【生LIVE配信者のためのざっくり利用規約】
・台本タイトル、作者名を明言すること。
・自作発言ダメ絶対。
・過度な改変はせず、台本を大事にすること。
・あとでいいので【利用規約】をきちんと確認してください。


魔法使い:性別不明
・名前:アイギス

弟子:性別不明
・名前:ルクス

光の精霊:性別不明
・名前:シルクティア・ル・クトゥリ(以下略)
・通称:シルク

闇の精霊:性別不明
・名前:シルクティア・ロ・クトゥリ(以下略)
・通称:ティア


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弟子        「おはようございまーす。朝ご飯出来てますよー」

魔法使い    「うむ……」

光の精霊    「わーいわーい。朝ご飯ー」

闇の精霊    「朝ご飯……です……」

弟子        「え? シルクとティアも食べるんですか!?」

光の精霊    「食べます!」

闇の精霊    「食べたい……」

弟子        「えええ!? ど、どうやって」

魔法使い    「……ふむ……食べたいか……」

光の精霊    「食べ、ます!」

闇の精霊    「お願い……」

魔法使い    「ルクス」

弟子        「わ、わかりました。おふたりの分も作ります。作りますけど、同じものでいいんですか?」

魔法使い    「同じものだ。他に何がある」

弟子        「精霊だから、何か特別なものがあるのかなぁとか」

光の精霊    「同じもの、食べたい!」

闇の精霊    「同じもの……食べます……」

弟子        「そうなんですね。わかりました、おふたりの分もちゃちゃっと作っちゃいますので、少々お待ちください!」

            ※

弟子        「お待たせしました。それでは」

魔法使い    「いただきます」

弟子        「いただきます」

精霊        『いただきます』

弟子        「シルクとティアは、人型になれば人と同じ感じになるんですか?」

光の精霊    「同じ感じに、出来る」

闇の精霊    「そんな感じ」

弟子        「もちろん全く同じというわけじゃないのはわかるんですけど」

光の精霊    「ルクス、美味しい」

弟子        「ありがとうございます。でもそれだと、僕が美味しいみたいなんでやめてください」

闇の精霊    「美味しい……ルクス……」

弟子        「うん、受ける印象、全く変わりませんね」

光の精霊    「ルクスの料理、美味しい」

弟子        「そうそう、最初からそう言ってくださいね」

闇の精霊    「美味しい……ルクス……の、料理」

弟子        「今のちょっと危うかったですけど、ありがとうございます」

光の精霊    「ルクスは、精霊じゃない」

弟子        「僕は人間ですよ。どうしたんですか?」

闇の精霊    「精霊じゃないのに……アイギスと契約してる……」

弟子        「わ。そんなことまでわかるんですか」

魔法使い    「精霊はお前より上位の存在だからな」

弟子        「うわあ。僕は今までよりもっと下っ端になったってことですか」

魔法使い    「そうなるな」

光の精霊    「ルクスは、アイギスの、何?」

闇の精霊    「アイギスは……ルクスの……何……?」

弟子        「僕はアイギスの弟子です」

魔法使い    「これは私の小間使いだ」

光の精霊    「……わからない」

闇の精霊    「よく……わからない……」

弟子        「えっとですね、僕は三年くらい前にここに来ました。その時の話がこうです……」

            ※

弟子        「お願いします。弟子にしてください」

魔法使い    「断る」

弟子        「あなたに断られたら、僕もう行くところがないんです」

魔法使い    「知らん」

弟子        「お願いします。弟子にしてください!」

魔法使い    「断る」

弟子        「どうか、この手紙を読んでください。これを見ればきっと置いてくれるはずだと……」

魔法使い    「手紙……?」

弟子        「は、はいっ」

魔法使い    「面倒だ。読み上げろ」

弟子        「で、では、失礼して……」

「前略。
この子をお前の弟子として立派に育てておくれ。
後略。
大魔法使い サラン」

魔法使い    「なってない。説明がない。唐突すぎる。後略ってなんだ。大魔法使いとか自分で書くな。この短い手紙につっこみどころが多い」

弟子        「どうか、僕を弟子にしてください!」

魔法使い    「お前も馬鹿の一つ覚えだな……」

弟子        「お願いします……!」

魔法使い    「……サランか……。お前、サランの何だ」

弟子        「子どもです。拾い子ですが。森に捨てられていた僕を、拾って育ててくれたのがサランでした」

魔法使い    「あいつが子育てをな……。なぜサランの弟子にならなかった」

弟子        「子どもとして育てたからには、弟子にはできないと」

魔法使い    「変なところで真面目な……」

弟子        「でも僕は、魔法使いになりたい。僕もサランのような大魔法使いになりたいんです!」

魔法使い    「サランは確かに偉大な魔法使いだとは思うがな……問題のある魔法使いだぞ」

弟子        「そんなことはありません。確かにちょっと破天荒なところはありますが……」

魔法使い    「ちょっと、か……そうか……」

弟子        「お願いします! 僕を、あなたの弟子にしてください! お願いします!」

魔法使い    「……料理は出来るか」

弟子        「え?」

魔法使い    「料理は出来るか、と聞いている」

弟子        「で、出来ます。掃除でも洗濯でも何でもします!」

魔法使い    「……もしやお前……」

弟子        「さ、サランが苦手としたことは、だいたい出来ます」

魔法使い    「やはりか……」

弟子        「あ、あの……!」

魔法使い    「いいだろう」

弟子        「……! それじゃあ!」

魔法使い    「弟子ではない。小間使いとして置いてやってもいい」

弟子        「弟子にしてください!」

魔法使い    「小間使いとしてなら、置いてやる」

弟子        「こ、小間使い兼、弟子!」

魔法使い    「小間使い」

弟子        「く……っ。こ、小間使い(兼弟子)として、置いてください」

魔法使い    「……。いいだろう」

弟子        「ありがとうございます!」

魔法使い    「では、さっさと飯を作れ。お前の相手をして腹が減った」

弟子        「はい!」

                ※

弟子        「というわけで、弟子になりました」

魔法使い    「小間使いだ」

光の精霊    「サラン。大魔法使い、サラン」

闇の精霊    「サラン……いいな、サラン……」

魔法使い    「……はあ……精霊はサランが好きだな」

弟子        「え? サランは精霊といっさい契約をしていませんでしたが」

魔法使い    「あいつはな、精霊に好かれすぎて契約出来ないんだ」

弟子        「へ?」

魔法使い    「大魔法使いと呼ばれる由縁のひとつだ……」

光の精霊    「誰もサランと契約しない」

闇の精霊    「みんなで約束した……」

弟子        「そ、そんなことあるんですね」

魔法使い    「あの問題児のどこがいいのか……」

弟子        「問題児って、師匠よりサランの方が年上でしょう?」

魔法使い    「師匠と呼ぶな。確かにサランの方が年上だがな、年齢など関係あるか。あれは問題児だ」

弟子        「確かにちょっと破天荒なところはありますが……」

光の精霊    「おかわり!」

闇の精霊    「ごはん……おかわり……」

弟子        「ああ、はいはい。もうこの話は終わりなんですね」

光の精霊    「ごはんー」

闇の精霊    「おかわり……」

光の精霊    「ごはん食べないと、サラン食べたくなる」

闇の精霊    「サラン食べない……ごはん食べる……」

弟子        「精気の話ですよね。サラン食べないでくださいね」

光の精霊    「おーかーわーりー」

弟子        「はいはいはいはい。ちょっと待ってくださいね!」

闇の精霊    「アイギスも……美味しい……」

光の精霊    「ねー」

魔法使い    「ふわぁ……飯を食ったら眠くなった……」

弟子        「もう。まだ朝ご飯ですからね!?」