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■人生・仕事の成果=考え方×能力×熱意■

さて、上の公式は何だと思いますか?

こちらは、京セラやKDDIの創業者で、経営破綻したJALの業績をわずか3年でV字回復させ、再上場させた経営者、稲盛和夫氏が提唱された式です。

この式では~人生や仕事の成果は能力と熱意と考え方の掛け算で大きくなるが、考え方には(マイナス)という数値も発生する。もし考え方がマイナスとなれば、掛け算の積はマイナスにしかならない。それどころか、考え方がマイナスであれば能力や熱意が高いほど大きなマイナスの積を生み出す。従って人は能力や熱意以上に考え方が一番大切だといえる~としています。

完全犯罪をたくらむ頭の良い悪党などは、考え方がマイナスで能力・熱意が高い、悪い例かもしれませんね(苦笑)

いかがでしょうか?

私が就職活動にもぜひこの公式を当てはめながら自分自身を整理してほしいと思っているのは、多くの企業がこの「考え方」を採用選考の場でも重視しているためです。

例えば私も前職で新卒採用の面接に従事していた時に、自ら大きな学生団体を立ち上げたりなどとても能力が高く、熱血漢がハンパない学生がいました。

その時にこんな質問をしました。
「あなたは5年度、どうなっていたいですか?」

その学生は胸を張って答えました。
「はい!私は御社で3~4年お世話になり人材業界を学び、5年後までには起業したいと思います!」

結果は残念ながら不採用でした。
不合格ではありません。不採用だということです。

学びたい?5年後までには独立したい?
私のいた会社は当時、共に自社の成長を担っていける人材を採用したかったため、能力や熱意が高くても、その考え方に賛同できなかったのです。

「入社してやりたいことは何ですか?」
「あなたにとって働くとはどういうことですか?」
「仕事で何を実現していきたいですか?」
「5年後、10年後の目標は何ですか?」

これらは皆さんの未来に対する質問であり、それは同時に皆さんの「考え方」を確認するのが目的の質問だといえます。

未来のことは考えることが必要になってきます。

だからこそ、応募学生の考え方を知ることができる質問だといえるでしょう。

組織人として共に働くとはどういうことか?
お金を稼ぐとはどういうことか?
ビジネスでは何を大切にしなければならないのか?
ぜひ自分の考えをしっかり整理していきたいですね。

ではどんな考え方ならいいのか?

それは皆さん自身の価値観なので強制はしませんし、できません。
ただし一つだけ挙げるとしたら、自分中心な考え方の持ち主は採用されることはないと思うのです。


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