この篤信家(とくしん か)である、
[有名ばあさん]は、
先代、つまり、わたしの父に、
和歌を寄せてきました。
老いの身は いつはてるかは 知らねども
南無阿弥陀佛に つつまれて
行くさきうれし 弥陀のみ許(もと)に
という歌です。
浄土宗信徒の[ありよう]が、
見事に歌われていると思います。
その昔。
浄土宗の第二祖、
九州の聖光(しょうこう)上人の下に、
三祖良忠(りょうちゅう)上人が、
お会いになります。
第二祖は、
『授手印(じゅしゅいん)』という書物を、
三祖さまに与えます。
三祖さまは、
それに応え、
『領解抄(りょうげ しょう)』を書き、
二祖さまに、お渡しになります。
それで、二祖さまは、
OKを出し、三祖さまの地位が、
認められました。
わたし共の先代も、
同じような喜びがあったでしょう。
やがて、等身大の自然石に、
歌碑となって、本堂の前に、
据(す)えられました。