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「創価のルネサンス99」池田大作
 
「創価のルネサンス99
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
101ページ
1996年11月18日 初版発行
 
1997年 平成9年 9月 読了
 
★ ★ ★
 
※収録期間 平成8年(1996年)7月19日~9月15日
 
【目次】
 
青年よ一人立て! そこに「師弟の大道」が(第1回本部幹部会、全国青年部幹部会)H8.7.19
 カザルスのピアノを初演奏
 文化の闘士カザルス「私は抗議する! 人間性への侮辱は、私への侮辱だ」
 世界を駆ける文化の闘士
 暴力に対して、文化で戦う
 指導者の勇気の一言で決まる
 2004年=第100回の幹部会へ、大勝利の完走を!!
 毎月の幹部会で前進また前進!
 正義が勝つ日へ! 動け 書け 語れ
 晴れ晴れと真の丈夫の闘争を
 人間をつくるのは師弟のみ
 自分が学べ 自分が戦え 自分を磨け 戸田先生「組織の上にあぐらをかくな!」
 指導者は学べ
 キューバの精神の父“栄誉はいらぬ 使命を果たすのみ”
 一人の青年の力
 一心不乱の労苦こそ財産 エマソンいわく「自由の人」とは不動の「信念の人」
 安逸は青年の敵
 一人が立てば不滅の「城」と
 母の恩を報ずるために広宣流布
 幸福な人とは、成長し続ける人
 今なすべきことを完璧になせ
 徹すれば道は開ける!! 今を勝て 何かをつくれ 何かを始めよ
 苦に徹すれば君は輝く!
 
創価の大道を獅子と走れ(第2回本部幹部会)H8.8.29
 出でよ、本物の獅子の闘士
 “自分を鍛えよ 鋼鉄のごとく”ガーナの父は「迫害が我らを鋼鉄に鍛えた」
 悪の鎖を粉砕せよ!
 魂に息吹はあるか、喜びはあるか
 難がなければ、大聖人の弟子ではない 讒言が常套手段
 難が正義の証明
 「いまだこりず候」と 正義よ進め
 日本国の柱なり
 世界と語り、世界を味方に
ゴルバチョフ氏の側近が証言「池田会長との対談で氏の宗教観は一変した」
人間のために宗教が大事、と
 
<メッセージ>
民衆の声で核廃絶の潮流を(IPPNW核戦争防止国際医師の会、第12回世界大会)H8.7.27
 人類の生存権を守る共闘を
 希望輝く千年は“心の健康”が礎に
 
人類貢献の精神のバトンを(日印合同シンポジウム)H8.8.2
 人権闘争の源流は 民衆の幸福願う師弟の心
 
偉大なる創価の魂を継ぎゆけ(日本・インド青年の集い)H8.8.4
 
人間の尊厳輝く世紀へ、精神の同盟の貴重な一歩(日印合同シンポジウム)H8.8.8
 今こそ“人間復権の哲学”を タゴールは文明の危機を予見した
 
世界平和のために指導者に育て(3回日米青年平和総会)H8.8.18
 青春とは「希望」「挑戦」「正義」
 
大きな心で断じて勝ちゆけ(東京の婦人部本部長会)H8.9.1
 ネパール・シン女史 庶民の同志こそ最も高貴な女性
 困難への挑戦の中に人生のロマン
 
「行動」起こす勇気の人に(静岡・浜松<県>第1回総会)H8.9.1
 愉快に、仲良く、生き生きと
 
生命の尊厳を守る、正義の師子吼に続け!(教育部、ドクター部合同会議)H8.9.7
 御聖訓「日蓮が一門は師子の吼うるなり」
 「自分は勝った!!」と言える歴史を
 不借の行動で「自身の宮殿」を建設
  一人が叫べば、全てが変わる
 声の矢を放て
 戦うべき時に戦う人が仏に
 勢いの風を作れ
 
勇者の魂で広布の理想郷を!(1回山梨県記念幹部会)H8.9.13
 不動の気概で“新たな歴史”を
 
悩みに負けず行動する人が菩薩(9.9女子部の日記念大会)H8.9.14
 もっと苦しんでいる人のために――
 
皆さまは、大満足の心の大王(尊き多宝会の友に贈る)H8.9.15
 
<授章>
日本で初“世界を駆ける博愛の大使”と(国立ガーナ大学「名誉法学博士」学位記授与式)H8.8.29
 「人間こそ大事」の価値を広めた人物――推挙の辞 ドルフィン教養学部長
 SGI会長は“平和の献身者”――ベネ副総長のあいさつ
  ガーナ訪問を期待
 
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池田先生のスピーチ集創価のルネサンス」の第99巻です。
 
平成8年(1996年)7月19日~9月15日までのスピーチ・メッセージ等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
●スペインの大音楽家、パブロ・カザルスについて(P6)
 
●カザルスは、生涯、民衆とともに、民衆の中で生き抜くことをモットーとしていた。彼は言う。
「私は庶民の中で育ち、庶民といつも一体だった」
「私は決して自分の貧しい生まれを忘れない。そしていつまでも、故郷の同胞たちのそばに立ちつづけるつもりだ」
私も、彼と同じ気持ちである。まじめな会員のために、そのためにだけ私は生きている。思えば、牧口先生も、貧しい寒村出身の一庶民であることを誇りとしておられた。
地位ではない。肩書きでもない。妙法を持ち、広宣流布に生きている人が、もっとも尊いのである。庶民が、一切の原点なのである(P11)
 
●今は「甘やかされた環境」である。それでは人は堕落してしまう。苦しまなければ、人間はできない。
また、人間をつくるのは師弟である。組織上の機構ではない。他の偉大な世界の学者、先駆者、指導者も、やはり「師弟」しかないと気づき始めている(P14)
 
●マルティについて(P15)
 
●師匠を胸に抱く人は強い。智慧もわく。
師匠の恩を忘れない人は永遠に美しい。
裏切りは醜い。そういう人間は、永遠に苦悩の境涯となる(P15)
 
●戸田先生は、組織の上にあぐらをかくような惰性や甘えが青年にあれば、烈火の如く叱られた。
役職も「自分で、その位置をつくりあげなければならない」と厳命されていた。
役職にふさわしい働きがなければ、形式主義である。組織主義である。それでは、どんなに役職が上がったとしても何の意味もない。かえって、後輩の邪魔になってしまう(P17)
 
●よく「私には力がありません」と言う人がいる。甘えた言葉である。力がなければ出せばよい。私どもには題目がある。題目をあげれば、御本尊からいくらでも力はいただけるはずである(P18)
 
●何も束縛がないのが自由ではない。何があっても揺るがない信念をもつ。そこに自由はある(P20)
 
●青年は安逸に流されてはならない。甘えた環境では成長はない。
大いに苦労を求め、勇んで苦労を財産として、一流の人格と力を磨かねばならない。
自分を磨こう、もっと磨こう――その一念で青年部は、いよいよ本格的な自己鍛錬を開始していただきたい(P21)
 
●何もないことが「幸福」なのではない。あらゆる抵抗を乗り越えて、成長し続けることこそ、「幸福」なのである(P26)
 
●青年は、自分をいじめるかのように苦に徹した時、本当の自分の“輝き”が出る。環境ではない。全部、自分である。自分が一から創るしかない。
何かをつくれ! 何かを始めよ! 何かで結果を残せ! それでこそ人間であり、青年である。それでこそ未来に生きる素晴らしき人生である(P29)
 
●ガーナ共和国の建国の父、エンクルマ大統領について(P32)
 
●鍛えられた人間には、かなわない。その人は何も恐れない。
仏法は自分を鍛えるためにある。自分が強くなるためにある。
強くなることが勝利である。最高の功徳である。
その人が幸福になる。その人が仏になる(P34)
 
●人間の価値は、目に見える姿ではない。格好ではない。形だけの地位や役職ではない。
信心である。信念である。その人の心がどうかである。行動がどうかである(P35)
 
●気高き庶民が、愚直なまでに、人のため、社会のため、平和のために、何十年も活動してきたから、今日の学会があります。こうした無名の女性をこそ、日蓮大聖人は、菩薩と呼び、また聖人と叫び、たたえられております。
どうか、この世界一の偉大なる婦人のスクラムを誉れとし、自分にしか果たせぬ使命の劇を、勇気凛々と飾っていただきたい(P64)
 
●“時”を逃してはならない。大事な“時”に逡巡してはならない。
スポーツでも、逡巡があれば負けてしまう。
医師が手術に臨むときも、そうであるに違いありません。
技術だけではない。心の技が、ここにあります。
種を蒔くべき“時”があります。戦うべき“時”があります。
その時に、逡巡なく師子王の心を出して立ち上がるか、どうか。それで成仏は決まります(P75)
 
●何のための青春の信仰か。
それは、我が境涯を高めゆく翼であります。
そして良き縁を結び、広げゆく、光の風なのであります(P82)