近所のお好み焼き店の焼きそばが、ゆがきたて生麺で美味しいというので行ってみた。店主が真剣に作っており、確かに通常のお好み焼き店よりも美味しいのだが、湯がきたて生麺の湯切りが不十分で不完全燃焼。口直しのためにあじくらやへ。
カトラリーはシンプル。
湯切りは2ステップでなされる。最初生麺を茹でた後の湯切り。これは両店とも同じだったのだが、次のステップでこの店では鉄板の上で麺をくるくると廻し、水蒸気を蒸発させて水分を飛ばしている。ここがこの店の優れた所。
水はセルフ。
運ばれてきたミックス焼きそば大。某店と比べ明らかに麺を熱した鉄板に置いた時に出る水蒸気が少ない。
湯がくとき麺に絡みついていたお湯がほとんど無くなっている。
卵は2個。
美味い!ファーストタッチが全然違う。生卵が腰のある太麺に濃厚に絡みつく。湯切りがちゃんとなされることでソースと卵黄がより濃厚に。ソース、卵黄、太麺の三位一体攻撃に撃沈。何度食べても美味しいなあ。
麺をメインで食べていくと具が残るが、これらの具から出る出汁が焼きそばをより美味しくしている。もちろん最後に具も美味しくいただく。
やっぱり群を抜く美味しさ。単に麺を湯がいただけではだめで、そこからの湯切りが大切だったんだと改めて認識。美味しいには理由がある。通うのには理由がある。焼きそばひとつでそれを実感した日だった。
美味しかった。ごちそうさま。