2016-08-29 10:00:00

『贋作吾輩は猫である』

テーマ:

 『贋作吾輩は猫である』(内田百百閒)

 

―あらすじ―
 『吾輩は猫である』のラストで水瓶に落ちたはずの猫だったが、気付くと何故か約40年の時をタイムスリップしていた。ドイツ語を教える五沙弥先生の家に転がり込んだ猫だったが、五沙弥先生の家にも変な人物が集まってくる。


 夏目漱石の弟子・内田百百閒による公式続編(?)です。オリジナルである『吾輩は猫である』から40年の月日が経っていることもあってか、本書はオリジナルに比べて若干現代寄りの話になっている印象を受けました。その分、オリジナルの風味が変わってしまっていることも否めません。これを劣化と取るか、本書なりの個性と取るかは人によって評価が分かれるところでしょう。個人的には乙な味として楽しんでいます。

 

 出田 羅迷(でた らめい)や鰐果 蘭哉(わにはか らんや)など、個性的な人名が出てくるのも楽しい。

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-26 10:00:00

『法師蝉』

テーマ:

 『法師蝉』(吉村昭)

 

―あらすじ―
 定年退職した男たちの挽歌。過去との再会や、家族との確執、自身への問いかけ。様々な変化を描いた短編集。

 

 『海馬(トド)』とも違った味わいを感じさせる短編集です。本作に面白さを見いだせるあたりは、私が年を取った証拠なのでしょう。もっと若い時に読んでも面白さは分からなかったはずです。いずれの作品も、切なさと希望を含んだ短編が収録されています。

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-23 10:00:00

『ビルマの竪琴』(再々読)

テーマ:再読

 『ビルマの竪琴』(竹山道雄)

―あらすじ―
 1945年7月、ビルマで交戦中の日本兵の中に、音楽を好む小隊があった。中でも水島上等兵の竪琴は見事で、彼らの心の拠り所でもあった。ある日、別の日本人小隊を降伏させるため水島は連絡に行くが、そのまま行方を絶ってしまう。悲しみに覆われる仲間たちだが、謎の青年僧が彼らの前に現れるようになる。彼は水島なのか。彼であれば、なぜ帰ってこないのか。議論が続く中、小隊が日本に帰還する日が近づいてくる。



 数年振りに読み返し、再々読となりました。何年たっても、本書の素晴らしさが褪せることはありません。仲間たちと再会しながらも、決して手を取り合うことの出来ない寂しさ。日本へ帰りたい気持ちと、同胞を見捨てては置けない責任感。それらの葛藤の中で、オウムにメッセージを託した水島の苦しみと気高さが心に響きます。そして仲間たちが、水島を探すために懸命に演奏をするシーンでも、思わず涙が滲んでしまいました。

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-20 08:45:07

『ある閉ざされた山荘で』

テーマ:
 『ある閉ざされた山荘で』(東野圭吾)

―あらすじ―
 早春の乗鞍高原のペンションに集められた7人の男女。舞台のオーディションに合格した彼らは、「豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇」という稽古を行うこととなる。が、次々に消えていく仲間たちは本当に殺されているのではないか…その疑惑が鎌首をもたげるとき、彼らの心中に暗雲が立ち込める。



 疑似的な閉鎖空間、招待状と事件を巡る困惑、そして明かされるトリックなど、どれも楽しく読むことが出来ました。が、ラストのオチは個人的には今一つ…無理やりハッピーエンドに持ち込みましたね。

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)/講談社

¥605
Amazon.co.jp

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-17 10:06:52

『六とん4』

テーマ:

 『六とん4』(蘇部健一)

 

―あらすじ―
 『六枚のとんかつ』から続く、アホバカミステリー第4弾。

 


 シリーズごとにパワーダウンしている印象は否めません。とは言え、こういった作品はどうしても最初のインパクトが一番強いため、なかなかそれを超えるのは難しいのですが。あと、「修学旅行の悪夢」と「落ちていく男」のオチがよく分かりません。

 

 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-14 08:46:29

ガンプラEXPO in OTSU

テーマ:観光
 大津PARCOにて開催中の「ガンプラEXPO in OTSU」を見てきました。要はガンプラの展示会です。





 入口にはガンダムの頭部が飾られています。



 1/12サイズのガンダムも。












 8/21(日)放映の、『ガンダムビルドファイターズ トライ』新作アニメの販促が目的のため、展示作品もそちらが中心となっています。







 また、秋から続編が放送予定の『鉄血のオルフェンズ』関連ガンプラも多く展示されています。







 手前のガンダムは、先日発売された新規格のSDガンダムです(正直なところ、イマイチ)。奥には8/18(木)発売予定のBB戦士ガンダムバルバトスが。こちらは期待が高まります。







 その他、ガンプラの規格や歴史を簡単に説明するコーナーや、最近出たガンプラも展示してありました。

 無料で入れるということもあり、展示数も多くはありませんでしたが、会場限定のガンプラもあり、家が近いならちょっと足を延ばしてみるのもいいかもしれません。私は会場限定のクリアカラーのHGガンダムを買いました(限定商品なのに1080円と安い)。会場は4階でしたが、「3階のプラモ売り場で多数のガンプラ揃えています」との案内が。実際に色々とガンプラが並んでいますので、ついでに見るも良し。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-10 10:41:29

『新書太閤記』(全11巻)

テーマ:
 『新書太閤記』(吉川英治)

―あらすじ―
 農民の子として生まれながらも、日の本を統一した男・豊臣秀吉。"人たらし"の天才として、数多くの好敵手を倒して天下人になった秀吉の半生とは。



 数年前に読んだ『新史 太閤記』(司馬遼太郎)とはまた違った魅力を持った、豊臣秀吉の半生記です。全11巻と長編ではありますが、途中で飽きることもなく読むことが出来ました。架空や想像の人物を交えながらの、著者お得意の虚々実々としたストーリーが展開されます。織田信長や徳川家康はもちろん、竹中半兵衛や柴田勝家、妻の寧々らも、誰もが存在感を放っていました。

新書太閤記 文庫 全11巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)/講談社

¥8,791
Amazon.co.jp
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-07 10:32:28

『もたない男』

テーマ:
 『もたない男』(中崎タツヤ)

―あらすじ―
 『じみへん』の作者による、仕事場の紹介。ほぼ何もない部屋にこもって仕事をする著者の、モノに対する思いとは。



 徹底して物がない仕事場の写真が載っており、90%の憧れと10%の畏怖を感じます。私も数年前に比べればかなり物を減らしましたが、それでもなかなか物が減らずに悩んでおり、この徹底ぶりには爽快感さえ覚えてしまいます。ただ、あくまでこれは仕事場であり、生活空間は他にあるとのことなので、どこか看板に偽りがあるようにも思えてしまいました。

もたない男 (新潮文庫)/新潮社

¥594
Amazon.co.jp
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-04 09:09:40

『ダイイング・アイ』

テーマ:
 『ダイイング・アイ』(東野圭吾)

―あらすじ―
 記憶を一部喪失した雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を知らされる。忘れてしまった過去を思い出すため、周りの人々に話をするが、真相へはなかなかたどり着けない。さらには、事故で死亡した女性とそっくりの女性が慎介の前に現れる。



 ホラー系の作品であり、謎が謎を呼ぶあたりは東野作品らしさが漂います。が、中盤のエロシーンは必要性を感じず…盛り上がってきたところに急に水を差された感があります。全体的に見れば、映像作品の原作といった印象でした。

ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)/光文社

¥720
Amazon.co.jp
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-08-01 09:03:44

『歴史をつかむ技法』

テーマ:新書
 『歴史をつかむ技法』(山本博文)

―あらすじ―
 歴史を学ぶ上で大切なのは、知識はもちろんのこと、知識を活かす技法こそが重要となってくる。近代以前の日本史の流れを大まかに掴むための1冊。



 ざっくり日本史を振り返れる内容です。学校の授業ではあまり触れられることのない雑学のような部分も包括し、歴史好きにも初心者にも読みやすい作りになっているのではないでしょうか。お手軽に読めて読み応えのある1冊。

歴史をつかむ技法 (新潮新書)/新潮社

¥821
Amazon.co.jp
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。