せず
 もっとも正しい人間が迫害される
 革命の女性・ローザの強さ、あかるさ、賢さ 獄中から「私があなたを支えます」と
 自分が立てば皆の心も燃える
 リーダーは“皆の心”を軽やかに
 自分には厳しく、友には温かく
 「私には何の惑いもありません」毅然たる「金剛不壊の信心」に喝采
 この人生を見よ
 日々の美しい祈り
 「心の眼」開きて
 御聖訓「妙法の女性を四菩薩が守り抜く」
 三世永遠に黄金の大境涯
 妙法を自分の「生活の原理」に
 指導者は青年を尊敬「思う存分、活躍を!」と
 青年のために――牧口先生の至誠
 一人のために九州まで列車で
 学会が「人類社会の悪化を防ぐ」と
 
和歌・メッセージ>
記念の和歌(第2回全国男子部幹部会)H9.2.5
 
大目的に生きよ!! それが太陽の青春(第2回全国女子部幹部会)H9.2.10
 女子部は朗らかに 心清らかに
 自分に負けるな 教学で立て
 印度(インド)からの栄誉を恩師に捧ぐ
 師の心を胸に 世界へ友情を
 父ネルーは娘の門出に誓わせた 「自由を奪う者よ! 私は最後まで戦う!!」と
 父は娘に願った「誓願の人生」を
 サリーが伝える人類愛の心
 人生、最後は苦労した人が勝つ
 強い自分になれば幸福
 「自分は、こう生きる」と決めて
 一人ももれなく「21世紀の山」へ
 
  
 
池田先生のスピーチ集「輝きの明日へ」の第4巻です。
 
平成9年(1997年)1月31日~2月10日までのスピーチ・和歌・メッセージ等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
●我々の精神の柱は信心であり、広宣流布である。ゆえに最大の危機は広宣流布の破綻であるといってよい。それ以外のことは「風の前の塵」のように、ささいな小さなことである(P6)
 
●リーダーは、まず自分が動くことである。自分が自分の目標に挑戦することである。自分がやらないで、人にやらせるのは、ずるい。
それでは自分の成仏はない。自分が祈り、自分が語り、自分が法を弘めた分だけ、自分の生命を梵天・帝釈が守る。大いなる生命力がわいてくる。智慧と功徳が、慈悲がわいてくる(P9)
 
●法のため、人のために「一念に億劫の辛労(P790)」を尽くせば尽くすほど、仏界という境涯の頂上に近づいていくことを確信していただきたい(P10)
 
●「老人を尊敬する社会」こそ「人間を尊敬する社会」であり、それでこそ「生き生きと栄えゆく社会」となろう(P25)
 
●リーダーが会合で話すときも、「何のため」話すのか。「話のための話」ではいけない。「勝つための話」である。
皆が、生活に勝ち、人生に勝ち、広布に勝っていくためのエネルギーを贈るのである。皆の心を勝利に向かって爆発させていくのである。焦点の定まらない話であってはならない(P32)
 
●アメリカのペリー来航について(P38)
 
●「他人に対してもっとやさしく、もっと気を使い、もっと愛情を持つことです。他人のために自分を忘れること、そうすればその人たちもあなたを思い出してくれます。
自分も生き、他人をも生かすようにする――これがわたしの信条です! 堪え忍べ、働け、祈れ、そしてつねに希望を持て――これがわたしが全人類に一度に吹き込もうと願っている真理なのです」ドストエフスキー(P54)
 
●妙法広宣流布――そのために学会は、永遠に「人材」で道を開く。「人材」で勝つ。堂々たる人材山脈をつくる。
これが、そのまま広宣流布となっていく。
どんなに「法」が優れていても、弘める「人」がいなければ、「法」は生きない。人材しかない。私はこれから青年の育成に、これまで以上の“力”を与えていきたい。青年を育てる以外に、21世紀の勝利はない(P61)
 
●一生懸命の人は美しい。真剣な人は健気であり、また美しい。そういう人のことを、私は決して忘れない(P63)
 
●女性の幸福は40代からで決まる。若き20代や30代で決まるのではない。これが戸田先生の結論であった。また、トインビー博士も、そう結論しておられた。
その時のための「青春時代の信仰」である。その時に勝つための信心である。人生の総仕上げで、本当に幸福になるための青春時代の信仰なのである。
この“最高の青春”を教えているのが創価学会である(P63)
 
●折伏のローザ、ローザ・ルクセンブルクについて(P64)
 
●「一人」で決まる。「あの組織が弱い」「あの人が動いてくれない」と嘆いたり、他に責任を押しつけているうちは何も変わらない。
リーダーが一人、「私がやります!」と決意することである。その決意で、自然のうちに皆の心も炎と燃えていくのである(P68)
 
●私たちは学会家族である。上も下もない。皆、御本尊のもとに平等である。ゆえに、現実に広宣流布のために苦労している人が偉い(P701)
 
●青年部に対しては、怒ってはいけない。皆、これからの人である。「自分以上に偉くしよう」――こういう決心で尊敬していくべきである。
決して見下げてはならない。親分子分のように利用することなどということは、絶対にいけない。
私は戸田先生に厳しい“訓練”は受けた。しかし、感情で、怒鳴られたりしたことは、いっぺんもない。
常に、尊敬をもって接していただいた。ゆえに私も尊敬の念で報いた。青年を尊敬し、励ましながら、何でも語り合い、教えてあげる。思う存分に力を発揮できるよう、道を開いてあげる。これが人生の先輩であり、本当の仏法の指導者ではないだろうか(P78)
 
●御聖訓には「賢きを人と云いはかなきを畜といふ(P1174)」と仰せである。流行や虚像に目を奪われて、右往左往する生き方は、浅はかである。目先のことばかりにとらわれて、あれこれと揺れ動く人生は、愚かである(P93)