美濃窯業は産総研と共同研究することが多く、地味だが良い技術を多数持っている。

 

その1つに炭化ホウ素に関する技術がある。ダイヤモンドに次ぐ堅さを持つ素材だ。

 

2008年に産総研と共同研究で常圧焼結技術が見いだされる。

産総研TODAY (aist.go.jp)

 

技術自体は非常に画期的なものだ。但し、炭化ホウ素の素材自体の値段がものすごく

高いのであまり普及していないようだが・・・

 

この技術が実用化されたと発表されたのが2016年。超高級スピーカーに使われている。

炭化ホウ素という素材を使うことが必要だったので値段が高くても問題なかったようだ。

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そして最近、イヤホンに使われるとのことでクラウドファンディングされている。

目標額を大きく超えており人気があるようだ。技術が見いだされてから約12年の

歳月が過ぎてここまで来た、ということか。

世界初。ピュアボロン振動板搭載イヤホン MotherAudio製『ME5-BORON』音速を超え、原音に限りなく近い再生を実現。 | GREENFUNDING

 

あと、メカニカルシールの素材としても有望のようで、これは今年の採用を目指している

とのこと。上手くいけば数年後には花開いているかも。

潤滑性、耐久性に優れたメカニカルシール用部材の開発 | 美濃窯業株式会社 | サポインマッチ・ナビ (meti.go.jp)

 

ということでこの会社については10年スパンで気長に期待してます。

普通に株式投資するなら選ぶべきじゃないよな。(苦笑)