🔥 ナラタージュ ❤️
( 島本理生 )




 
🖋 工藤泉(有村架純)
高校生の頃に、
忘れられない先生と出会う。

その先生はどん底にいる泉を
部活に勧誘することで救ってくれた
部活動だけでなく、勉強も、生き方も、
その先生が教えてくれた。

( 誰にでも、印象に残る先生はいますよね?
きっとここは、経験している人多いですよね!
わたしもアノ美術部に入って、
人生変わったと思ってます❤︎
先生も大好きだし、
もう何年前に高校を卒業したけど
今でも先生と連絡取るし、とても尊敬してます!)

でも彼女の
先生への気持ちは違った!


叶わない恋をした。

🍂🍂

高校を卒業し、
その恋は叶わずに終わった。

でもこの物語には続きがあった。

高校を卒業し、大学生になった泉


恋したあの先生から久しぶりの連絡がきた。
演劇部(部活)のお手伝いで
また先生と再会することになった…

🍂🍂

卒業したからって
好きだった気持ちは消えない。
先生と新しい時間を一緒に過ごすことで
また気持ちが強くなっていく。

( 有村架純の演じる役って、
守りたくなる女の子のイメージが多い。
「中学聖日記」の聖先生も
「この恋を思い出してきっと泣いてしまう」
の杉原音もどこかか弱い感じだった。)

泉は先生に出会って救われた!
そう最初は思ったけど、
でも、映画を見て、
救われたのは泉だけじゃない…
(「救われた」って表現は
ほんとはここでは使いたくないんですけどね。)

🖋葉山先生(松本潤)
も泉の存在に救われていた。


でも、正直思うのは…

「先生と生徒」
「趣味を共有する仲」
「信用していて、相談できる先生」

までの関係でよかったなぁ…

癒しとか、この存在に救われる
ヒーローのような存在。

でも、
ある壁を超えた、
大人のはずの葉山先生は良くないと思った。
(中学聖日記の聖先生みたいなね…)

葉山先生は…
ほんとにずるい人だと思った。
きっと彼にとって、泉は
大事な生徒よりも
もっと違う意味で特別だけど…

でも…なんだろうなぁ…

葉山先生は泉を都合の良いように
隣に置いているように感じて
見てて辛いし、ひどいと思った。

葉山先生を全否定できないし、
必要な時に飛んでいくくらい
泉の隣に居てくれるのは
とても素敵なところかもしれないけど、

でも
それでも
ずるい人だなぁと思う。

🍂🍂

葉山先生はこの物語の
最後の最後まで
ずるい人だった。

大人のくせに
身勝手で、
泉のことをまるでなにも考えてない。
そう強く感じた。

🍂🍂

小野君は予想通りの人でした。
わたしはなんだか彼を信頼できなかった
映画での小野君(坂口健太郎)
は小説よりもすごく怖かった。


靴を脱がすシーンも、
助けに来なかったところも、

なんだろう…

サイコパス
という表現が1番しっくりくるかな。
こんな人もいるんだ…と思った。

一つだけ、共感するところ
があるとしたら…

泉に、まだ葉山先生を
思う気持ちがあるまま、
小野君と中途半端に
付き合わないで欲しかった。

そんなの相手が可哀想だし、
それじゃ葉山先生と同じことしてるよ!
って思っちゃう。

小説だと、泉が小野君のことを、
好きだった部分も描かれていた気がする。

ただ泉の葉山先生への気持ちが
とても強かっただけだった。

映画だと、
好きな気持ちがあんまり見えなくて…

それに小野君の怖い部分の表現が強くて
ただただ小野君が怖い人だった。

DVがしそうな…
そんな男の人だった…。


🍂🍂

人生は
ハッピーエンド
ばかりじゃない。

なんなら、ドロドロしたことの方が
多い気がする。

泉には
いつかあの恋を
笑える思い出に
変わっていくのを願う。

新しい出会いをして、
新しい恋をして、
あの苦い思い出から色々学んで、
幸せになって欲しい❤️

泉に、
そして多分自分への
願い事なのかもしれないね、これは。

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「ナラタージュ」とは
「ナレーション」と「モンタージュ」掛け合わせた言葉
であり、人物の語りや回想によって過去を再現する手法。

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