夫がうつになった頃から

私の体も異変があった

 

不正出血・・・

 

でも・・・病院に行く暇も

お金も無かった

もちろんそれは半分言い訳

病院に行くことができない

幼少期からのトラウマもあり

 

ずるずるずるずると・・・

 

夫が退院したころ

貧血数値が極端に悪くなり

HB4.9で輸血って言われ・・・

不正出血もひどく

原因はわかってます

”子宮筋腫”です

 

私の場合多発性子宮筋腫

一度12年前に核出術で

筋腫だけ取り除いた

その時再発はあると言われてた

 

症状からして・・・

再発してるのはわかっていた

 

市販の鉄剤でごまかしながら

一年

 

それも限界になり

家の2階にも上がる体力もなくなり・・・

 

子ども達の受験の時期と

どんぴしゃ

 

でも子ども達の

 

「お母さんが受験するわけじゃないやん♪」

の一言で

病院に行く決心をつけた

 

病院は

PTSDのパニック発作が起きる

要因がたくさんあった

 

心療内科の先生に

手紙を書いてもらい

系列の精神科の先生が

付き添ってくれての検査

 

結果

やはり多発性子宮筋腫

12年前は3個

今回は11個・・・

子宮いっぱいに埋め尽くされた筋腫が

素人の目でもわかった

 

筋腫のできてる場所も悪いと言われた

 

手術・・・ですよね

 

子宮を温存したいと希望

 

先生は首を縦に振らない

 

「これだけの個数、できてる場所の悪さ

貧血の数値からして子宮の温存は

はっきり言ってできないです

普通は、年齢的に閉経まで待つ・・・

っという選択肢もあるのですが

貧血の数値が待てない状態に

なってます

温存手術をするとなると出血量も多いです

今のこはくさんには薦められません

開腹手術を3回受けてるので・・・

腹腔鏡も少し厳しいかもしれません」

 

『全摘ですか?』

 

「そうなります」

 

『少し考えていいですか?』

 

「貧血の数値から、緊急を要します。」

 

『いつまでに返事を?』

 

「来週、ご主人と来れますか?」

 

『はい・・・』

 

帰宅後、主人に先生から言われたこと

私の気持ちを話してみた

 

『全摘を薦められた。でも女性の象徴は残したい

取っちゃったらなんかますます

ダメ人間になるような気がする』

 

「一緒に少し考えようか?」

一呼吸置けという夫なりの気使いだった

 

入院しなければいけないので

会社に報告

姉(経理)、弟(社長)に話して

手術の日程内容含む入院日数は

まだ未定だけど

早急にことを薦めないといけない

ということを話した

 

弟は

「入院含めて、1ヶ月ぐらい

休む手続きをするように

兄貴(私の夫)の時もろくに休んでないから

休養と思ってこんな時ぐらい休んで。」

っと言ってくれた

 

弟は以前は私が休むのを

相当嫌がってたけど

夫がことに及んでからは

何かと気にかけてくれるようになった

 

ただ・・・元看護師の姉の一言は強烈だった

 

「子宮?もう使わんのやから

さっさと取ってすっきりすればいいやん

腹腔鏡で取れるなら、さらにラッキーやん

痛くないし」

 

手術という経験をしたこと無いのに

どうしてこの人は簡単に

”痛くない”って言えるんだろう・・・

 

そしてなにより

同じ女性として精神的な面で

痛みを分かち合おうという気持ちは

これっぽっちも無い

 

100歩譲って、私を励ます言葉

だったとして

それを言う前に言わないといけない言葉が

だいぶ削られてるように思えるけど・・・?

 

お願いだから、看護師として

復帰しないで欲しいと

その時ばかりは願った

 

父、弟とはブログを書きながら

少し自分の気持ちが歩み寄れてる

感じがしてるけど・・・

母・姉はまだ一歩も歩み寄れない

誰かの人生が終わるまでに

気持ちの上で、家族に

なれるんだろうか・・・。