じゃーん♪（って程のものでもないが）
トスティ歌曲集の中声用を探してYAMAHAに問い合わせておきながら、せっかくだからついでだからとふと魔が刺して（？）、特に欲しかった訳でもないのに確認してしまった。シューベルト歌曲集の中声用の存在を。
結果として、トスっちの歌曲集は発刊自体されていなかったので無念。
代わりに（＜何の?!）、シューさんは全音が出している歌曲集１・２が、何故か中声用だけ揃って出ているらしく。ちなみに高声用は１巻のみとか＜ナゾ過ぎる
本来なら高声用（原調版）を３巻揃えて持っている教芸出版が中低共揃えて出してるのでそっちを買うべきなんだろうけど、何せお高い。３巻そろえた暁には、っていうか揃える余裕がないので、全音は１巻1,700円とお手頃だということで買ってみた。というか、食い付いた。
実はYAMAHA心斎橋店には楽器搬入用の完全バックヤードにしかEVがなく、なのでオレは２階の楽譜売り場に行けない（以前、店員さんが乗っけてくれたけど、乗るまでがそれこそ倉庫の中の裏口通るので、はっきり言って無理）。なので宅急便で送ってもらった。
昨日の昼に問い合わせて、今日の夜届いたよ♪ まぁ地元やからね。
で早速弾こう！ と思って開いたら……
何故に１巻１曲目が魔王やねんっ?! グレートヒェンやろうがっ!! 糸車カラカラやろうがっ!!
ぃやー、ビックリして本気でツッコミ入れたがな
だって大概何処のシューベルト歌曲集も、１曲目は栄えあるグレートヒェンでしょ。シューさん初の歌曲作品でしょ。
んでまたこのキーが。
（org = d:）
・・・・・・イカツイ
コレでは凄みのあるオバハンになってしまう
他にも流石にこれは・・・・・・と思うようなキーが。
（org = As:）
せっかく軽快な歌なのに、なんだかなぁ……落ち着いてしまって軽やかさがなくなってしまうなコレ。
（org = G:）
オレはいつも F-dur にして歌って結構落ち着きつつ可愛さ残してるんだけど、ここまで下げてしまうと薔薇って言うより牡丹だな。
同じ＃系にしたかったんだか知らないけど・・・あれ？ 「わらべは見～た～り～」じゃないのね。
（org = C:）
か、かわいくねぇぇぇぇぇっ
ってまぁナイチンゲールを直接歌ってるわけじゃないんだけどね、この曲。
幸いにして、オレの十八番のこの曲は、移調が短２度なので高さ的にほとんど変わらず、♭→＃ながらイメージも大して崩れず。ま、コレは移調で歌う事マズないけどね。
（org = As:）
改めて、原調の原調たるを知った移調版であった。
だって初めて買ったんだもん、曲集の移調版なんて。今回どうしても、何故だか、トスっちの「Aprile」だけが原調で歌えなくて。何でそれだけなんだかワケが解らんのだが。最高音が同じ G5 の曲は他にもやるの。なのに何故にWhy??
慣れてる曲なのに、だから余計にナゾは深まるばかり。でちょっと逃げに走ろうとした訳。スマンな、トスっち。
それにしても何故に日本の出版社の楽譜って、無理矢理日本語の歌詞付けたがるかね。オレそこが一番嫌なの。どんなに印刷や製本がキレイでも、懐に余裕さえあれば絶対アチラ（ペーターとかベーレンとか）の楽譜のほう買っちゃうなぁ。複数社から出版されてたら、手に入る分全部揃えたりしたこともあったし。あっちのってミスプリ多かったり印刷雑かったりするけどね。やたら高かったりもするけどね（まぁそれは発行数の少ない声楽の楽譜だからかも知らんけど）。それでもなんか妙な安心感というか、何かが付加価値としてあったりするんだよなぁ。なんだろねぇ。変に手を加えてない所かな。
ロシア歌曲の楽譜なんて、旧字体（？）のままで歌詞書いてあったりして、たまに読めなかったりするもんねｗ
でも寧ろそういうのが欲しかったりする。好きなの、そういうの。
「楽譜は財産」っていうけど、曲集としての『冊子』じゃなくて、その中に載っている『譜』そのものが財産だもんな。装丁じゃなくって、中身なの。
もっと掘り下げれば、作品そのものの中身なの。
せっかく２巻も買ったのに、見事に全曲歌った事無い作品ばっかでしたとさ。
いずれ頑張るか＜まずは原調で
G-clef 
きりんの寝言==========================================♪===