三重県の社労士&行政書士・小岩広宣のブログ(四日市・鈴鹿市・津市)

三重県の社会保険労務士法人&行政書士事務所ナデック(四日市・鈴鹿市・津市)代表・小岩広宣の公式ブログ。最新の労務&行政実務に精通した社労士&行政書士・小岩広宣が、地元三重県の中小企業の発展のために日々奮闘している姿を実況中継します!


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西部邁氏がお亡くなりになりました。78歳という御歳でしたが、極寒の季節に多摩川に飛び込まれての自殺ということで、本当にショックを受けました。翌日の東京の大雪は、氏の死去を悲しむような光景に映りました。

私も西部氏からは多くを学ばせていただきました。氏が東大教授を辞められて評論家として文字通り世の中の脚光を浴びていた頃、私は学生時代でした。当時はとにかく生意気な年頃で、いい意味で大学の先生方に質問攻めして困らせたりもしていましたが、そんな学生だった私にとって西部氏の存在は、まさに知的で偉大な刺激そのものでした。

たて続けてに出版される著書はほとんどすべて買いあさり、氏が紹介されたオルテガなどのちょっとニッチな書物なども含めて、夜な夜なむさぼり読んだことが懐かしい思い出です。

今でもお付き合いのある親友と一緒に、大阪まで氏の講演会を聴きに行きました。終了後は生意気に質問をしてしまった記憶があります。帰りの電車の中でもあれこれ激論?に花を咲かせ、氏が発起人となった発言者も定期購読していたくらいのファンでした。

 

 


 


西部氏からの教えをひとことでいうと、価値相対主義や行き過ぎた専門特化からの脱却でした。すべてのテーマはみんな根底で結びついているのであり、世の中の考え方や思想について「人それぞれだ」と相対的に受け止めたり、分野や領域ごとに切り刻んで細分化した議論を展開していっても、最終的には全体を見渡して実りある成果を手にすることは難しい。

こんなポリシーは間違いなく私の物事との向き合い方や生き方にも影響を与え、迷ったり悩んだときのある種の羅針盤にもなっていきました。そして思想や哲学だけでなく、氏の文体も私好みでした。学部で学んでいた頃、若い講師の先生から「君は文章はうまいね」と言われましたが、客観的な評価はともかく氏の文体の影響を色濃く受けていたことは事実です。

今でも懐かしいことに、当時から20代の終わりにかけて、書き綴ってきたさまざまなテーマの散文が、手元に残っています。勝手ながら、氏は私にとって一人の偉大な師匠でした。心からご冥福をお祈り申し上げます。



 

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