10月16日17日東日本大震災の復興のために岩手県を訪問 | 「守ります いのちを くらしを この町を」 こいそ善彦 ブログ

10月16日17日東日本大震災の復興のために岩手県を訪問

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10月16、17日


10月15日の夜に岩手県一関に入りました。
今回の訪問は、都議会公明党として、
決して震災を風化させない、
都として復興が完了するまで支援するとの方針の元、
都議会公明党のメンバーが
岩手県、宮城県、福島県に分かれて、
都として何が支援出来るかを調査する為です。


岩手県グループは、
木内団長、こいそ副団長、江戸川区の上野都議、事務局長の遠藤都議、世田谷区の栗林都議が参加しました。

10月16日午前8時一関市を出発。
大船渡市を訪問。

 市役所で復興状況を聞き取り。
震災当日の津波の映像を拝見し、
改めて津波の脅威に驚愕しました。

 市側から、
「児童が、被災の恐怖が蘇るフラッシュバックの症状が現れる。心のケアが必要で、支援をお願いしたい」
「仮設住宅の為に学校の校庭が使えず運動が出来ない」
「防災の街づくりの為に地盤を4mかさ上げする計画であるが、JRが決定しない為に計画が開始出来ないでいる」
などの課題が提示され、都政として可能な支援を約束しました。


正午、復興屋台村を視察し、昼食。


午後、大船渡市の魚市場の被災状況を視察。
風評被害の現状を訴えていました。


夕方、陸前高田市に入り、戸羽市長を表敬訪問しました。
戸羽市長は、町田市出身で、町田の同窓生等が懸命に支援を続けています。
市役所は、津波の被害にあい、移設して仮設の庁舎でした。

 戸羽市長からは、震災を風化させる事の無いようにしてもらいたい、
また津波の被害で街づくりがゼロからの出発なので、
モデル的なバリアフリーの街にしていきたいので、
例えばバリアフリーの都の専門官の派遣なども有効などと意見が出されました。

 戸羽市長の必死で復興に取り組んでいるご様子に、
町田市の都議として、何とかお役に立ちたいとの思いにかられました。


10月17日釜石市を訪問

 沿岸の被災及び復旧状況を視察/聞き取り。

東京都の派遣職員の方が案内でしたが、
岩手県の復興の河川や港湾の公共工事全ての127工事の総括責任を都の派遣職員が行っているとのことで、大変感動しました。


午後、大槌町を訪問。
町役場は、津波で使用不可能なため、小学校を町役場にしていました。

ここでは主に防災教育と文化的支援の現状の聞き取りを行いました。

続いて、東京都へのがれき搬出現場を視察しました。

分別されたゴミを搬出段階から放射線量チェックを行い、
東京都の車両がJR駅まで運搬、JRで東京へ運搬、その後夫々の区市の焼却場に搬出します。

厳重な取り組みを視察し、未だ全国での広域処理が進まない状況に岩手県職員も政治のリーダーシップを望んでいました。

今後、都議会の代表質問、一般質問等で今回の訪問で掌握した支援策を訴えて参ります。

ともかく、現地を視察し、がれき処理も進んでいない、復興住宅も着工率1%台という遅れ、
街造りも進んでいない、さらに漁業、農業、産業もまだまだという思いをしました。
今こそ、政府の必死の復興取り組みと全国からの復興への支援が必要です。
私たちも更なる取り組みをして参ります。