先日、友人に誘っていただき、オープンしたばかりのGINZA SIXの観世能楽堂に能を観に行ってきました。
能は中学生以来だったので、わかるかなと不安でしたが、思った以上に大変楽しめました。特に狂言が面白くて、大いに笑いました。昔の日本人の感性は誰も傷つけずに平和に笑えて素晴らしいと思いました。
メインの『道成寺』という能は、舞台上に物語のキーとなる大きな鐘を吊るすところから始まるんです。しかもさっきまで狂言で笑いを誘っていた役者さんが黒子として出てきます。重そうな鐘を数人がかりで運んできて、穴に縄を通し、長い棒で天井の金具(この金具はそもそも道成寺を演じるためだけにある能楽堂唯一の舞台装置だそうです)に引っ掛ける技術に目を奪われてしまいました。
普通の演劇だったら、休憩の間、緞帳が閉まっているときにセットが変わりますよね。そうしないと、現実に引き戻されてしまうような気がしますが、セットすることすら見せてしまう余裕のような日本古来文化の優雅さを感じました。とにかくのんびり。