『009 RE:CYBORG』 | 赤と黒

『009 RE:CYBORG』

 『009 RE:CYBORG』
 
―あらすじ― 
 2013年、世界各国で同時多発爆破事件が発生。捜査を進めるうちに、数名の犯人から「彼の声を聞いた」という共通項が現れる。「彼の声」とは何か。そして見つかった、天使の羽が生えたような人骨の謎とは。世界の危機に対して、ゼロゼロナンバーサイボーグ達が再び再結集しようとしていた。



 『サイボーグ009』のリメイク作品です。幾つかの謎が残ったままになってはいますが、爆破テロや核ミサイルなど、「現代を舞台に009を描いたら」という視点で見れば十分に面白い作品でした。旧作を見たことがない人の方が、新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。現代情勢に合わせた、よりリアルな009といった感じでしょうか。

 

 旧作からの延長として見ると、ファンからすれば評価が分かれてしまうのも仕方がありません。キャラクターデザインは一新され、仲間同士での連携は少なく、戦闘服もほとんど着ない。そもそも009である必要性は?、とまで言い切るのは辛辣かもしれませんが…

 

 そして妖艶な大人になってしまったフランソワーズ(003)は是か非か…あのセクシーシーンは必要なのか。