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板東 興/著: 『心臓外科医』, 岩波新書 617, 1999.5

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大学などの教育機関の図書館にかかわるシステムで、NACSIS-ILLというものがあります。簡単に言うと『他大学の図書館の蔵書を、その大学へ出向かなくとも、借りたり読んだりできるシステム』です。

○ILLシステムについて
自分の大学の図書館に読みたい本や雑誌、論文がないときには、それを所蔵している図書館を確定し、出向いて資料に当たる必要がありました。これは事前確認や紹介状など非常に手続きが面倒で、交通費もかかります。
これを解決するひとつの方法がILL(Inter Library Loan)とよばれるもので、現物を取り寄せたり(現物貸借)、コピーをもらう(文献複写)というサービスがあります。
原則として所属している(自分の大学の)図書館を通じて申し込みます。手続きは大学によって異なりますが、最近はイントラネットで申し込むことが多いのではないでしょうか。どこの大学が所蔵しているかを調べる必要はありませんが、可能ならばNACSIS-WebCATなどでNII(国立情報学研究所)のILLで取り寄せられる館に所蔵されているかを調べておくとよいでしょう。
ちなみに、どちらのシステムでも「○○大学図書館の本を見たい・借りたい」と希望を出すことは基本的にできません。

○文献複写
本や雑誌の中で、自分の手に入れたいページが明確にわかっている場合は、大量でない限りは文献複写のほうが一般的に安くなりますし、便利です。発注には、雑誌の書誌情報と、記事に関する情報(記事名と筆者)が必要です。論文や雑誌の記事はこれで取り寄せができます。
費用はコピー代(1枚35円程度)と郵送料(実費、だいたい140円~)です。希望すれば速達で送ってもらうこともできます。

○現物貸借
自分の手に入れたい本はわかっているが、どこに目当ての記事があるかわからない場合、どうしても現物を手に入れたい場合に使います。文献複写で対応できる以外は使うべきでありませんし、拒否されることもあります。書誌情報のみで発注できます。
館の方針によりますが、2週間程度貸し出してもらえることもあります。また、取り寄せには書留の郵送料を払わねばなりません。1500円程度かかります。場合によっては条件がつくこと(予算(公費)を持っていないと使えない、とか)があるようです。