2014-02-27 20:03:10

『十五少年漂流記』(新潮文庫)

テーマ:
 『十五少年漂流記』(ジュール・ヴェルヌ/波多野完治 訳)

―あらすじ―
 14歳のゴードンを最年長とした15人の少年たちを乗せた船が、太平洋の孤島に漂着した。「必ず助けが来る」と信じ、規律を保って島で生きていく少年たちの姿を描く。

 
 『海底二万里』と同じヴェルヌの作品であり、『海底二万里』同様に児童向け翻訳で小学校時代に読んだ作品です。とは言えほとんど内容を覚えておらず、今回約20年振りに大人向けの翻訳で読みましたが、"年少女向け文学の見本"とでも表したい名作でした。帰還への希望と不安、仲間との団結と決別、そして悪漢との戦い。それぞれのエピソードをテンポ良く読ませ、少年時に誰もが持つ「冒険のワクワク感」を膨らませてくれます。

 私も子供が出来たら買ってあげたい。やはりヴェルヌは天才か。

十五少年漂流記 (新潮文庫)/新潮社

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2014-02-24 21:56:51

『剣豪将軍 足利義輝』(下巻)

テーマ:
 『剣豪将軍 足利義輝』(宮本昌孝) 下巻

―あらすじ―
 上杉家や織田家、さらには倭寇らとともに天下を建て直そうとする義輝。三好長慶を廃する策を共謀するが、計画が三好配下の悪臣・松永秀久に漏洩してしまう。ついには義輝暗殺の謀略が行われることに。

 
 全3巻、いずれの巻も非常に楽しませてくれました。

 細かい時代背景はあまり書かれず、あくまで義輝を中心としてストーリーが進んだこともその要因でしょう。完結巻となる下巻では、上巻での少年期、中巻での青年期を経て、作中で呼ばれている「大樹」に相応しい器量が余すところなく描かれていました。中でも見事なのは義輝の最期です。義輝の最期の戦いは有名ですが、何とも恰好良く、最後まで爽やかに読ませてくれます。

剣豪将軍義輝 下 流星ノ太刀<新装版> (徳間文庫)/徳間書店

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2014-02-21 16:09:46

『蒼氓』

テーマ:
 『蒼氓』(石川達三)

―あらすじ―
 1930年の神戸港。ブラジルへの移民希望者を乗せた船が日本を離れようとしていた。日本での生活を捨て、新天地ブラジルへ向かおうとする人々。その目には不安や希望、哀愁があった。


 1935年に書かれた作品ということですが、読みにくさを感じることはありませんでした。難しい言葉遣いや時代背景などは極力書かれずに、人物同士のドラマが展開されます。日本での貧農生活から脱出し、ブラジルでの栄達を夢見る人々からは、今の日本人にはないエネルギーが感じられました。病人を抱える家族、結婚を偽装する夫婦、病気を隠してまで乗り込む老人…それぞれの事情とともに物語が進んでいきます。『蒼氓』(すべての人民)というタイトルが実に見事。

 これは新装版か何かで復刊させるべき作品。

蒼氓 (新潮文庫)/新潮社

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2014-02-18 23:40:31

『応援する力』

テーマ:新書
 『応援する力』(松岡修造)

―あらすじ―
 元テニスプレイヤーにして、現在はスポーツキャスターやタレントとして活躍中の著者。オリンピックなど、多くのスポーツ大会では応援係としても活躍する著者が教える、"応援の力"とは何か。応援の持つ力はもちろん、応援の仕方についても言及。


 松岡修造と言えば「熱血」のイメージがありますが、そのエネルギーが溢れてくる1冊に感じられました。応援について読み進めるうちに、自分自身にも力をもらえたように思えます。共感できる部分や気付かされる部分なども多く、すぐに実践できる内容であることも嬉しいところです。他のスポーツ選手についての話も多くあり、スポーツ好きの人にとっては、より楽しめる作品ではないでしょうか。

応援する力 (朝日新書)/朝日新聞出版

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2014-02-15 15:43:33

『剣豪将軍 足利義輝』(中巻)

テーマ:
 『剣豪将軍 足利義輝』(宮本昌孝) 中巻

―あらすじ―
 一介の武芸者・霞新十郎として剣の道を究める旅に出た義輝。平戸での倭寇との出会いを経て、鹿島の塚原卜伝を訪ねる新十郎だったが、道中にて好敵手との再会を果たす。更には斉藤道三、明智光秀、織田信長といった稀代の英雄らとも邂逅することとなった。


 上巻に比べると、義輝(新十郎)の全国行脚が中心となっているため、ややこしい政治や陰謀の話がほとんどありません。その分、人物らの関係に集中して読むことが出来、より面白くなってきました。また、倭寇らによる海への視点や、戦国武将らとの出会いが時代の波を感じさせてくれました。

剣豪将軍義輝 中 孤雲ノ太刀<新装版> (徳間文庫)/徳間書店

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2014-02-12 10:24:52

『続ける力』

テーマ:新書
 『続ける力』(伊藤真)

―あらすじ―
 「続ける力」を養うことで成功への道が開かれる。司法試験や法律資格試験などの塾を経営する著者が見た、試験に合格するか否かの差。それは「続ける力」にあった。続けることの大切さの他、よい習慣のつくり方、やる気の維持法などを掲載した新書。


 読む前は、法律家の先生の本なので難しいそうだとも思っていましたが、「素直に学べない人は、伸びない」、「「例外」を「原則」に替えれば続けられる」など、目次を見るだけでも読む気にさせてくれる作品でした。『新書がベスト』(小飼弾)でも、「よい新書は目次が細かい」とありましたが、そのことが実感できた例でもあります。肝心の中身も、納得できる内容が多く書かれており、精神論と感じる部分も多少ありましたが、続ける力が大切なのは本当にその通りだと思います。続けることに迷ったとき、背中を押してくれる本でもありますね。

 私も本をずっと読んでいますが、これからも読み続けていきたいものです。

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)/幻冬舎

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2014-02-08 19:45:57

『職人』

テーマ:新書
 『職人』(永六輔)

―あらすじ―
 職人による、職人ならではの哲学の数々。インタビューや現代日本への痛烈な批判をも収録した、現代にも色褪せない1冊。


 職人の方々による一言が述べられていますが、まさに金言の如し。仕事への意義、意味を再確認させられます。一文ゆえに朴訥に感じられる言葉もありますが、それらも背景あってのことでしょう。仕事へのあり方に悩む人々への手助けになるのかなと。今の若い世代には分かってもらえないかもしれませんが、本書を読んだ人へは多少なりとも伝播していけばとも思います。

 私自身、職人ではありませんが、せめて矜持だけでも職人然とありたいものです。

職人 (岩波新書)/岩波書店

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2014-02-05 13:12:18

『エデン』

テーマ:
 『エデン』(近藤史恵)

―あらすじ―

 自転車競技のプロチームに所属している白石誓。が、ツール・ド・フランスを目前にして、チーム解散の憂き目にあってしまう。仲間やコーチとの確執、若きエースにまとわりつく噂など、それぞれの思惑が交錯する中、戦いの日がやってくる。『サクリファイス』続編。


 『サクリファイス』に比べるとミステリー感は少なくなり、スポーツ小説感が前面的に出てきています。前作同様、ロードレースについて詳しくない私でも、読み進める内にすんなりと物語に入っていくことが出来ました。短いこともあってか、一気に読み終えてしまいました。あっさりしすぎとも言えますが。

エデン (新潮文庫)/新潮社

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2014-02-02 20:49:42

『勝ち続ける意志力』(再読)

テーマ:再読
 『勝ち続ける意志力』(梅原大吾)

―あらすじ―
 「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックにも認定されている男――梅原大吾。17歳で格闘ゲームプレイヤーとしての世界の頂点に立ったのち、一時ゲームから遠ざかるも、自分自身が夢中になれるものを再認識し復活。世界一の男が語る、「勝ち続けるために必要なもの」とは。


 「格闘ゲームでプロになった人」として一応名前は知っていましたが、一時期ゲームの世界を離れていたことを始め、意外な一面が幾つも書かれていました。決して才能ではなく、努力によって世界一になった著者ゆえに、含蓄のある言葉が並んでいます。世界一であり続けるために、常に変化を意識する姿勢には頭が下がりました。ゲーム好きでなくともオススメの作品です。

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)/小学館

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