私は、20歳の大学時代に、東京競馬場まで、日本ダービーを、大学の友人達と一緒に見に行ってからというもの競馬を好きになり、それ以来、この年になるまで、ずっと競馬を続けている。今年で私は51歳になったが、31年間もの間、ずっと続いていることと言えば、タバコと、競馬ぐらいである。私は、当時、働きながら夜間大学に行っていたので、社会人として、馬券を買うこともできたというわけだ。

 今年の日本ダービーは、またしても馬券は当たらなかったが、それでも、競馬を楽しんでいるときが、私にとって、一番幸せな時間だと思う。

 それだけ、私にとって、競馬は、私の趣味の一部となっているが、なぜ、競馬の魅力に私がハマってしまったのか?自分で、考えに考えてみたが、その答えは、「競馬にはロマンがあるからだ!」という結論になってしまうと思う。

 競馬が、ただ単に、馬が走る競技であると思っている人もいるかもしれないが、私が思う競馬の一番の魅力は、強い馬を自分自身で見つけて、馬券を買って、当てた時に、自分の予想が当たったことで、とても嬉しい気持ちになることであろう。それが、最も、私が、競馬に魅力を感じるところかもしれない。また、競馬においては、さまざまなデータを駆使して、勝ち馬を予想すること自体が、楽しいと言った面もあると思う。

 

 競馬も、大人が楽しむゲームの一種であるから、そのゲーム性に依存が生じるのかもしれないが、私自身は、それは依存性とは言えず、ただ単に、競馬というゲームに熱中しているだけだと思う。また、最近では、ボケ防止のために競馬をしているというご年配の方もいる。競馬を楽しむという気持ちがあれば、熱中することは、必ずしも悪いことではない。しかし、馬券を購入する金額を大きくしすぎると、自分の小遣いだけでは済まなくなることもあるために、その結果、馬券が当たらなければ、生活苦に陥る場合もある。

 私自身は、馬券を購入する金額を、あらかじめ決めておき、その予算内で、きちんと、収まるように、馬券を購入することにしているが、レースの予想が、定まらない場合には、そのレースについては、馬券購入を見送ることにしている。特に、人気馬が複数頭居て予想が定まらない場合であるが、そのような予想が定まらないレースで複数の馬券を購入すると、当たらなかった時に大損を被る可能性が大きいし、また当たったとしても配当が少ないことが多いからだ。

 しかし、予想が難しいレース程、高配当の馬券が出るケースもあることは否定できないと思う。そんな場合には、高配当の馬券だけを複数選んで購入することもある。複数と言っても、30点以上買う事は、今は、ほとんどない。大抵は、1レース当たりの私の馬券購入の予算は、1000円から1500円程度にしているためである。1日当たりの予算は、一万円を超えることは、ほとんどないが、馬券が当たって、幾らかの配当が得られた場合には、それを全額、または、一部の金額を注ぎ込むこともある。

 また、人気になる馬ばかりの馬券を購入したとしても、当たったときの配当が少なく、掛けた金額すら回収できないこともある。私は、人気馬ばかりが馬券に絡む予想になったレースについても、馬券購入を見送ることが多い。

 そして、私は、平場でのレースを主に購入している。障害レースは、ほとんど購入しない。なぜなら、障害レースは、意外性が強く大きな馬券が出る可能性が大きいと思われるかもしれないが、ほとんどの場合、それほど高配当が出るレースにはならないためである。そして、障害レースはきちんと予想したとしても当たらない事のほうが多いレースだからだ。

 私が競馬で好むのは、主に平場のレースで、ダート戦のレースが最も好きである。芝のレースでは、パドックでの馬の様子を見て、この馬いいな!と思った馬でも、馬券に絡まない事が多いからであるが、ダート戦のレースでは殆どの場合、私が、いいな!と思った馬が、馬券に絡むことの方が多いからである。私が、パドックで馬を見ていいな!と思う馬は、大抵、体格のしっかりした馬であり、そのような馬が得意とするのは、ダート戦のレースであることが多いからである。芝のレースでは、体格が細い馬でも、結構、走ることもあるため、芝のレースで馬を選ぶ際は、私は、騎手と血統で選ぶことが多い。

 ただ単に、馬がレースを走るだけではない競馬ではあるが、競馬の魅力は、計り知れないと私は思っている。それは、競馬関係者の多さにも比例していると思う。それだけ多くの競馬関係者がいるということは、それだけ多くの、競馬には魅力があると思った方がいい。

 競馬は、ただ単に、馬が走って、レースで着順を決めて配当を得られるギャンブルであると思っている人は多いと思うが、ただのギャンブルだけでは言い表せないだけの魅力が、競馬にはあるのだ。

 そのために、競馬にのめり込む人も多いのであるが、競馬に自分の人生を賭けるのであれば、ぜひとも、競馬関係者になるべきかもしれない。

 馬主に実際になることでも、馬の世話をする厩務員でも、馬に実際に乗ってレースをする騎手でもいい。また、競馬紙の記者になることもできるであろう。そのような形で、自分の人生を競馬に賭けるというのであれば、そのような道を目指してみることもできると思うのである。

 私自身は、競馬を楽しみはするが、自分の人生を賭けるほどまでは、競馬にのめり込む事はないと思っている。自分は、レースの予想を楽しみ、そして、自分のお小遣いの中で、馬券を購入して、競馬のレースを実際に見て、楽しみ、そして、馬券が当たれば、多少自分のお小遣いが増えるということのために、毎週のように、レースの予想を楽しみながら、馬券を購入して、競馬のレースを、テレビや、実際に競馬場に足を運んで、観戦することで、一週間を終えるという生活を、この31年間、ずっと続けている。

 もちろん、土曜日曜が、仕事の時には、レース観戦はできないが、それでも、毎週のようにレースの予想をして、ネットで馬券購入をして、レースの結果は、後で、ネットで調べるということでも、競馬を楽しみ続けている。

 私が、実際に競馬場に足を運ぶ時は、大抵は、GIレースの前日か、レース当日である。最も行く事が多い競馬場は、東京競馬場である。私がこれまで行ったことのあるJRAの競馬場は、東京競馬場、中山競馬場、新潟競馬場の3場に行ったことがあるだけで、他の競馬場には、あまり足を運ぶ機会がないことが残念ではある。

 しかし競馬は中央競馬だけではない。南関東の地方競馬では、浦和競馬場や、大井競馬場、川崎競馬場の3場には行った事があるが、船橋競馬場だけは、未だに、行ったことがない。船橋競馬場に未だに行く機会がないのは、私が、埼玉県の西部に住むためであろう。埼玉の西部から、船橋までは、ちょっと距離があるためだ。船橋のレースは実際に馬券を購入したことがあるが、ネットか、浦和競馬場での場外発売で購入することが多い。

 特に、地方競馬は、最近ではネットまたはスマートフォンアプリのspat4で、馬券を購入できるようになっている。またレースの実際の映像もストリーミングで、競馬場さながらに、レースを見ることができるため、とても便利になったと思う。

 私は、土曜日曜が仕事で、中央競馬のレースができない時には、平日の休みに、南関東の地方競馬を楽しむことが多い。また最近では、地方と中央の交流重賞レースなどもあり、地方競馬でも、結構、競馬を楽しめるようになっていると思う。