赤鬼の都合と、その母親の都合と、祖母の都合


それぞれが

それは、もちろん

自分の都合が優先されると思っている



朝の五時

祖母は、出かける予定があるので、パンとサラダと熱い珈琲で朝食をとっていた



2階で赤鬼が、起きたらしい

おかあさん、だっこしてと泣いている



お母さん、どうやら

爆睡中か、シカト中

お母さんは、遅くまでゲームしていたようだから、起きるの無理だろう



赤鬼は泣き続けながら
2階から下りてきた二人

祖母のすぐ横
1mと離れていない位置に
二人して座るかね!

案の定、赤鬼は祖母の膝に上ろうとする


そして、お母さんから放たれた言葉は

私はまだ寝てたいの
赤鬼はテレビ見てなさいよ!

だっこしてー
泣き続けてます

だっこはしないよ
寝たいんだから!


「珈琲こぼれるよ
珈琲、熱いよ
火傷するよ」と祖母

それでも、お母さんが
赤鬼を抱こうとしないのは
祖母に何とかして欲しいのに
言葉には出せないのだろう

黙々と食事を続ける祖母に
諦めたのか
赤鬼を連れて2階へと上がっていった

なんだ、なんだ
嵐のように去って行ったぞ




どちらかが一方的なのは
良くない

この場合は、
お母さんが赤鬼をぎゅっと
抱きながら、布団のなかで横になるのが一番ではないのか! 
💩ったれの息子の嫁だぞ


息子の嫁にも言い分があるとは思うが、黙っておけ
あんたの言い分なんか
どうにもなりません!


いくら、お願いしてみたからと言って
私は寝たいのというとんでもないやつのことを、聞き入れるはずもない

ほらね、10分もしない内に
泣き止んだではないか
一緒に側に寄り添っていてくれるだけで、赤ちゃんや子供は安心するんだよ

母親が一番なんだよ



几帳面に、まっすぐ並べるんだよ

脱いだ服を散らかしている
母親の子とは思えんね

この子は中学生の男の子になっても、お母さんが大好きになるよ


自分の都合ばかりを

ごり押ししていると

どこかやらから

ヤリがふってくるぞ



一日中、雨が少しずつ降る


雨降って地固まるとは言うけれど

同居で見えてきたものが激しすぎる


ヤツはやっぱり、

↓宇宙人かもしれない↓

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