スマートフォンのメールにも気をつけないといけないときが来た!! | 何事も楽しく、過ごしたい。

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ドコモのメール不具合、スマホ急増で能力超す サーバーの増強急務
(2011/12/22付 日本経済新聞)

NTTドコモは21日、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向けの
メール送受信サービス「spモード」の不具合が発生した問題で、
原因や再発防止策を発表した。
スマホの利用者急増で顧客情報を管理するサーバーの能力が不足したのが原因という。
同社は8月にもスマホで通信障害があり、設備増強を急ぐ必要がある。
ドコモは21日に都内で記者会見を開き、
辻村清行副社長は「不具合の事象として重いもの。あってはならないことだ」と話し、陳謝した。
同社はこれまで通信障害などはあったが、障害に伴い利用者の情報が漏洩するような事態は初めて。
不具合は、スマホ利用者がメールを送信した際、自分のメールアドレスが相手側に表示されず、
第三者のアドレスが表示されてしまうというもの。受信した相手がそのアドレスに返信すると、
メールが意図しない第三者に送られてしまい、個人情報が流出するケースもあったという。
このため、携帯電話事業者について定めた電気通信事業法の
「通信の秘密」に抵触し、監督官庁の総務省が行政指導に踏み切る可能性もある。

不具合は20日午後0時22分から午後2時25分の間に発生。
設備の改善で20日午後6時頃にはおおむね解消した。
ドコモはスマホ本体の電源を切って再起動することで不具合が取り除けると説明している。
影響を受けた可能性があるのは最大10万人で、100件以上の苦情があった。
同社は実際にメールの誤送信があった利用者を通信記録の分析などで特定し、個別に対応するという。
引き金となったのは20日に関西地区で光ファイバー回線が保守の際に切断した通信障害。
通信の遮断自体は数分で収まったが、ネットに常時接続しているスマホが
復旧後に一斉に再接続をサーバーに要求。
顧客情報を管理するサーバーに能力を上回る負担がかかってパンク状態となり、
メールアドレスと顧客の識別情報が一致しなくなった。

通信業界ではデータ通信を多用するスマホの普及で設備増強が大きな課題となっている。
ドコモなど通信各社は端末と直接データをやりとりする基地局設備は増強しているが、
今回の不具合は基地局だけでなく、顧客管理サーバーなど通信会社側が持つ設備の不備を浮き彫りにした。
辻村副社長は再発防止策について「スマホの利用急増によって障害は様々な箇所で起こる。
全体の処理能力をバランスよく増やしたい」と説明した。
通信各社にとってスマホ販売は収益源となる一方で、
インフラ管理を怠れば重大な経営リスクを抱えることになる。


以前から、携帯がスマホの比率が増えることにより、
回線等がパンクするのでは? と言われていたが、
やはり起こるべくして起こったようだ。
しかし、不具合っていう報道されたけれども、不具合なんていう生易しいものじゃないのだ。
その原因がサーバーダウン? サーバーの能力を超えたらメールが知らない人のところに届くのかっていうのは
どう考えてもおかしいのだが、日本最大の企業NTTでこのざまなのだから、ソフトバンクなんかはもっと心配だ。
北朝鮮の不安定化でサイバー攻撃があるかもしれないって言われてて、
警戒に入っている最中でのこのことですから、もっとほんとうの原因を公表してもらいたいと思うのだが。
日本の企業の隠蔽体質からして、公表されずうやむやになる可能性の方が高いかもしれない。

メールが他の人のところに行ったりするとほんとに大変な問題だし、
そうじゃなくっても個人の生活にとってこれはほんとうに重大問題である。

いまやメールは生活の中で日常的に使うものだし、
個人情報はもとより、いろいろな機密事項が全くの他者に流れるというのは、非常に恐ろしいことである。
これからは、宣伝ばかりじゃなく、こういうところにもしっかり力を入れていただきたい。