こんばんは。小泉進次郎です。

 

先日環境大臣室に、「高校生ビジネスプラン・グランプリ」の入賞者の生徒さんが来てくれました。

いずれもレジ袋の課題を意識したビジネスプランで、7月からのレジ袋有料化を進めている環境省にとっても、ヒントと刺激になる内容でした。

 

高校生ビジネスプラン・グランプリ」は、高校生がビジネスプランを競う全国規模の大会で、日本政策金融公庫が主催しています。将来を担う若者の創業マインド向上を目的に、全国の高校生および高専生(1~3年生)を対象としたビジネスプラン・グランプリで、今回で7回目を迎えるものです。

 

準グランプリの洗足学園高校は、魚が嫌う味の天然成分を含んだ生分解性プラスチックビニール袋を開発し、小売店(コンビニ)や食品メーカーに販売するプランです。

プラスチックの味が魚の餌と似ていることが誤食原因の一つであることに着目し、 魚が嫌う苦み成分であるデナトリウムを摂取すると、苦味を受容する神経細胞により吐き出す忌避効果があることを検証し、 デナトニウムを活用した生分解性ビニー ル袋を考案しました。 ビニール袋の主成分はサトウキビから抽出したポリ乳酸で製造されているため、長期的には水と二酸化炭素に分解され環境にやさしい素材でもあります。

準グランプリの洗足学園高校プラン

 

審査員特別賞の京都府立木津高等学校は、世界のプラスチック問題を解決するため、京都府木津市の名産品で日本三大柿渋 の一つである「天王柿」から抽出した成分(カキタンニン)で紙袋をコーティングし、紙 製品の強度を増すことでレジ袋の代替品として販売するプランです。

大臣室で、柿渋をコーティングした新聞紙に水を入れましたが、見事に水がこぼれない袋になっていました。

審査員特別賞の京都府立木津高等学校プラン

 

両校のアプローチは違いますが、海洋プラスチックごみ問題、レジ袋を意識した課題解決である点は共通しています。高校生が環境問題に真剣にビジネスの観点から向き合っている姿を頼もしく感じました。

 

日本のプラごみの排出量は年間で約900万トン。そのうちレジ袋は約20万トンで約2%になります。プラごみとしてのレジ袋の量は、決して大きいものではありませんが、一方、レジ袋を含む一人当たりのプラスチック容器包装廃棄物の量では、日本は米国に次ぐ世界二位です。プラスチック容器包装への依存度は、世界的には高い方だと言えます。

日本全体のレジ袋使用は年間で約450億枚と言われています。人口一人あたりでは年間450枚。日本全体でレジ袋からエコバッグの使用になれば、日本の温室効果ガス排出量の0.2%程度は削減できる計算になります。

インパクトが小さいとはいえ、国民一人一人が出来ることとして、レジ袋の問題は意識改革になる重要な事だと思っています。

 

既に発表の通り、レジ袋については、今年の7月よりスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア等の小売店を対象に、原則レジ袋の有料化の義務付けを行うことになっています。また一部の先進的な企業では、有料化を始めていたり、プラスチックの使用を止めるなどの動きも出て来ています。

 

レジ袋という身近なものをきっかけに、国民運動が広がり、環境に関する議論が深まることを期待しています。

 

洗足学園高校、木津高等学校の皆さん、ありがとうございました!

 

 

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