2013-07-29 19:24:26

『声の網』

テーマ:
 『声の網』(星新一)

―あらすじ―
 メロン・マンションの1階にある民芸品店に、泥棒の予告電話がかかってきた。イタズラかと悩む店主だったが、実際に泥棒が現れ、さらに直後には呼んでもいないパトカーが。要領をえない事件であったが、この奇妙な事件は続いていく…


 12の短編からなる連作小説ですが、ミステリー仕立てになっており、短いこともあって一気に読み終えてしまいました。1970年に発表された作品とは思えない、実に現代(21世紀)を先取りした作品です。逆に1970年の発表当時では絵空事すぎて受け入れてもらえなかったのではないでしょうか。最後の章の内容ともあわせて、まさにユビキタス。

声の網 (角川文庫)/角川書店

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2013-07-27 18:46:24

『QED 六歌仙の暗号』(再読)

テーマ:再読
 『QED 六歌仙の暗号』(高田崇史)

―あらすじ―
 シリーズ第2弾。七福神の研究をしていた青年が、「きのどくに…」というメッセージを残して殺害された。それ以来タブー視されていた七福神の研究だが、殺された青年の妹・貴子が兄の意思を継ごうとしたことから、新たなる事件が起こる。七福神と六歌仙の共通点とは。


 六歌仙にも七福神にもあまり詳しくありませんが、それでも作中で語られる説明が面白く、グイグイ引き込まれていきます。「なぜ七福神には女性が1人なのか」、「同一視される福禄寿と寿老人が別個に考えられている理由」など、細かな疑問点も逐一解き明かされていきます。タタルが苦戦する姿も新鮮です。

 殺人事件と謎はあまり絡みません。

 QED 六歌仙の暗号 (講談社文庫)/講談社

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2013-07-25 17:22:36

『若様組まいる』

テーマ:
 『若様組まいる』(畠中恵)

―あらすじ―
 江戸から明治へと移り変わる日本。元幕臣の長瀬たちは、今後の身の振り方を考えて警察学校に入学。が、ピストル強盗事件が発生し…『アイスクリン強し』続編にして前日譚。


 『アイスクリン強し』よりかは面白く感じましたが、やや分厚くて読み終えるまでが大変でした。特に序盤は人物関係が分かりにくく、なかなかページが進みませんでした。が、中盤からは徐々に面白くなり、最後のピストル強盗との戦い、そしてラストシーンはいい終わり方でした。

若様組まいる (講談社文庫)/講談社

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2013-07-23 15:10:31

『「お通し」はなぜ必ず出るのか』

テーマ:新書
 『「お通し」はなぜ必ず出るのか』(子安大輔)

―あらすじ―
 飲食業界から学ぶ、ビジネスのあり方。成功する店、失敗する店、人気店と不人気店の境は何なのか。利用者、経営者両方の視点から見る、飲食店のあれこれ。


 タイトルの謎はあまり明かされていないため、表題に難アリではありますが、中身は実に面白い内容でした。あらすじにも書きましたが、利用者と営業者の視点から現状をバッサリと切っています。いい店と悪い店のポイントや、経営の際に陥る失敗点など、具体的で分かりやすい部分が大きいのが嬉しいですね。

「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ (新潮新書)/新潮社

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2013-07-21 15:54:33

『ピグマリオン』

テーマ:映像
 『ピグマリオン』

―あらすじ―
 街角で花を売るイライザは、言語学者であるヒギンズ教授と出会い、喋り方を矯正してほしいと相談する。ヒギンズからの「イライザを貴婦人にしてみせる」との話に、半信半疑ながらも興味を示すイライザ。果たしてその実験の結果と、最後に彼女が掴んだものとは。


 タイトルを見て適当に借りたため、始まって数分で「あれ?これ『マイ・フェア・レディ』か?」と驚いてしまいました。調べてみるとどうやら『マイ・フェア・レディ』の原作のようです。

 実にお洒落な映画でした。中盤ではイライザの言動にハラハラしながらも、最後は実に綺麗にまとまっていました。終わり方はやや唐突にも感じてしまいますが、余韻が残るラストにもなっています。大人の映画ですね。

ピグマリオン [DVD] FRT-045/ウィルフリッド・ローソン,レスリー・ハワード,メアリー・ローア

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2013-07-18 15:44:53

『呉越春秋 湖底の城』 1巻

テーマ:
 『呉越春秋 湖底の城』(宮城谷昌光) 1巻

―あらすじ―
 春秋時代の中国。楚に生まれた伍子胥は、呉との戦いに備え、呉との国境近くの邑・棠を治める兄・伍尚の元へ向かう。後に楚への復讐者となった伍子胥の、若き姿を描く。


 本屋で発見したときは、宮城谷春秋戦国作品と言うことで、「また重い本が来たな」と身構えてしまいましたが、300ページ程度と薄い本だったので思い切って買ってみることにしました。

 何と面白いことか!

 宮城谷作品がこんなに軽やかな作品だったとは。高校生のときに読んだ『孟嘗君』(全5巻)はかなり重厚に感じましたが、そのイメージを吹き飛ばすような爽やかな作品です。今なら『孟嘗君』も労せずに読むことができるのでしょうか。

呉越春秋 湖底の城 一 (講談社文庫)/講談社

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2013-07-15 20:29:59

『QED 竹取伝説』(再々読)

テーマ:再読
 『QED 竹取伝説』(高田崇史)

―あらすじ―
 「鷹群(たかむら)山の笹姫(ささひめ)様は…滑って転んで裏庭の、竹の林で右目を突いて、橋のたもとに捨てられた」――。不吉な手毬唄が伝わる奥多摩の織部村。その村で、唄をなぞったかのような殺人事件が発生。桑原崇は事件の解明と、「竹取物語」に隠された真実に迫る。シリーズ第6弾。


 今回のテーマは「竹取物語」とかぐや姫、更には七夕伝説までもが取り上げられます。「竹取物語」の登場人物にはモデルがいた、という祟の言葉から始まり、かぐや姫を始めとする登場人物の正体が明らかになっていきました。そして七夕伝説との繋がりや、鉄文化との繋がりが語られます。分厚いながらも、夢中で読んでしまう面白さを持っていました。表紙が怖いですが。

QED 竹取伝説 (講談社文庫)/講談社

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2013-07-12 20:06:42

『パラダイス・ロスト』

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 『パラダイス・ロスト』(柳広司)

―あらすじ―
 シリーズ第3弾。結城中佐の過去を調べようとする記者が現れた。結城中佐の過去に隠された事実とは。


 第3弾と言えど変わらない面白さです。前2作に比べると全体的にミステリ色が強い話が多く、ややブラックな終わり方が多いのも特徴でしょうか。重苦しい話にも関わらず、すいすい読めてしまうのもいいですね。

パラダイス・ロスト (角川文庫)/角川書店

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2013-07-09 20:14:31

『史記 武帝紀』〈二〉

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 『史記 武帝紀』(北方謙三) 〈二〉

―あらすじ―
 匈奴を退け河南を奪還した衛青は、甥の霍去病とともに戦いを続けていた。文官として旅をする司馬遷は、民のあり方を自問する。一方、匈奴にも新たな才能の持ち主が現れ始めていた。


 司馬遷のキャラクターはなかなか面白く、これからの活躍を期待させてくれました。ただ、匈奴側の頭屠はいかにも楊令伝の岳飛そのままであり、マンネリ化したかなあとも感じてしまいます。先の展開が読めてしまわないこともない。


史記 武帝紀 2 (ハルキ文庫 き 3-17 時代小説文庫)/角川春樹事務所

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2013-07-04 11:17:08

『史記 武帝紀』〈一〉

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 『史記 武帝紀』(北方謙三) 〈一〉

―あらすじ―
 前漢時代の中国。皇帝となった劉徹(武帝)は、北方の遊牧民族である匈奴との戦いを決意する。外戚である衛青に軍人としての才を見出した劉徹は、北部への侵略戦を開始した。


 ついに刊行され始めました。元々の「史記」は武帝の時代に限らず、様々な時代の英雄の逸話を書いた歴史書ですが、北方版では武帝を中心とした物語が展開されるようです。

 個人的に「史記」や武帝についてはあまり詳しくないせいか、著者の他の歴史小説ほど、のめり込むことは出来ませんでした。が、他の作品に比べると文官が活躍する比率が高く、また、1巻時点では「史記」の著者である司馬遷もまだ出てきていないので、先の展開が楽しみではあります。

史記 武帝紀 1 (ハルキ文庫 き 3-16 時代小説文庫)/角川春樹事務所

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