6月が始まったばかりというのに、早くもエアコンをつけないといけない日が来るとは…今年の夏も思いやられる。


こじかは元来から強度の冷え症なので、冬よりも夏の方を好むのだが、近年の暑さは限度を超えているので、さすがのこじかも真夏にはほぼ毎日かき氷を、そして毎晩ビールを補給しないと身体がもたない。


それほど体内に熱が溜まってしまうのだが人によっては熱の蓄積が皮膚疾患となって表れる場合も多々ある。


アトピー性皮膚炎をはじめ、皮膚疾患には原因が多様なので苦労させられるのだが、皮膚疾患での相談者は総じて皆いい具合に改善しているので、こちらとしても気分が良い。


暑い時期に肌が悪くなるということは、当たり前だが熱が悪さをすることで起こる。


ではその熱はどこから発生しているのか?五臓のどこなのか、気分血分のどちらなのか、を分析することが第一段階。

そして清熱剤となる方剤はいくつかあるが、上記の分析により適切な法剤が自ずと浮かんでくるので、それにより改善できる。



例えば40代女性の手の湿疹の場合。通年でよろしくないのだが、特に暑い時期になると肌汁を伴う強い痒みが発生する。

手を掻くとすぐに傷になるのでバリア機能が弱いのは明白なのだが、とにかく痒みと肌汁を抑えないといけない。


最初は越婢加朮湯で抑えていたが、夜間の痒みもあるとのことで選んだ法剤は消風散。

これにて一件落着!のはずが…

なんと服用することで胃痛が発生するという事態に。


マジかよ…確実に消風散の症やのに。。


なんとか副作用の胃痛を抑えるべく、他の方剤を追加したものの、痛みは治らずに仕方なく別の方剤を投与。

まぁまぁ効果を発揮しているところである。

あとは体質改善も検討していくところ。



さらに別の30代女性の相談では、顔が赤くなる。

特に暑い時期に目立つとのこと。


患部である顔は赤み以外にカサカサもあり。首から下はむしろ色が白めで肌に異常はなく、より赤みが目立つ。


便通は問題なくストレスも感じていない。

肌がダメージを受けている感じはないので、芩連剤の適応ではない、石膏含有剤が適当かと判断。

ではどの石膏含有剤を用いるか。


詳細は省くが、検討した結果、最初は辛夷清肺湯、その後は竹葉石膏湯をメインにした組み合わせでしっかり改善。もともとが綺麗な肌なので赤みが引いたことで本来の状態を存分に皆に知らしめている(笑)


こじかとしては、辛夷清肺湯と竹葉石膏湯は兄弟みたいなもので、ともに肺経の清熱滋陰剤として作用している。実証は前者で虚証は後者として扱っており、なかなか使い勝手が良い。


他にも例があったとは思うが、今回はこの辺で。


清熱の方剤は種類が多いので選択するのが大変だが、逆に選択の幅が広いことでステロイド塗布&抗ヒスタミン服用という病院の黄金セット(?)で治らない人にも大きな可能性があると前向きに考えることができるのでは、と思う。



こじかんぽう