三重県の社労士&行政書士・小岩広宣のブログ(四日市・鈴鹿市・津市)

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前回に引き続き、陽明学講座に参加しました。
東京駅近くでの開催ですが、大阪、兵庫、滋賀など関西から参加の方も多いです。
途中グループ討議などもするのですが、東京なのに関西弁の方も多くて、三重在住の私としては楽しい空間でした(笑)
社労士以外の経営者やコンサルタントの方も参加されていますが、本当に意識の高い方々ばかりなので、それだけでも毎回本当に学びになります。

今回も素晴らしい気づきの一日だったのですが、講師の難波先生の解説の中で一番印象に残ったのが、「人心」と「道心」のお話し。
第13話の「聖人の教え」の中に、「道心は惟れ微なり」というフレーズが出てきます。
これを私は「道徳の心はもろいものである」くらいに理解していたのですが、もっともっと深いのですね。
実際にはこの前に「人心は惟れ危うし」という言葉が省略されていて、次の『書経』の中の一節なのですね。

 

 

 

 

「人心惟危

道心惟微

惟精惟一

弁執其中」
 

これが「宋明儒学の根本」となる考え方だそうです。
「人心」というのは、現実であり、リアルに生きる自分自身。

だから、もちろん大事だけれども、危ういし、間違いやすい。

西洋の考えのように単に「エゴ」と呼ばずに、まずは肯定しているところが馴染みやすいですね。

「道心」というのは、本来のあるべき姿であり、主体性。
自分にどこまでも素直に向き合うことで、自然と出てくるもの。
この「道」に従っていけば、人間は誰だって良心に叶った人生を歩むことができる。
「道」という言葉の字義について、これも発見でした。

人間は、とかく「自分が、自分が」と自己主張してしまいがちです。
もちろん誤りではないが、これだけでは、とかく危うい。
危うさを知った上で現実に向き合わないと、本当に幸せな生き方をしていくのは難しい。

そこで大事になってくるのが、「道心」。
ただ目の前の現実に向き合うのではなく、本来のあるべき姿に素直に向き合う。
「道」が意識できると主体性が定まるが、でもこれも「微」(微妙)なのだという。

だから、「惟精惟一 弁執其中」と続く。
その心を精密に「ひとつに」していき、まことの「中」(ちゅう)を執ることが何より大事。
一つひとつの言葉の重たい意味が、心で理解できた気がします。

 

 



 

自分の日常生活を振り返って、「人心」ばかりにこだわってはいないか?
しっかりと「道心」が意識できているだろうか?
「人心」の危うさや「道心」のもろさを本当に分かっているだろうか?

このように考えると、深い気づきとともに少し気恥ずかしさが込み上げてきますね。

あらためて、陽明学が私たちの人生や生活はもとより、仕事においても原点だということを思い知らされます。
これからも素直に学びを続けていきたいと思います。
 

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