2014-07-28 08:44:16

『一休さんの道』(上下巻)

テーマ:
 『一休さんの道』(川口松太郎)

―あらすじ―
 室町時代、後小松天皇の落胤でありながらも僧として生涯を送った一休宗純。破戒僧然とした生き方でありながらも、一休の周りには多くの人々が集まってきた。『一休さんの門』続編。



 『一休さんの門』の続編です。『一休さんの門』で登場した弟子たちがそれぞれの道を見つけて独立していく様子は、嬉しくもあり寂しくもありました。とは言え弟子たちが一休を逆にやり込めるシーンなどもあり、ほのぼのとした部分も相変わらずです。

一休さんの道〈上〉 (講談社文庫)/講談社

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2014-07-25 08:37:40

『世に棲む日日』(全4巻)

テーマ:
 『世に棲む日日』(司馬遼太郎)

―あらすじ―
 幕末の日本。萩にて私塾を開き、これからの日本のあり方について思想を広めた吉田松陰。そして彼の門下生であり、のちに奇兵隊を創った高杉晋作。2人の人生を紡ぐ。



 吉田松陰は、歴史ギャグ漫画・『風雲児たち』で興味を持った人物の1人です。以前から『世に棲む日日』は知っていたのですが、その時は吉田松陰のことをあまり知らず、何となく難しそうと敬遠していました。が、前述のように漫画で松陰のことを知り、今回読んでみました。

 ざっくりと前半2冊が吉田松陰、後半2冊が高杉晋作がそれぞれメインとなります。命を賭して思想を伝え続けた吉田松陰の人生は、前野良沢や高山彦九郎の姿とも重なる部分がありました。

 高杉晋作については『風雲児たち』がまだそこまで進んでいないこともあり、分からない部分が多かったのですが、なかなか掴みづらそうな印象を受けました。物事に頓着しない人物なのでしょうか。他の著者の本なども読んで調べていきたいものです。

 先日の山口旅行では萩などには行けず。後年ぜひとも行きたいところです。

 世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)/文藝春秋

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2014-07-22 10:19:17

『瓶詰の地獄』

テーマ:
 『瓶詰の地獄』(夢野久作)

―あらすじ―
 南国の無人島に漂流した2人の兄妹。手紙をビンに入れて助けを呼ぶが、その3通の手紙から読み取れる内容は…表題作他6編を収録。



 「瓶詰の地獄」のみは以前青空文庫で読んだことがあったのですが、今回改めて文庫で購入しました。「瓶詰の地獄」は現在でもその解釈が議論されるほどに矛盾と謎に包まれた作品です。何が我々を惹き付けるのか、たかだか20ページとは思えない深い作品です。

 また、数年前に『ドグラ・マグラ』を再読したときにも感じましたが、この『瓶詰の地獄』に収録されている作品群からも、「非常に巧妙に作り上げられた狂気」を感じました。江戸川乱歩の作品からは「天性の狂気」を感じますが、それに比べると夢野久作は構成や言葉遣いを組み合わせることでわざと狂気を演じている感がありますね(優劣をつけているわけではありません)。

瓶詰の地獄 (角川文庫)/角川グループパブリッシング

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2014-07-19 23:17:15

『ばけもの好む中将』

テーマ:
 『ばけもの好む中将』(瀬川貴次)

―あらすじ―
 平安時代の京都。宗孝は、12人の姉が居る以外はごくごく平凡な中流貴族であった。ある夜、肝試しで真夜中の宮中を歩く中で、彼は左近衛中将宣能と知り合う。家柄や容姿など全てにおいて非がないと思われた中将だったが、彼は何と怪異に興味を持つ「ばけもの好む中将」であった。



 「平安時代の妖怪モノ」というと『陰陽師』(夢枕獏)がすぐに思い浮かびますが、全く違うコンセプトの作品でした。サックリと読め、多少のご都合主義は感じるものの、なかなかにして爽やかな作品に仕上がっています。良くも悪くもライトノベル感覚でしょうか。連作短編集のため、中盤まではスッキリしない部分もありますが、最後は綺麗にまとめられていました。12人の姉の使い方によってはまだまだ続かせられそうな作品です。

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2014-07-16 09:17:27

山口旅行

テーマ:観光
 7/6(日)、7/7(月)でYanさんたち男4人で山口に旅行に行ってきました。去年も行ったのですが、その時は記録的な豪雨のため予定を変更せざるを得ず、改めての再訪問となりました(昨年とルートが多少変わっております)。

 8:15に新大阪を出発し、新山口でレンタカーを借りて秋芳洞へ。どうやら今回も雨であることが発覚し、「雨男は誰か」という魔女狩りが新幹線内で行われました。

秋吉台案内図 雨の小道
秋芳洞へ 秋芳洞入口

 上部の写真右下・秋芳洞の入り口は、いかにも「これが洞窟の入り口だ!」と言わんばかりで、ワクワクさせてくれます。

内部① 内部②
内部③ 内部④

 内部でも水が流れておりますが、雨の影響か水が非常に多く、入り口付近はさながら地底湖のような雰囲気です(晴れた日の様子が分かりませんが)。それにしても中が予想以上に暗く、さらには霧が出ているため、写真のモードによっては大量の水滴を捉えてしまいます。ブログの写真は水滴がついていないものにしましたが、そうすると今度は暗くなってしまうという。また、雨のため、一部の探検ゾーンが利用不可になっていました。

黄金柱 岩窟王

 上の写真左は黄金柱と呼ばれる部分になります。非常に大きく、ライトの影響もあるとは言え、金色っぽい色合いで非常に存在感があります。写真右は岩窟王。この造詣に「岩窟王」と名付けるあたりにセンスを感じます。

秋吉台① 秋吉台②

 この後、旅館へ移動する途中で秋吉台を通過。高原が続く風景に思わず写真を撮ってしまいました。どことなく伊吹山ドライブウェイを思い出します。そうこうする内に旅館に到着し、初日の観光は終了。

 2日目は角島へ。2㎞に渡る橋を渡ります。

角島へ① 角島へ②

 事前のイメージからはてっきり直線かと思いきや、多少曲がっておりました。一部は船が通過するために盛り上がっております。

灯台 灯台資料館
灯台より① 灯台より②

 灯台と灯台資料館に入り、さらには灯台から島を眺めます。海水浴の時期などには賑わうようですが、シーズン前の曇天ということもあってか閑散としています。しかしこれはこれで味があって良し。

さくら

 その後は新山口に向かい、最後は新幹線さくらにて新大阪まで。お疲れ様でした。
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2014-07-13 20:26:14

『三四郎』

テーマ:
 『三四郎』(夏目漱石)

―あらすじ―
 東京の大学に合格し、上京した小川三四郎。多くの人々と出会う中で、自分自身の周りの世界について考えていく彼は、里見美禰子という女性に出会い惹かれていく。



 舞台設定は明治末期ですが、非常に読みやすく面白い作品でした。主人公のキャラクターはあまり強くないものの、周りの人物が能動的で魅力的に書かれています。美禰子の「迷羊(ストレイ・シープ)」という単語が主人公たちを暗喩しており、『あすなろ物語』(井上靖)の「あなたはあすなろですらない」というセリフを彷彿とさせてくれました。

 その他、個人的に心に残ったのは「女が男を征服する色である」という一文です。ややもすれば誤解を招きかねない文章ではありますが、なかなか現代では使うことが難しい、非常に言い得て妙な言葉です。明治や大正・昭和初期の作品を読むたびに、表現の豊かさに驚かされます。

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2014-07-10 08:33:29

『未来いそっぷ』

テーマ:
 『未来いそっぷ』(星新一)

―あらすじ―
 星新一によるイソップ童話。思わずニヤリとするショートショート集。



 イソップ童話7話と通常のショートショートが32話収録されている短編集です。この絶妙なる安定感。それぞれの短編の長さが違うのは気になりますね。

未来いそっぷ (新潮文庫)/新潮社

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2014-07-07 10:17:33

『続・猿の惑星』

テーマ:映像
 『続・猿の惑星』

―あらすじ―
 宇宙空間にて消息を絶ったテイラー達を救出するため追ってやってきたブレント。テイラーを探すうちにブレンドは、サル達が主権を握っていること、そして彼らが「禁断の地」へ侵攻しようとしている事実を知ってしまう。



 有名な『猿の惑星』の続編です。今回のテーマは「反戦」「戦争の愚かさ」でしょうか(Wikipediaには「ベトナム戦争への反戦」とありました)。その辺りは人類側の最終手段にも現れているように思えます。ストーリーとしては小難しい内容はなく、一気に最後まで観させてくれました。しかし人類側にももう少し手段は無かったのでしょうか。原材料が無いのかもしれませんが。

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2014-07-04 09:54:13

『ひっかかる日本語』

テーマ:新書
 『ひっかかる日本語』(梶原しげる)

―あらすじ―
 090はセロキュウゼロ?レイキュウレイ?初めて来たお店で店員さんから言われる「いつもありがとうございます」?どこか気になる日本語の妙な部分に迫る。



 序盤ではタイトル通り、「日本語の気になる言い回し」について述べられています。私も本屋で序盤を少し読んでみて面白そうだと買ってみたのですが、中盤以降は「巧みな話し方」に変わってしまっていました。中盤以降も楽しんで読める内容ではあったのですが、個人的には序盤の内容について深く読みたかったなあと。別冊にしていただきたい。

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2014-07-01 09:47:49

『スローカーブを、もう一球』(再読)

テーマ:再読
 『スローカーブを、もう一球』(山際淳司)

―あらすじ―
 スポーツに青春をかけた男たち。彼らは一瞬一瞬に、己の全てを尽くしていた。ノンフィクション短編集。



 マイペースな野球選手のストーリーである表題作の他、ボクシングや棒高跳びといったスポーツに青春をかけた人々の姿を追ったノンフィクション短編集です。以前読んだときは、最初に収録されている「八月のカクテル光線」という作品が心に残りましたが、今回の再読ではどの作品も非常に楽しめました。決して華やかな表舞台でなくとも懸命にスポーツに挑もうとする挑戦者たちの姿が描かれています。

スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))/角川書店

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