 【送料無料】一瞬の判断力 |
5度の盗塁王を始め、6度のゴールデングラブ賞や新人王を獲った赤星氏(野球解説者・元阪神タイガース)。
そんな氏は自身を「『あらかじめ与えられた能力で簡単に勝つ』ことを嫌う性格」と評しています。
そのため、あえてきつい道や困難な場に身を投じることでいろいろな工夫と努力を重ね、
「身体が小さいからプロにはなれない」と言われていた常識をひっくりかえし、超一流の選手となりました。
本書にはそういった経験に基づいたメンタルコントロール術や、
健康管理の方法、コミュニケーションのコツが満載。
ビジネスでも、スポーツでも、あらゆるシーンで応用できるヒントが満載です。
赤星氏の新しい著書「一瞬の判断力」を一気に読んだ。
元野球選手なので、当然野球に関する話なのだが、
野球だけでなく、一般のビジネスにも参考となるビジネス書となっている。
スポーツや仕事にあたっての心構え、準備などをあらわしたメンタル本と言える。
かつての阪神時代の裏話など、また引退後の仕事に対する心構えなど、
いろいろ参考となるものが紹介されている。
もちろん野球好き、阪神ファンの方でも充分楽しめる内容の一冊ではないかと思える。
なにごとも、事前の準備からコミュニケーションのとり方など参考になるエピソードも。
現役時代のそのまじめぶり、野球に対する取り組みがあったからこそ、
当時の先輩の選手も赤星氏を支持し、またフォローしたのではないか。
そういった意味での普段からの言動にも注意が必要だなと感じさせる。
興味深い話として、赤星氏自身が考える現在での「ポスト赤星」である。
大和、上本、柴田、俊介のなかで、最も「ポスト赤星」に近いのが上本選手だそうだ。
大和も拮抗しているが、柴田、俊介に関しては、まだまだ盗塁に関してはまだまだだそうだ。
赤星氏自身の見た若手選手なので、興味深い。
今年の上本に期待、である。
また、最後に書かれていたのが、将来は指導者を目指しているそうだ。
もう少し時間がほしいということなので、
早く、体調面、準備面も万全にして、
早く阪神の次の世代の選手を指導してほしいと願うのみである。