18年間の摂食障害。 | Joanna Official Blog Powered by Ameba

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皆さん、こんにちは。小池ジョアンナです。

 

今日は、動画で大きな発表をするにあたり、

久々にブログを書いています。

 

この約3ヶ月弱で、奇跡が起こっていました。

 

18年間、毎日24時間を支配されていた

私自身、体の一部のように付き合い続けた

拒食、過食、嘔吐がやっと止まりました。

 
 

 

 

これまで、様々な治療法に挑戦しては

何度も振り出しに戻るような日々でした。

 

普通じゃないことを悔やみ、

希望を抱くたびに、挫折をし

何度も絶望を感じ味わいながら 

過ごしてきた18年間でした。

 

私をここまで生かしてくれた

奮い立たせてくれたのは

出会ってくれた皆さん、ファンの方のおかげです。

 

常日頃、音楽活動においては

皆さんのおかげで、

今の私がいるとお伝えしてきましたが

 

今、自分がこの世界に存在すること

健康で生活をできているということは

本当に奇跡で、何よりも感謝しています。

 

この病気のことを知っていて

同じように苦しんでいたのは、私の家族です。

 

苦しませていることも理解していたので、

そのこと自体も私にとってはとても苦しくて

何度も消えたいと思っていました。

 

私が消えれば、みんなの苦しみも消える

そんなふうに考えていたことも事実です。

 

ですが、同時に

 

命のありがたみ、人生の中で笑うことができる瞬間があるということ

 

それがどれだけ尊くて幸せなことか

そんなことも理解していたつもりです。

 

この孤独な日々を生きてきたからこそ、

届けられる言葉や歌があるんじゃないかと思い、

それを信じてずっと走り続けてきました。

 

過去の出来事を織り交ぜながら

自分自身を動画を通して振り返ってみました。

 

とても長い動画ではありますが、この中で全てをお話しできるほどの時間や出来事ではありません。

 

伝えきれていなかった部分や

足りていないこともありますが

私自身が1番伝えたい言葉は、

この動画の中にあります。

 

私は、この長い間苦しんだ、摂食障害において

ただ、病気でいた18年で終わらせようとは思っていません。

 

医療従事者でもない自分ができることは

大したことでは無いのかもしれませんが

 

この苦しみを誰よりも理解し

そして乗り越えたという事実はあるので

 

それをもとに、誰かの希望や勇気を持つ

きっかけになれればと強く思っています。

 

治ったとは言え、完全に脳や体が過食、嘔吐から切り離されたとは言い切れない部分もあります。

 

もうあんな風になりたくない、

ならないように、これをしないようにしよう。

これをするようにしよう。というように

 

常に、頭の中に

食行動に対する恐怖はあります。

 

ですが、その意識があるだけで、過食嘔吐が結果的に止まっているということは、自分にとってはなんでもないことです。

 

トラウマというようなものでしかないと考えれば

とても楽です。

 

今でも、怖くて食べられないものはたくさんあるのですが、普通の生活を送れているということが、本当に奇跡のようで嬉しく思っています。

 

精神疾患というものは、生きている限り、

誰もがなり得る可能性のあるものだと私は考えています。

 

そしてそれは想像を絶する苦しみでもあり

誰にも理解してもらえないという孤独に苛まれるものです。

 

私が出会った認知行動療法というものは

あらゆる精神疾患、うつ病などに効果があるものだと私は思っています。

 

動画内でもお伝えしましたが、改めて

精神的な部分で苦しんでいる方がいたら、ぜひ調べてみて欲しい治療法だと思っています。

 

この治療法では、【認知の歪み】という言葉を扱うのですが 

意識というものは恐ろしいもので、ほとんどのものを私たちは気づかずに認知して、思い込んで、それに基づいて行動しています。

 

「やめられないことがある、ついこれをしてしまう、自分がこうなってしまう」

 

それら全てには、きちんと原因があることを

本当の意味で理解している人は少ないと思います。

 

セルフモニタリングをし、自分の行動がなぜそうさせているのか、どうしたらそれが止まるのか

それらを客観的に理解し、改善するための行動を行う。それは言葉にしたら簡単ですが、一つ一つがとても難しいことです。

 

なので、継続することは簡単では無いのですが

絶対に辞めたい。治りたい。変わりたい。

その気持ちだけで私は行動し続けました。

 

その結果治ったので、

簡単に治ったとは言い難いのですが

私からしたら、18年間、毎日24時間、苦しみ続けたものから逃れられたということは

何にも変えられない喜びで、そのためにし続けてきた事は何も苦ではないと思っています。

 

簡単に治ったと言うと、語弊がありますが

その苦しみに比べたら、

毎日食事を記録し、病院に通い、

先生と週に2回1時間話をし

その短期目標に向かって、一つ一つ

コツコツ少しずつ忠実に行動していくということは苦痛だとは思いませんでした。

 

ただ、治療の最中は、本当にこれで治るんだろうか。と思っていましたし

 

20回目の治療を迎えた時に、これまでの変化があるなんて全くと言って思えませんでした。

 

ただ、信じ続けました。

 

信じ続けること、行動し続けること、あきらめないこと。

 

病気でいる時間は、長い長いものでしたが

結果として健康になって治療が終えられたということは

 

奇跡でもあり、必然でもあると思います。

 

私はこの認知行動療法という治療法に出会えて、

本当に良かったです。

 

ワンマンライブの準備等で少し時間は開きますが、

より詳しい治療法についてや

身体にどういった変化が起きたかなど、今後も色々とお話ししていきたいと思うので

 

よかったら、また次回以降の動画も見てみてください。

 

ブログも最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

今は私自身の大きな節目となる

小池ジョアンナの集大成のライブを全力で頑張るために、日々生きています。

 

ちゃんと、生きています。

 

7月11日のライブで、皆さんと元気にお会いできるのを心より楽しみにしています。

 

また、アルバムもぜひ皆さん聞いてください!

 

次回は、アルバムについてやライブについてのブログも書きたいと思っているので、よかったら見てください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

小池ジョアンナ