先日、たまたま通りすがりに
山間の村の小さな郵便局に寄ったときのこと。
お昼時間だったからか、
受付は20代の女性ひとりしかいなくて
わたしの前に、おばあちゃんが
何か郵送しようとしていました。
そのおねえさんが、とてもにこにこ
感じの良いひとで。
「980円です」と、
大きな声で値段を伝えるのだけど
耳の遠いおばあちゃんは
「1110円ね?」と。
3回くらい同じやり取りをしたあとに
「きゅうひゃく、はちじゅうえんです」
と大きく丁寧に言い換えたのに
「はいはい、1110円ね」
と、1110円を出すおばあちゃん
コントみたいなやり取りが微笑ましくて
後ろに人が並んでいることで
慌てさせたらいけないなと隠れていたら、
おねえさん、一生懸命説明をして
時間をかけておつりを返していました。
そのあとおねえさんが大きな声で
「○○さん、これ、かわいい切手貼らせてもらってもいーい?」と。
おばあちゃんが嬉しそうに
「まあ、ほんと?これ孫に送るからね。そうしてもらえる?」
「はーい」
そのおねえさんのにこにこの対応に感動して
この小さな村の郵便局に、
この女性が勤めていることが
嬉しくなってしまいました。
こういうのが"仕事"だと思います。
相手の立場に立って、
そのひとのニーズに応えるということ。
わたしが仕事が好きな理由って、
こういうことがしたいからだと思います。
"仕事"は、お金を稼ぐこと。
お金は、ひとを喜ばせて頂くもの。
例えば直接ひとと関わらない仕事でも、
その仕事の先には、必ずひとがいて
誰かの役に立っています。
その先で、誰かが喜んでる。
そしてお金をもらったり、
そのお金を払ったりして回していく。
喜びの循環だなぁと思うのです。
そういうことをイメージ出来たら、
仕事がますます楽しくなるんじゃないかと思うし
"お金を稼ぐ"って素敵なことだと
素直に思えるんじゃないかな。
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