2013-11-30 12:54:17

『予知夢』

テーマ:

 『予知夢』(東野圭吾)

―あらすじ―
 とある家に侵入した青年。「17年前から少女のことを知っていた」と青年は主張するが、その少女は16歳。少女と結婚する夢を見たというが、果たしてそれは予知夢なのか。全5編を収録の、ガリレオシリーズ第2弾。


 『探偵ガリレオ』に比べ、ややロマンチックな話が増えたように思えます。トリックとしても、アリかナシかのギリギリラインではないでしょうか。さっくり読めるところは見事です。

予知夢 (文春文庫)/文藝春秋
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2013-11-28 20:19:03

『深い河(ディープ・リバー)』

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 『深い河(ディープ・リバー)』(遠藤周作)

―あらすじ―
 それぞれの男女がそれぞれの理由により、人生の意味を求めてインドへと向かう。ガンジス河の流れを目の当たりにしたとき、彼らに訪れるものとは。


 予想以上に読み応えのある作品でした。宗教色の強い作品ではありますが、立場の違うそれぞれの男女の心情が細かく書かれており、ストーリーに没頭してしまいます。テーマは重いものの、それを重いと思わせない文章、遠藤文学の面白さ・難しさを感じさせてくれる作品でした。正直なところ、現時点の私程度では読みきれない深い作品だと思います。10年後、20年後に読めば理解できるのでしょうか。

深い河 (講談社文庫)/講談社

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2013-11-26 20:08:30

『再度封印』

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 『再度封印』(森博嗣)

―あらすじ―
 50年前、岐阜県の片田舎で日本画家・香山風采が謎の死を遂げた。家宝である「天地の瓢」と「無我の匣」は息子に受け継がれたものの、開封方法は不明なままであった。そして今度は、息子である林水が死体となって発見される。


 「からくり細工の箱」という、いかにもなパズルが焦点となり、最後まで気になって読むことが出来ました。開け方は意外でしたが、どうやって作ったのか気になるところです…と言うのは野暮でしょうか。事件との関わりも薄く、無理に事件と絡めた感はあります。

封印再度 (講談社文庫)/講談社

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2013-11-23 10:25:57

『アルジャーノンに花束を』 (ダニエル・キイス文庫)

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 『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス 小尾芙佐/訳)

―あらすじ―
 元々は幼児並みの知能だったが、手術により天才的な頭脳を手に入れたチャーリイ。同じく天才となった白ネズミのアルジャーノンを観察するうちに、彼はあることに気付く…


 これはもう名作としか現しようがないでしょう。始めの方こそ読みにくさを感じてしまいますが、読むうちに、それが見事な構成だと判明します。そして中盤以降の怒涛の展開。孤高にして孤独、崇高にして薄幸なる男の物語です。結果として知能は元に戻ってしまいますが、決してゼロに戻ったのではないと思わせてくれる、切なくもどこか温かい作品でした。

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)/早川書房

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2013-11-20 18:09:27

『蜘蛛の糸・杜子春』(再読)

テーマ:再読
 『蜘蛛の糸・杜子春』(芥川龍之介)

―あらすじ―
 地獄に落ちた男に救いの手が差し伸べられる「蜘蛛の糸」、栄華を望んだ男が最後に求めたものとは―「杜子春」など、珠玉の作品ばかりを集めた短編集。


 数年ぶりに再読しましたが、こんなに面白かったのかと認識を改めました。「蜜柑」や「アグニの神」など、以前はただ何となく読んでいた作品が新鮮に感じられ、どの作品も楽しんで読むことが出来ました。好きな作品は、人間の愚かさを書いた「魔術」。

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)/新潮社

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2013-11-16 21:33:56

『詩的私的ジャック』

テーマ:
 『詩的私的ジャック』(森博嗣)

―あらすじ―
 大学のキャンパス内にて死体が発見された。密室殺人であり、死体には謎の傷が残されていた。ロック歌手・結城稔の歌詞と状況が似ていたことから、結城が捜査線上に上がってくるが…シリーズ第4弾。


 理系色が薄まった(犯人が人間くさくなった)印象を受けた作品でした。ただその分、とっさにここまで計算できるものか…と多少興ざめしてしまったのも確かです。トリックの衝撃度も『冷たい密室と博士たち』に比べると弱いかなあとも。が、犀川と西之園の間柄に変化があったのは微笑ましいものでした。このあたりはQEDシリーズとは違って嬉しい進展です。

詩的私的ジャック (講談社文庫)/講談社

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2013-11-13 19:03:17

『時計館の殺人』

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 『時計館の殺人』(綾辻行人)

―あらすじ―
 10年前に死亡した少女の亡霊が現れるという「時計館」。その霊を調査するために9人の男女が館に訪れた。16歳の美少年が館主を務めるこの時計館にて、仮面の殺人鬼が彼らを襲う。


 密室や一面の時計、深窓の令嬢、狂気をはらんだ美少年など、どこか暗然として「いかにも」な雰囲気が出ています。伏線やトリックが細かく、やや長い作品であるにも関わらず、サッと読み終えることができました。

時計館の殺人 (講談社文庫)/講談社

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2013-11-09 20:10:00

『インド三国志』

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 『インド三国志』(陳舜臣)

―あらすじ―
 17世紀のインド。全土を手中に収めようとするムガル帝国の第6代皇帝・アウラングゼーブ。イスラム教を絶対とし、異教徒を全て滅ぼそうとする彼の治世は、戦いに明け暮れる生涯でもあった。が、それは結果としてムガル帝国を衰退させることとなる。


 あまり馴染みの無い名前や時代だったため、最初は人物関係を把握するのが大変でしたが、それでも中盤からはサクッと読むことが出来ました。アウラングゼーブもなかなか苛烈にして魅力のある人物でしたが、反乱の中心人物であるシヴァージーも切れ者で読者を惹きつけてくれます。2人とも綺羅、星のごとく時代を駆け抜けていった印象でした。

 最後が尻すぼみになってしまった感はありますが、著者によると、どうやら三国志で言うところの序盤で終わっているらしく、いつかは続きを…とのことです。とは言え初版が1980年代であることを考えると、続きは出ないのかなあと。

インド三国志 (講談社文庫)/講談社

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2013-11-06 15:32:01

『探偵ガリレオ』

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 『探偵ガリレオ』(東野圭吾)

―あらすじ―
 日常の生活の中で起こった、不可解な事件。突然の発火現象や幽体離脱のような現象は、果たして殺人事件と関係があるのか。常識を超えた難題に、天才科学者の湯川が立ち上げる。ガリレオシリーズ第1作。


 マニアックな内容を敢えて使った理系ミステリです。意外なトリックは面白く読ませてもらいましたが、『容疑者Xの献身』はともかく、本書はそんなに人気が出るような内容とは思えず…キャラがそんなに濃いわけでもなく、トリックのシーンは文章ではあまりよく分からない、というのが正直なところです。やはり主役に福山雅治を起用したドラマが素晴らしかったのでしょう。映像ならトリック明かしの実験なども分かりやすいでしょうし。

 そのうちドラマや映画も観てみようかと思います。

探偵ガリレオ (文春文庫)/文藝春秋

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2013-11-02 15:43:17

『草原の風』(中巻)

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 『草原の風』(宮城谷昌光) 中巻

―あらすじ―
 王莽の腐敗政治を正すために立ち上がった劉秀たち。次兄や姉を失いつつも、劉秀は天下統一への道を昇り始める…光武帝の若き日々の物語が描かれる。


 上巻同様、やはり2日で読みきってしまいました。登場人物が増えてきて人間関係が複雑になってきましたが、そういった煩雑さを差し引いても、とにかく劉秀の魅力がブレないので作品としての面白さが損なわれません。戦闘が中心でスピード感があったことも事実ですが、劉秀の清々しさ、頭の回転の速さに唸らされました。先日『新史 太閤記』を読みましたが、豊臣秀吉ともまた違った人間味を感じました(ただ、人間としての魅力は秀吉の方が上か?)。

草原の風(上) (中公文庫)/中央公論新社

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