2011-05-30 14:34:41

『落日の王子 蘇我入鹿』(上下巻)

テーマ:
 『落日の王子 蘇我入鹿』(黒岩重吾)

―あらすじ―
 飛鳥の都に専横を振るった蘇我氏の絶頂期を描いた男・蘇我入鹿。その権力ゆえに大化の改新で殺害されることとなるが、彼は何を求め生き抜いたのか。


 入鹿を主人公とし、大化の改新までを描いています。いわゆる「正義側」とされる鎌足や中大兄皇子の思惑との関係、父である蝦夷との意見の相違、山背大兄王との確執といったドラマに夢中になってしまいます。敢えて専横を振るう政治観、皇極天皇との恋慕など、入鹿の人間くささが感じられる作品です。

落日の王子―蘇我入鹿 (上) (文春文庫 (182‐19))/文藝春秋

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落日の王子―蘇我入鹿 (下) (文春文庫 (182‐20))/文藝春秋

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2011-05-28 14:19:29

『「見えざる手」が経済を動かす』

テーマ:新書
 『「見えざる手」が経済を動かす』(池上彰)を読みました。

―あらすじ―
 池上彰による経済学入門書。


 非常に分かりやすく、高校生の政治経済の授業に使ってもいいのでは、と感じました。堅苦しい教科書を何度も読むよりは、この1冊を扱ったほうが先生としても面白く授業が出来るでしょう。『これが「週刊こどもニュース」だ』あたりとセットで高校生にオススメしたい良書です。ただ、大人にとっては物足りないと感じてしまうことも確かです。経済学初心者向けといったところですね。

「見えざる手」が経済を動かす (ちくまプリマー新書)/筑摩書房

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2011-05-25 12:44:48

『名君の碑 保科正之の生涯』

テーマ:
 『名君の碑 保科正之の生涯』(中村彰彦)

―あらすじ―
 三代将軍徳川家光の異母兄弟として誕生した幸松。信州高遠の保科家を継いだ彼は、やがて家光に引き立てられ、将軍家への忠誠を誓う。「足るを知る」を座右の銘とし、その政の根底には常に将軍家と民衆への思いがあった。


  歴史ギャグ漫画『風雲児たち』から興味を持った人物の1人です。とは言え、漫画のいち登場人物としてしか知らなかったため、今回の作品で生い立ちや業績を改めて知ることとなりました。名誉欲を持たず、自分の信念(彼の場合は徳川家への忠心)に真っ直ぐに行動する面は、前野良沢とも通ずる部分を感じました。

 また、彼の生い立ちと絡めて、「なぜ彼は民衆の立場に立って行動できたのか」という、当時としてはやや異端な考え方への著者なりの回答が示されているところも一読に値します。

名君の碑―保科正之の生涯 (文春文庫)/文藝春秋

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2011-05-23 12:38:03

『おばけのおやつ』

テーマ:漫画
 『おばけのおやつ』(押切蓮介)

―あらすじ―
 押切蓮介の短編集。多数の描き下ろしや未発表作品、「ピコピコ少年」2話を含む、全10話。


 「ピコピコ少年」の未収録作品(2話)が載っているということで買ってみました。目的としていた2話は面白かったのですが、他に面白かったのは「東京トワイライトゾーン」くらいですね。「ギガナイフ」などはあまりにシュールなので、雑誌(ヤングマガジン)掲載時に人気が取れたのだろうか気になってしまうレベルです。

おばけのおやつ/太田出版

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2011-05-19 12:19:02

『冬の鷹』(再読)

テーマ:再読
 『冬の鷹』(吉村昭)

―あらすじ―
 江戸時代の日本において、オランダの医学書であるターヘル・アナトミアを翻訳し、解体新書を発行した人々がいた。その一人、前野良沢。彼は如何に人生を送ったか。


 歴史ギャグ漫画・『風雲児たち』を読んで以来、非常に興味を持っていた人物です。医学の発展のためにと、解体新書の発行にこぎつけた杉田玄白。一方、翻訳の中心人物でありながらも、あくまで完璧なオランダ語訳にこだわり、解体新書の発行を拒んだ前野良沢。互いに光と影のような人生を送りながらも、それでも前野良沢の姿に共感せずにはいられません。ある種、男としての理想像のようにすら感じられます。こういう人間になりたい。

冬の鷹 (新潮文庫)/新潮社

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2011-05-16 14:38:11

『ヴァルプルギスの後悔』〈Fire1.〉

テーマ:
 『ヴァルプルギスの後悔』〈Fire1.〉(上遠野浩平)

―あらすじ―
 炎の魔女という二つ名で知られる少女・霧間凪。幼くして出会った探偵の影響を受け、彼女は「正義の味方」たらんとしていた。彼女が統和機構に近づくとき、魔女戦争が幕を開ける!


 『ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド』に続き、本作品まで105円でゲットできました。『ビートのディシプリン』のラストから続く、霧間凪を主人公とした外伝です。が、1巻ということもあり、まだまだ話の全体像が分かりません。進んでいるのか回想しているのかもよく分からないストーリーが延々と続くのが…まどろっこしいと感じてしまうのも事実です。

ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉 (電撃文庫)/アスキーメディアワークス

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2011-05-10 14:20:10

『憑神』

テーマ:
 『憑神』(浅田次郎)

―あらすじ―
 幕末の江戸。別所彦四郎は、由緒ある家柄と才の持ち主ながらも、不遇を囲っていた。そんなある日、とある稲荷神社に神頼みをするが、祈る稲荷を間違えたことから、彦四郎は貧乏神に憑かれてしまう。


 主人公が明るく、どんなときにも誇りを失わない性格が非常に爽やかさ作品です。ラストはやや性急な感もありましたが、人間としてのあり方を説教くさくなく描いている部分も、読後感をより良いものにしてくれました。娯楽小説としての良作ですね。

憑神 (新潮文庫)/浅田 次郎

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2011-05-05 13:46:35

『ピコピコ少年』

テーマ:漫画
 『ピコピコ少年』(押切蓮介)

―あらすじ―
 ゲームとともに大人になった作者が描く、子供時代のゲームの思い出たち。「初恋少年」、「駄菓子屋少年」、「センチメンタルハート少年」…などなど、切なくも懐かしい話が満載の1冊。


 ゲーム好きには是非ともオススメしたい漫画です。漫画で描かれているゲームが分からずとも、作者のゲームに対する情熱は感じ取れるハズ(私自身、漫画内で出てくるゲームは1つもやったことがありません)。特に、第1話の「初恋少年」は非常に切ない話です。実話を元にしている分、下手なダウナー系漫画よりも心に残ります。主人公(作者)の劣等感には共感せざるを得ない。やや雑に描かれている少年たちに比べ、ゲームや女の子が非常に丁寧に描かれているあたり、作者の気持ちの表れを感じずにいられません。

 社会との接点がゲームでしかないあたり、『ルサンチマン』(花沢健吾)とも近しい部分が感じられますね。

 ちなみに増刊ヤングガンガンビッグでは、『ピコピコ少年』の設定を少し変えた『ハイスコアガール』が連載されており、こちらもとても面白く、まだ第4話ではありますが、単行本化が望まれます。

ピコピコ少年/太田出版

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2011-05-02 11:54:40

『ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド』

テーマ:
 『ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド』(上遠野浩平)

―あらすじ―
 好奇心から、復讐心から、囮として、ただの成り行きで。それぞれの思惑からブギーポップを追い求める者たち。ピラミッドは何故作られたのか。中二階(メザニーン)とは何かのか。


 このシリーズに関しては、「古本屋で105円の時のみ買う」という制約を付けているため、発売から数年振りにしてやっと読むことができました。ストーリー的には特に進展もなく。シリーズとしての終着点がどこになるか未だに分かりませんが、果たしてこの作品は必要なのかどうかと。

沈黙ピラミッド―ブギーポップ・クエスチョン (電撃文庫)/メディアワークス

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